生成AIによる特許調査の進め方〜ハルシネーションの対策、カスタムGPTの作成、調査品質の向上〜

セミナー趣旨

本講座は、企業の知財部員、特許事務所の弁理士、および調査会社のサーチャーを対象に、進化する生成 AIを特許調査業務へ戦略的に導入する方法を実践的に解説します。先行技術調査、侵害予防調査、更に無効資料調査や IPランドスケープまで、主要な調査タイプごとに、仮想事例を通して生成AIの活用方法を紹介します。これらの活用方 法のうちGoogleスプレッドシートのAI関数は、大量の特許文献を処理する上で極めて有用です。ハルシネーションへ の対策、カスタムGPTの作成法といった基礎も網羅し、知財業務の工数を削減しつつ調査品質を向上させるためのAI活 用ノウハウをご提供します。

セミナープログラム

【講座内容】　
１．生成AIの基礎と特許調査への導入
　　1.1 生成AIの適切な使い方
　　　　（１）知識カットオフ
　　　　（２）トークン
　　　　（３）ハルシネーション
　　1.2 本講座で対象とする生成AI
　　1.3 生成AIの契約プラン
　　　　（１）ChatGPT
　　　　（２）Copilot
　　　　（３）Claude
　　　　（４）Gemini
　　1.4 生成AI利用における主要なリスクと対応策
　　　　（１）入力データの取り扱いと機密情報の保護
　　1.5 プロンプト作成の初歩
　　1.6 カスタムGPTの作り方と使い方
　　1.7 ExcelのCopilot関数
　　1.8 GoogleスプレッドシートのAI関数

２．主要な特許調査への生成AIの応用
　　2.1 国際特許分類の調査
　　2.2 類義語の調査
　　2.3 出願前先行技術調査へのAI活用事例
　　　　（１）出願前先行技術調査の手順
　　　　（２）発明の特許性を否定する先行技術文献を検索する検索式の設計
　　　　（３）特許文献のスクリーニング
　　2.4 侵害予防調査（クリアランス調査）の支援
　　　　（１）侵害予防調査の手順
　　　　（２）日本の事例
　　　　　　・製品仕様と抵触する特許文献を探索する検索式の設計
　　　　　　・特許文献のスクリーニング
　　　　　　・要検討特許と製品仕様を対比したクレームチャート
　　　　（３）米国の事例
　　　　　　・製品仕様と抵触する特許文献を探索する検索式の設計
　　　　　　・特許文献のスクリーニング
　　　　　　・要検討特許と製品仕様を対比したクレームチャート

３．高度な特許調査への生成AIの応用
　　3.1 無効資料調査への応用
　　　　（１）無効資料調査の手順
　　　　（２）対象特許を無効とし得る特許文献を探索する検索式の設計
　　　　（３）対象特許と特許文献を対比したクレームチャート
　　3.2 刊行物等提出書の作成のための無効資料調査（情報提供調査）
　　　　（１）刊行物等提出書の作成
　　3.3 技術動向調査（IPランドスケープ）への活用
　　　　（１）技術動向調査の手順
　　　　（２）分析軸の決定
　　　　（３）各文献に分析項目を付与
　　　　（４）パテントマップの生成

【質疑応答】

セミナー講師

磯野国際特許商標事務所 弁理士　綾木 健一郎氏

セミナー受講料

1名につき 55,000円（消費税込、資料付）
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕 

受講について

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