エントロピー増大の意義や元素の多様性と不均一性といった基礎概念から、鋳造合金、構造材料、機能材料、積層造形に向けた研究開発まで。
受講可能な形式:【Live配信】のみ
日時
2026年1月27日(火) 13:00~16:30
セミナー趣旨
◎生体適合性や触媒特性等の「元素の多様性と不均一性」による特殊効果の発現、HEAの作製過程、各種HEA(生体用・軽量・共晶等)、構造材料や積層造形への応用に向けた研究開発事例。
など、基礎から分かりやすく解説します。
本講演では、まずハイエントロピー合金の基礎概念である「エントロピーを増大させる意味」、「元素の多様性と不均一性」について解説し、ハイエントロピー合金作製の主要なルートである鋳造法に注目した研究開発事例、単相固溶体に限らない研究開発事例を紹介する。
受講対象・レベル
ハイエントロピー合金を全く知らない方でも対応できる内容にしてあります。
習得できる知識
1、ハイエントロピー合金の定義
2、ハイエントロピー合金の主要な合金系
3、ハイエントロピー合金の基礎概念である「エントロピーを増やす意味」と「元素の多様性と不均一性」
4、実用化に向けた研究開発の事例
セミナープログラム
1.1 構成元素の数と組成による定義、エントロピーによる定義
1.2 成分数の「5」や「1.5R」の意味
1.3 ハイエントロピー合金の分類
2.エントロピーを増大させる意味
2.1 ハイエントロピー合金が注目されるに至ったナノ双晶による高強度・高延性の達成
2.2 4つのコア効果
2.3 鋳造合金におけるエントロピーの増大による強度の増加
2.4 元素の多様性と不均一性による特殊効果の発現
3.鋳造合金としての研究・開発
3.1 ハイエントロピースチールとハイエントロピー鋳鉄
3.2 ハイエントロピー黄銅
3.3 生体用ハイエントロピー合金
3.4 軽量ハイエントロピー合金
3.5 共晶ハイエントロピー合金
4.実用化に向けた研究開発事例
4.1 構造材料
4.2 機能材料
4.3 積層造形・AMとの対応
□質疑応答□
セミナー講師
1998年3月大阪大学工学部を卒業、2003年3月大阪大学より博士(工学)を授与、その後大阪大学大学院工学研究科の助手・助教、超高圧電子顕微鏡センターの助教・講師・准教授を経て、2021年4月より兵庫県立大学大学院工学研究科の教授(現職)。
セミナー受講料
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 )
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
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受講料
49,500円(税込)/人
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