AI活用によるQFD/FMEA(DRBFM)/QAネットワーク作成手順 ~顧客要求に応える設計から製造まで一貫した品質管理・品質保証体制構築~

[視聴時間:81分]

AIを活用した製品設計、製造技術設計で、「重大市場トラブル」を未然に防止する。

QFD/FMEA(DRBFM)/QAネットワーク作成への生成AI活用の全体像から、具体的な活用手順、事例まで詳解!

QFD、FMEA(DRBFM)、QAネットワークは、いずれも品質管理・品質保証に関連する手法ですが、それぞれ異なる目的と適用範囲を持ちます。これらの手法を理解し、それぞれを連携することで、設計から製造まで一貫した品質管理、品質保証体制をより強固なものにすることができます。

例えば、自動車の開発において、QFD(品質機能展開)で、「静粛性の高い車」という顧客要求を抽出した場合、FMEAでエンジン音やロードノイズなど、静粛性に影響を与える可能性のある故障モードを特定し、対策を検討します。そして、QAネットワークで、エンジン部品の組み立て工程や、内装部品の取り付け工程など、静粛性に影響を与える工程で、適切な対策が実施されているかを確認します。

このように、QFD、FMEA(DRBFM)、QAネットワークを連携させることで、設計から製造まで一貫した品質管理・品質保証体制を敷くことが可能となります。しかし、これを手作業で行うと膨大な時間と労力を必要とするため、生成AIの力を借りて、簡単に設計作業を行うことが可能になります。

本講座では、顧客要求に応える設計から製造まで一貫した品質管理・品質保証体制を構築することを目的として、AI活用によるQFD/FMEA(DRBFM)/QAネットワーク作成手順について詳細に解説します。

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

    • QFDによる、顧客要求事項の「重要品質特性」への漏れのない変換
    • DRBFMによる、「重要品質特性」を考慮した設計段階の設計ミス(抜け漏れ)防止
    • QAネットワークによる、「重要品質特性」を考慮した製造工程設計段階の設計ミス(抜け漏れ)防止

    これらを確実に実行すれば、市場での重大ミス発生を未然に防止することができます。
    しかし、設計者の知識や経験にはばらつきがあり、設計時に重大トラブルの原因となる設計ミスや漏れを見逃すケースが後を絶ちません。またデザインレビューもうまく機能せず、潜在するミスを見逃してしまい、市場トラブルによるリコール問題に発展します。

    そこで、生成AIを活用し、蓄積された過去ノウハウのデータベースやドキュメントを検索可能とすることで、過去に発生したトラブル情報や対策内容を漏れなく抽出することができるため、その情報を設計に盛り込むことでトラブルを未然に防止することが可能となります。更にQFDのアウトプットをDRBFMにも展開し、その対策内容をQAネットワークにて、製造工程での発生防止対策、流出防止対策につなげていきます。

    このようにして、設計から製造まで一貫して品質管理、品質保証体制をより強固なものにすることができます。

    受講対象・レベル

    • 中堅設計技術者
    • 製造技術者

    必要な予備知識

    以下の事項に関する基礎的知識や経験があると、理解が深まります。

    • QFD
    • FMEA
    • DRBFM
    • QAネットワーク
    • 生成AI

    習得できる知識

    • 設計品質向上のための、生成AIの効果的活用技術

    セミナープログラム

    1. QFD、FMEA(DRBFM)、QAネットワーク

    2. 生成AI活用の全体像

    (1) 準備段階:データとナレッジ基盤の構築
    (2) 製品企画・設計段階:QFD(品質機能展開)におけるAI活用
    (3) FMEA(故障モード影響解析)におけるAI活用
    (4) QAネットワークと品質組み込みにおけるAI活用
    (5) 継続的な改善と品質の可視化
    (6) NotebookLMの活用
    (7) Geminiの活用

    3. 具体的な活用手順

    (1) データソースの収集と整理
    (2) NotebookLMへの投入と整理
    (3) 知識の抽出と体系化
    (4) 知識の活用(トラブル未然防止への具体的な適用)

    事例研究:生成AIを活用した品質情報ナレッジシステム

    (1)「市場トラブルゼロを目指す品質情報ナレッジシステム」の体系
    (2) QFD品質表
    (3) 重点管理項目抽出表
    (4) 新規点変更点リスト
    (5) 故障モード一覧表
    (6) 故障モード抽出表
    (7) 新規点・変化点に注目するDRBFMの考え方
    (8) QAネットワーク表の作成
    (9) 管理点・点検点マトリクス表

    セミナー講師

    濱田 金男 氏

    合同会社高崎ものづくり技術研究所 代表 
    群馬ものづくり改善インストラクター 

    セミナー受講料

    11,000円(税込)ものづくりイノベーター認定者は、ランクに応じて当社主催セミナー受講料の割引が可能です。お申込み前に、お問合せフォームよりランクをご申告ください。後程、割引用のクーポンをお送りいたします。※その他クーポンとの併用不可、ご注文後の割引適用は出来ません。

    このセミナーを同時に複数受講申し込みすることで、割引料金が適用されます。適用方法、割引率などはこちらでご確認ください。

    受講について

    【このセミナーはオンデマンドセミナーです】
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    • 視聴期間は受講開始日より2週間です。
    • タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
    • 配布資料あり

    講師のプロフィール

    製造業に従事して50年、新製品開発設計から製造技術、品質管理、海外生産まで、あらゆる業務に従事した経験を基に、現場目線で業務改革・経営改革・意識改革支援に取り組んでいます。

    濱田 金男

    はまだ かねお / 群馬県 / 合同会社高崎ものづくり技術研究所

    日本のものづくりが優れているのは、人に受け継がれてきた優れた熟練技です。しかし、これだけでは、コロナ後の厳しい時代に生き残っていくことは困難になってきました。市場の厳しい品質要求に応えていくこと、また多様なニーズをとらえて新製品...続きを読む

     

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    開催場所

    全国

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    キーワード

    品質機能展開(品質表)   FMEA   AI(人工知能)

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    品質機能展開(品質表)   FMEA   AI(人工知能)

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