クレンジング製剤における処方設計とトラブル対応
処方開発に必要な基本的な理論から、実践的な応用例までを丁寧に解説します
☆クレンジング製剤の処方設計時にみんなが必ず陥る課題とその対処法について解説致します!!
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:1/20~1/28(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
処方(製剤)特性を界面化学の視点から正しく理解することで、スピーディーかつ効率的な処方設計が可能になります。
スピード感のある製品開発が求められる現在、安定性と機能性を両立した新規処方を効率よく設計するためには、「界面化学に基づく処方設計の考え方」がますます重要になっています。
しかしながら、実際の開発現場では、界面化学的な理論と処方設計の実務をどのように結びつければよいのか、判断に迷う場面も少なくありません。処方設計技術者にとっての共通の悩みのひとつです。
今回の講演では、日々の業務に追われる中でも、処方開発中に直面しがちな技術課題を「腑に落ちる」形で理解いただけるよう、クレンジング製剤を題材に、界面化学の基本的な考え方と処方への応用をわかりやすく紐解いて解説します。
受講対象・レベル
・基礎的な知識の整理から応用技術まで、幅広くカバーします。
・クレンジング製剤に関する基礎知識の復習にも適した内容です。
・基礎から応用までを体系的に学べる構成となっています。
・実務経験のある方はもちろん、基礎を再確認したい方にもおすすめです。
・処方開発に必要な基本的な理論から、実践的な応用例までを丁寧に解説します。
習得できる知識
〇 水系クレンジング製剤の処方設計の基礎
〇 クレンジングオイル製剤の処方設計の基礎
〇 バイコンティニュアス製剤の処方設計の基礎
セミナープログラム
1. 水系クレンジング料の処方設計の基礎
1.1 全成分を読み解こう
1.2 全成分から見えるクレンジングメカニズムと処方開発の方向性
1.3 最適な界面活性剤について
1.4 水系クレンジング料の宿命!曇点について
・ なぜ曇点が生じるの?そのメカニズム
・ 曇点が製剤に及ぼす影響
・ 対処方法について
1.5 みんなが必ず陥る課題 その1
・ pH緩衝液(電解質)が及ぼす影響とそのメカニズム
・ 対処方法について
1.6 みんなが必ず陥る課題 その2
・ 多価アルコールが及ぼす影響とそのメカニズム
・ 対処方法について
1.7 みんなが必ず陥る課題 その3
・ 防腐剤が安定性に及ぼす影響とそのメカニズム
・ 対処方法について
1.8 みんなが必ず陥る課題 その4
・ 低温で白濁するメカニズム
・ 対処方法について
1.9 クレンジング力をUPさせる方法
・ クレンジング力をUPさせる考え方
・ 適した成分とは?
・ 注意点
1.10 水系クレンジング料の骨格処方
・ クレンジングローションの処方骨格
・ 水系クレンジングジェルの処方骨格
2. クレンジングオイルの処方設計の基礎
2.1 クレンジングオイルの処方構成
2.2 全成分を読み解こう
2.3 全成分から見えるクレンジングメカニズムと処方開発の方向性
2.4 油剤について
・ メイク品の全成分を読み解こう
・ 油剤の役割・適した油剤とは?
・ お勧めする油剤の構成について
2.5 界面活性剤について
・ 界面活性剤の役割と課題
・ 洗い流し性と安定性がトレードオフである理由とその対処方法
・ 適した界面活性剤の構造
2.6 みんなが必ず陥る課題 その1
・ 外観が白濁するメカニズム
・ なぜ水を少量添加すると外観が透明化するのか?そのメカニズムについて
2.7 みんなが必ず陥る課題 その2
・ 植物油が安定性に及ぼす影響とそのメカニズム
・ 対処方法について(界面活性剤の組み合わせ方)
2.8 耐水性を付与する方法
・ メカニズムについて
・ テクニック(界面活性剤の組み合わせ方)
2.9 すすぎ時のゲル化抑制方法
・ メカニズムについて
・ 対処方法について
2.10 クレンジングのオイルの骨格処方
2.11 界面活性剤の構造粘性を利用して増粘させる方法
・ 増粘メカニズムについて
・ 界面曲率とは
・ 界面曲率0を狙う!曲率調整方法について
・ 粘度調整の仕方について
・ 注意点
3. バイコンティニュアス型クレンジング料の処方設計の基礎
3.1 全成分を読み解こう
3.2 バイコンティニュアス構造
・ バイコンティニュアス構造について
・ 構造の確認方法
・ クレンジング力の駆動力について
3.3 処方設計のポイント
・ 界面曲率0に調整する方法(界面活性剤の選定)
・ 界面活性剤の組み合わせ方(界面膜を柔軟にする方法)
・ 溶剤の活用(界面膜を柔軟にする方法)
3.4 みんなが必ず陥る課題 その1
・ バイコンティニュアス製剤はなぜピンポイント処方なのか?
そのメカニズムについて
・ 高温安定性を改善する方法
・ 低温安定性を改善する方法
3.5 みんなが必ず陥る課題 その2
・ pH緩衝液(電解質)が及ぼす影響とそのメカニズム
・ 対処方法について
3.6 みんなが必ず陥る課題 その3
・ 各種成分(防腐剤や香料)が安定性に及ぼす影響とそのメカニズム
・ 対処方法について
3.7 みんなが必ず陥る課題 その4
・ 植物油が安定性に及ぼす影響とそのメカニズム
・ 対処方法について
3.8 バイコンティニュアス型クレンジング料の骨格処方
【質疑応答】
キーワード
開発、処方、設計、研修、講習会、化粧品、スキンケア、WEB
セミナー講師
(有)久光工房 チーフ エグゼクティブ アドバイザー 松尾 真樹 氏
【専門】
界面化学、化粧品製剤学
【略歴】
・株式会社クラブコスメチックス(1999年4月~2005年4月)
・株式会社ファンケル(2005年4月~2008年5月)
・株式会社マンダ厶(2008年5月~2019年4月)
・化粧品原料会社(2019年4月~現在)
・化粧品会社技術顧問(2023年6月~現在)
・有限会社久光工房(2023年10月~現在)
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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受講料
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