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高分子架橋の基礎から、架橋密度の評価技術、物性制御まで解説し、
近年注目されている新しい特殊架橋反応についてもご紹介!
セミナー趣旨
高分子は未架橋高分子と架橋型高分子に分けられる。架橋型高分子には熱、光、放射線等により
架橋される多くの高分子、熱(光)硬化性樹脂、ゴム、エラストマー、ヒドロゲルなどがあり、
多様性に富んでいる。ここでは、高分子の架橋反応とそのメカニズムについての基礎、
および構造、物性について概説すると共に、架橋密度の評価技術および物性制御について
解説します。また、近年、注目されている新しい特殊架橋反応についても紹介します。
習得できる知識
・高分子架橋反応の基礎-架橋反応の種類と架橋理論
・多様な高分子架橋材料とその特性
・架橋密度評価および物性制御 など
セミナープログラム
1.高分子の架橋反応とメカニズム
(1)三次元網目の形成理論
A.三次元網目形成(ゲル化)
B.網目形成による物性変化
(2)架橋反応と架橋構造
A.化学架橋
・共有結合
B.物理架橋
・水素結合
・イオン結合
・ヘリックス
他
C.特殊架橋
・可逆的架橋
・可動型架橋
・クレイ架橋
他
(3)架橋高分子材料の種類とその特性
A.化学架橋により得られる高分子材料
・熱硬化性樹脂
・光硬化性樹脂
・放射線/プラズマ架橋樹脂
・高分子ゲル
B.加硫により得られる高分子材料
・ゴム(加硫、シラン架橋)
C.物理架橋により得られる高分子材料
・熱可塑性エラストマー
・高分子ゲル
(4)高分子における特殊架橋反応
・可逆的架橋反応
・分子認識型架橋
・動的架橋
・可動性架橋-ロタキサン結合-
・無機クレイ架橋
・その他
2.架橋構造・架橋密度の測定・評価法
(1)流動性測定
・メルトフロー
(2)力学測定
・動的粘弾性
・延伸・圧縮試験
(3)膨潤度測定
・膨潤試験
・膨潤に影響する因子
(4)熱分析・他
・DSC測定(ガラス転移温度)
・パルス法NMR
3.架橋高分子の物性制御法
(1)耐熱性
(2)機械的性質
(3)光学的性質
(4)表面物性
セミナー講師
日本大学 生産工学部 応用分子化学科(研究所) 教授 工学博士 原口 和敏 氏
<ご専門>
高分子物性、複合材料、機能性ゲル
<学協会>
高分子学会、日本化学会、米国化学会、日本ゴム協会、日本粘土学会、他
セミナー受講料
49,500円(税込・資料付)
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2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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受講料
49,500円(税込)/人
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