
○基礎から応用まで最先端技術も交えながら俯瞰的に解説。
○光の伝搬や固有モード、偏光特性などの基礎理論から、石英系・半導体・ポリマーなど様々な材料や光導波路デバイス、光通信やセンサ、光集積回路・光電融合技術への応用まで。
セミナー趣旨
光導波路と光集積回路は高速通信やセンサーを支える中核技術であり、次世代光ネットワークにも不可欠です。本セミナーは初心者や異分野の研究者を対象に、基礎から応用まで体系的に学ぶことを目的としています。光の伝搬や固有モード、偏光特性などの理論を解説し、光ファイバーや半導体など各種導波路の構造と特性を紹介します。さらに、光通信・センサー応用に加え、光集積回路や光電融合など最先端技術も概観します。
受講対象・レベル
・光導波路や光回路を初めて学ぶ方
・光導波路、光回路、光集積回路技術分野に関心のある他分野の技術者、研究者の方
必要な予備知識
大学初学年レベルの数学(微分方程式)の知識があると理解しやすい。
習得できる知識
・光導波路の基礎原理や材料、光回路技術に関する基礎知識
・光導波路デバイスに関する基礎知識
・光集積回路、光通信システム、光センサーに関する基礎知識、最新技術動向に関する知識
など
セミナープログラム
1.光導波路の基礎
1.1 光伝搬の基礎
1.2 波動方程式、固有モード、光閉じ込め
1.3 偏光特性
2.各種の光導波路
2.1 光ファイバー
2.2 石英系光導波路
2.3 半導体光導波路
2.4 ポリマー光導波路
3.光導波路デバイス
3.1 光導波路の縦続接続
3.2 方向性結合器、Y分岐回路、多モード干渉素子
3.3 マッハ・ツェンダー干渉計
3.4 アレイ導波路回折格子(AWG)
3.5 微小リング共振器
4.光導波路の応用・光集積技術
4.1 光通信への応用
4.2 センサーへの応用
4.3 光集積回路・光電融合技術
5.まとめ
<質疑応答>
*途中、小休憩を挟みます。
セミナー講師
横浜国立大学 大学院工学研究院 教授 荒川 太郎 氏
■ご略歴
光エレクトロニクス、特に半導体光機能デバイスの研究に従事。
2017年、IEEE Photonics Society Japan Chapter 委員長、
2021年、Microoptics Conference (MOC) 2021組織委員長、
2023年、電子情報通信学会光エレクトロニクス研究専門委員会委員長。
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 40,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき29,700円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。 - 資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
40,700円(税込)/人
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