
○必要性高まるPFAS分析について包括的に解説する貴重なセミナーです!
○フッ素・フッ素材料の特性や用途・製造法など知っておくべき基礎から、規制対象となる材料の定性法、全量/非破壊法/分解法など様々なフッ素材料の定量法および同定・構造解析手法まで。
セミナー趣旨
水道水中のPFOS・PFOA量の定量検査が必須となり、次にフッ素材料の内訳とその量の登録が必要になりつつある。それに対応できるよう定性と定量の分析法をまとめて紹介する。この分野での唯一のセミナーである。
受講対象・レベル
・取り扱っている製品がPFASを含有しているかを調査したい方。
・PFAS分析に携わっている方、これから携わる方。
・製品の輸出管理や順法管理業務の方、もしくはその元データを準備される方。
・フッ素材料を用いた製品開発に携わっている方、これから携わる方。
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・フッ素とフッ素材料の特性、多様な用途と製造法
・PFAS規制の対象となる材料の定性法(同定法)
・フッ素材料の定量法(全量、非破壊法、分解法)
など
セミナープログラム
1.フッ素(元素・イオン・材料)の特性と用途・製造方法
1)F原子・Fイオン、C-F結合化合物などの特性
2)主な用途
2.PFAS規制の概要
日本目標案・EPA報告規制を中心に
3.フッ素材料の製造方法
PFOS、PFOA類の工業的な製造方法
4.PFOS、PFOA類の同定と定量法
水の分析法(LC-MS/MS法)
5.フッ素の定量法
1)イオンとしてのフッ素イオンの定量法
イオンクロマトグラフィー法、イオン電極法、比色法
2)全体量としての全フッ素量の定量法
a)分解しない方法
蛍光X線分析法、放射化分析法
b)分解する方法
燃焼法、化学分解法
6.フッ素材料の同定と構造解析法
1)赤外分光法(IR)
2)ラマン分光法
3)核磁気共鳴法(NMR)
4)パルスNMR法(TD-NMR)
5)質量分析法(MS)
6)熱分解GC法
7.まとめ
<質疑応答>
*途中、小休憩を挟みます。
セミナー講師
合同会社米森技術士事務所 代表社員 米森 重明 氏
技術士(化学部門)登録
■ご略歴
1978年 旭硝子株式会社(現AGC)入社
中央研究所で材料の分析・キャラクタリゼーションなどに従事
1995年 名古屋大学よりフッ素材料の分析により博士(工学)
2000年 同中央研究所 材料解析(分析科学技術)グループリーダー
2002年 同中央研究所 リレーションシップマネージャー(副所長)
技術士(化学部門)登録
2006年 AGCセイミケミカル株式会社 品質保証部長
後に取締役開発部長(品質保証管掌)
2012年 (公社)新化学技術推進協会 部長研究員、後にグループリーダー
2015年 旭硝子株式会社退社、米森技術士事務所開設
現在 合同会社米森技術士事務所 代表社員。
その間、産業技術総合研究所客員研究員、早稲田大学招聘研究員、東京農業大学・東京工芸大学非常勤講師、
(公財)横浜企業経営支援財団 技術アドバイザー、日本分析機器工業会 機器分析の手引き 編集幹事を務める。
■本テーマ関連学協会でのご活動
・日本技術士会、技術士協同組合
・日本分析化学会、日本化学会
・リン循環産業振興機構、新化学技術推進協会技術部会
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 36,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。 - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
36,300円(税込)/人
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