
★乳化状態の「長期」安定化へのポイント
★乳化の良し悪しを判別する測定手法とは?
★化粧品,医薬品,食品,工業用途,水性樹脂,塗料,インキ,粘接着剤・・・等での使い方のコツ
日時
【Live配信】2025年11月7日(金) 10:30~16:30
【アーカイブ(録画)配信】2025年11月18日まで受付(視聴期間:11月18日~11月28日まで)
セミナー趣旨
エマルションやマイクロエマルション製剤は実用系で広く用いられているが,基礎的なテキストに見られる,乳化条件の設定や安定性の理論だけでは実用系エマルションの生成・安定化・機能賦与に関する詳細は満たされない。 本講座は,乳化と可溶化の基本を平易に解説するとともに,実用系を念頭に置いた「状態の観察,評価法」「界面活性剤の選択と用い方」「実用系でのトラブル例とそ の解決手法」「液晶,αゲルを用いた微細エマルション,ゲルエマルションの調製」 に関して実例を用いて解説をおこなう。 また乳化・可溶化の設定に欠かせない相図の読み方作り方を理解していただき,相図を用いた乳化,可溶化の理解と実用系での機能賦与法も併せて教示する。
習得できる知識
・乳化剤・エマルションの基礎
・エマルションの設計
・乳化剤の選定ポイント
・エマルションの安定性と評価方法
・エマルションの安定性向上のポイント
セミナープログラム
1.乳化・可溶化 <基礎編>
1.1 エマルション,マイクロエマルション,ナノエマルションとは?
1.2 マクロ‾ナノエマルションの観察と定量測定の実際
1.3 エマルションの一般的な調製法と各種乳化装置
1.4 乳化安定化の定番技術 (乳化安定化理論)
1.5 実用系でのエマルション状態と各種トラブル解決法 (実用系での落とし穴)
2.乳化・可溶化のために知っておきたい界面活性剤基礎知識
2.1 界面活性剤の溶解挙動は特異的
2.2 会合体形成の推進力,分子構造と会合体の構造
2.3 コアゲル,ゲル,液晶と相転移 (液晶とαゲルの違いと見分け方)
2.4 可溶化に適した界面活性剤とは。
2.5 親水性/親油性のバランス (HLB) とHLB数法による乳化条件の設定
3.相図の読み方作り方と乳化解析への用い方
3.1 相図の基本を理解しよう:ルールが唯一つある
3.1.1 成分系の相図:相図が読めると界面活性剤の能力と利用法もわかる(クラフト点と曇点)
3.1.2 成分系の相図:乳化,可溶化の解析に必須
3.2 三角座標の読み方,作り方の実際と使い分け
3.3 相図による可溶化能とマイクロエマルションの理解
4.エマルション製品の 「安定性・硬さ・伸び」を調整する添加剤の上手な使い方
4.1 エマルションの添加剤
4.1.1 高分子系添加剤
4.1.2 界面活性剤
4.1.3 その他
4.2 エマルション添加剤の応用例
4.2.1 安定性付与例
4.2.2 粘性・硬度付与例
4.2.3 伸延性付与例
4.2.4 その他
5.エマルション調製・安定化・特性制御の技術
5.1 最適条件を知ろう:乳化法が異なるとエマルションの状態が異なる理由
5.2 微細なエマルションをするための根本原理
5.3 液晶,D相を用いた微細エマルション調製の実際
5.4 マイクロエマルションとナノエマルション
5.4.1 HLB温度とマイクロエマルション
5.4.2 凝集法によるナノエマルションの調製と安定化の方法
6.実用系で生きる最新乳化・可溶化技術と開発事例
6.1 自己乳化液晶ジェルおよび両連続マイクロエマルションの生成と応用事例
6.2 αゲルの生成・安定化と高保湿マルチラメラ型エマルション
6.3 逆ヘキサゴナル液晶を用いた高内相比W/Oエマルション (高持続性と感触)
6.4 ピッカリングエマルションとソフトマターの3相乳化
6.5 高分子多糖を用いたエマルションと撥水性O/Wエマルション
7.本テーマで良くあるトラブルのケーススタディ,質問事例
【質疑応答】
セミナー講師
日光ケミカルズ(株) 中央研究所 エグゼクティブフェロー 鈴木 敏幸 氏 【東京理科大 創域理工学部 客員教授】
セミナー受講料
1名につき55 ,000円(消費税込,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
受講について
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受講料
55,000円(税込)/人
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※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
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全国
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キーワード
化学反応・プロセス 化粧品・医薬部外品技術
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