
★2025年9月9日WEBでオンライン開講。国立研究開発法人 物質・材料研究機構 樋口氏が、【エレクトロクロミック材料の最新開発動向および調光ガラスデバイスへの応用~メタロ超分子ポリマーを用いたエレクトロクロミック調光デバイス~】について解説する講座です。
■注目ポイント
★エレクトロクロミック材料を利用した調光デバイスに関する材料のバリエーションや性能、デバイスの特徴、さらに塗布法で製膜可能な新型エレクトロクロミック材料「メタロ超分子ポリマー」に関する材料特性やデバイスの機能、最新の開発状況について紹介!
セミナー趣旨
調光ガラス窓は、電気によって透明・遮光の状態を自在に切り替えられる新しい窓として、世界中で大きな関心を集めている。本セミナーでは、調光ガラス窓の紹介から、エレクトロクロミック材料を利用した調光デバイスについて、材料のバリエーションや性能、デバイスの特徴まで幅広く解説する。特に、講演者らが開発した塗布法で製膜可能な新型エレクトロクロミック材料「メタロ超分子ポリマー」について、その材料特性や、デバイスの機能、さらに最新の開発状況についても紹介する。
受講対象・レベル
・エレクトロクロミック材料の概要
・エレクトロクロミック調光デバイスの概要
・メタロ超分子ポリマーのエレクトロクロミック特性と最新の開発状況
・メタロ超分子ポリマーを用いたエレクトロクロミック調光デバイスの最新の開発状況
セミナープログラム
【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】
■本セミナーの主題および状況
★エレクトロクロミック材料とは電気化学的酸化還元により色が変わる特性を持つ材料であります。
★調光ガラス窓は、電気によって透明・遮光の状態を自在に切り替えられる新しい窓として、世界中で大きな関心を集めています。また、太陽光の透過率を調整することで室内の温度上昇を抑え冷暖房の負荷低減への貢献が期待できます。
■注目ポイント
★エレクトロクロミック材料およびエレクトロクロミック調光デバイスの概要について解説!
★メタロ超分子ポリマーのエレクトロクロミック特性と最新の開発状況とは!?
★メタロ超分子ポリマーを用いたエレクトロクロミック調光デバイスの最新の開発状況を紹介!
【プログラム】
1.エレクトロクロミック(EC)調光デバイス
1-1 動作原理
1-2 他の表示デバイス(液晶、有機EL)との違い
2.EC材料
2-1 無機系EC材料
2-2 有機系EC材料
2-3 錯体系EC材料
2-4 ナノ粒子系EC材料
3.応用用途
3-1 調光ガラス
3-2 防眩ミラー
3-3 不揮発性表示素子
4.メタロ超分子ポリマー(MSP)
4-1 EC特性
4-2 他のEC材料との比較
4-3 マルチカラー表示
4-4 黒色表示
4-5 近赤外EC特性
5.MSPを用いたEC調光デバイス
5-1 作製方法
5-2 グラデーション調光
5-3 フレキシブル化
5-4 低電圧駆動化
5-5 メモリ性
5-6 蓄電性能
5-7 実用化に向けた取り組み
【キーワード】
調光デバイス,調光ガラス窓,エレクトロクロミック
セミナー講師
国立研究開発法人 物質・材料研究機構 高分子・バイオ材料研究センター 高分子材料分野 電子機能高分子グループ / グループリーダー 樋口 昌芳 氏
セミナー受講料
【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
受講料
45,100円(税込)/人
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