
複雑な契約書を自信を持って読み解くための実務知識
~改正「契約に関するガイドライン」を題材に 近時の論点を深掘り~
セミナー趣旨
PFIにおける事業契約書は一般に数十頁に及び、条文の数が100条を超えることも珍しくありません。そのため、実務担当者であってもなかなか正面から検討する余裕がなく、法務担当・法規担当に委ねてしまうことも多いかと推察されます。また、委ねられた法務担当・法規担当にしても、PFIの経験が少ない場合、見慣れないこの大部の契約書において、何がポイントかについて分かりかねるものと思われます。
本セミナーでは、改正後の「契約に関するガイドライン」等を題材に、PFI事業契約の大きな枠組みとそのポイントを徹底解説し、さらにはサービス対価の改定等の近時の論点についても深掘りすることにより、個別事案のPFI事業契約書に出会った際、自信を持って読み解くことができるようになるための知識をお伝えいたします。
セミナープログラム
1.PPP/PFI/コンセッションの基礎知識
(1)PPP/PFI/コンセッションとは
(2)PPP/PFI/コンセッションの現代的解釈
(3)PPP/PFI/コンセッションをめぐる最近の動向
(4)公物管理法
2.PPP/PFI/コンセッションのガイドライン等(契約関連)
(1)契約に関するガイドライン
(2)PFI標準契約1(公用施設整備型・サービス購入型版)
(3)PFI事業契約に際しての諸問題に関する基本的考え方
3.PFI事業契約の解説-PFI標準契約1を踏まえて
(1)総論-契約書の構成、各条項のポイント
(2)各論-特にサービス対価の改定について
4. 関連質疑応答
5. 名刺交換・交流会
セミナー講師
鈴木法律事務所
弁護士
鈴木 良 氏
2004年東京大学法学部卒業。2005年弁護士登録。外資系法律事務所、大手監査法人、国内法律事務所を経て独立し、現在鈴木法律事務所代表。
著書・記事に『コンセッション・従来型・新手法を網羅したPPP/PFI実践の手引き』(共著、中央経済社、2018年)「戦略フォーサイト 公共インフラ経営(5)」(日経産業新聞2018年5月28日、日本経済新聞社、2018年)「私見卓見:「自然資本」最大化へ新会社方式」(日本経済新聞2022年2月24日、日本経済新聞社、2022年)など。
熊本空港コンセッション、大津市ガスコンセッション、三浦市下水道コンセッション、四日市バスターミナルコンセッション、その他下水道や都市公園、バスターミナルを含む各種インフラに係るPPP/PFI/コンセッションにおいて、主として公共側のアドバイザー・審査委員として関与。PPP/PFI/コンセッションを専門の一つとしつつ、M&A、資金調達、訴訟なども並行して多数手掛ける。上場企業/非上場企業/個人、企業法務/一般民事/家事の別を問わず、多様な業務に従事している。
<<ご所属協会・団体>>
第二東京弁護士会
セミナー受講料
1名:37,470円(税込) 2名以降:32,470円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
※地方公共団体ご所属の方は、2名まで11,000円(税込)
但し、会場受講またはライブ配信受講限定。2名様の受講形態は同一でお願いいたします。
※システムの仕様上、お申込み画面では通常料金が表示されます。割引適用後の受講料は、ご請求書にてご確認ください。
受講について
ライブ配信受講の方は、お申し込み時にご登録いただいたメールアドレスへ、Zoomでの視聴用URLとID・パスワードを開催前日までにお送りいたします。
受講料
37,470円(税込)/人
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