
押出機内の樹脂挙動および混練の基礎と最適化
~原理・評価・設計・スケールアップ・トラブル対策~
受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ
日時
【ライブ配信】 2025年8月21日(木) 10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2025年9月5日(金) まで受付 ■視聴期間:9/5~9/19
セミナー趣旨
■単軸&二軸スクリュ押出機内の溶融混練
■固体輸送,溶融,溶融体輸送の基礎理論とそれに基づくスクリュ設計
■材料の高機能・高品質化への対応
■シミュレーション技術と混練評価、スケールアップの考え方、メカニズムに基づくトラブル対策
本セミナーでは、高分子材料の固体輸送、溶融、溶融体輸送と混練に関して基礎理論をわかりやすく解説するとともに、その理論に基づく装置設計と不良現象のメカニズムの事例を紹介する。また、実験・計測およびシミュレーションを用いた混練評価およびスケールアップについて、現状の方法と課題を論理的に説明する。
習得できる知識
・可視化・計測技術
・固体輸送,溶融,溶融体輸送の基礎理論とスクリュ設計
・溶融混練の基礎理論とそれに基づくスクリュ形状の理解
・シミュレーション技術と混練評価の考え方
・スケールアップの考え方
・メカニズムに基づくトラブル対策
セミナープログラム
1.1 押出機・混練機の概要と特徴
2.実験による可視化・計測
2.1 既往の可視化・計測の例
2.2 最近の可視化・計測技術の研究例
2.3 各種手法の特徴と注意点
3.固体輸送メカニズム
3.1 輸送メカニズムと不良現象
3.2 スクリュ設計の基礎
4.溶融部における高分子材料の溶融メカニズム
4.1 溶融プロセスの可視化と溶融理論
4.2 スクリュ設計の基礎
4.3 溶融不良への対応
4.4 溶融部での構造形成
5.溶融混練部の輸送・混練メカニズム
5.1 溶融体輸送メカニズム
5.2 分配混合と分散混合
5.3 伸長流動の重要性
5.4 ポリマーブレンド・コンポジットの混練理論
6.単軸スクリュ押出機内の溶融混練
6.1 スクリュ設計の基礎
6.2 溶融混練理論と混練エレメントの関係
7.二軸スクリュ押出機内の溶融混練
7.1 溶融混練理論と混練エレメントの関係
7.2 溶融混練に付随する問題と対策
8.計算機シミュレーションによる材料挙動の予測
8.1 シミュレーション手法の分類と特徴
8.2 混練予測のモデリングと問題点
9.シミュレーションによる溶融混練評価
9.1 混練評価指標とその考え方
9.2 検証実験とその考え方
9.3 シミュレーションと実験を用いた研究例
10.スケールアップとシミュレーション
10.1 スケールアップの一般論
10.2 シミュレーションによるスケールアップの研究例
11.今後の課題
質疑応答
【キーワード】
材料輸送,材料溶融,溶融混練,可視化・計測,計算機シミュレーション,スクリュ設計、混練評価,スケールアップ,トラブル対策
セミナー講師
・ソフトマテリアルのレオロジーとプロセシング
・高分子複合材料の混練とプロセシング
・異種材料界面のレオロジー解析と複合化技術開発
・機能性三次元高分子培養担体の開発
・肝組織内の血管網構築と移植組織片の開発
・バイオ人工肝臓等の再生医療用デバイス開発
・日本生体医工学会論文賞・阪本賞(2020年)
・プラスチック成形加工学会 功労者表彰(2018年)
・日本レオロジー学会 学会賞(2015年)
・日本粉末冶金工業会 第8回PM研究促進展奨励賞(2010年)
・プラスチック成形加工学会 功労者表彰(2008年)
・化学工学会 粒子・流体プロセス部会 第1回粒子・流体プロセス賞(2003年)
・プラスチック成形加工学会 功労者表彰(1999年)
・日本レオロジー学会 有功賞(1999年)
・プラスチック成形加工学会 論文賞(1994年)
1982年3月 九州大学工学部化学機械工学科卒業
1987年3月 九州大学大学院工学研究科化学機械工学専攻博士後期課程修了
1987年4月 九州大学工学部助手
1989年4月 九州大学工学部講師
1991年4月 九州大学工学部助教授
1993年3月~12月 オタワ大学客員研究員
1995年4月 九州工業大学工学部助教授
2002年4月 九州大学大学院工学研究院助教授
2005年1月 九州大学大学院工学研究院教授
・International Polymer Processing
Associate Editor(2014年~現在)
・化学工学会
九州支部支部長(2021年~現在)
粒子・流体プロセス部会長(2014年~2016年)
粒子・流体プロセス部会ミキシング技術分科会長(2010年~2012年)
代議員(2007年~2014年)
・プラスチック成形加工学会
会長(2020年~現在)
監事(2014年~2018年)
副会長(2010年~2014年)
編集委員長(2010年~2014年)
理事(2000年~2010年,2018年~現在)
押出成形専門委員会委員長(2003年~現在)
・日本レオロジー学会
会長(2019年~現在)
副会長(2017年~2019年)
編集委員長(2013年~2017年)
理事(2007年~2009年,2013年~2017年)
・高分子学会,
代議員(2017年~2018年)
九州支部理事(2006年~現在)
セミナー受講料
55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
定価:本体50,000円+税5,000円
E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
◆S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について◆
2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の27,500円)
〈1名分無料適用条件〉
※2名様とも、E-Mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(クレジットカード決済の場合は領収書)は代表者にS&T会員マイページにて発行します(PDF)。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください)。
※他の割引は併用できません。
1名申込み: 受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円 )
定価:本体40,000円+税4,000円
E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。
受講について
受講方法・接続確認はこちら(申込み前に必ずご確認ください)
<配布資料>
PDFデータ(印刷可・編集不可)
※ライブ配信受講は開催2日前を目安にS&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
※アーカイブ配信受講は配信開始日からダウンロード可となります。
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
受講料
55,000円(税込)/人