
ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策への活用事例
~ニーズに応える材料づくりを目指して~
★ゴムの配合技術、加工技術の基礎から応用、実用的な技術、トラブル対応までを具体的に解説します!
【アーカイブ配信:7/31~8/7】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
ゴム製品を製造する場合、工程ごとに固有の問題が数多く存在している。中でもゴムの加工に関する問題は生産性に直接関与するため、技術的な関心が高い。ゴムの加工性を改善するアプローチとしては、加工条件や工程の変更、あるいはゴム配合の見直しが一般的である。
本講座では、ゴムの化学・物理特性の理解から始め、ゴム混練や圧延、押出、加硫などの加工工程が抱える課題の解決やプロセスの最適化に向けた考え方、さらには適切な加工条件を実現する手法など、配合技術、加工技術の基礎から応用、実用的な技術、トラブル対応までを具体的に解説する。
受講対象・レベル
・ゴム材料を利用した製品の研究開発・設計・生産技術・製造・品質管理に関わる方
・ゴム材料の研究開発・製造に関わる方
・ゴム加工機械の設計・開発に関わる方
習得できる知識
・ゴム配合の考え方、ゴム練りのあるべき姿
・ゴム圧延、押出、加硫が抱える課題とその改善策
・ニーズに応えるためのゴム材料づくりの手法
・ゴム材料・加工におけるトラブル原因の理解とその対策
・加工機の種類・特徴・選択法
・混練り方法がゴム製品に与える影響
セミナープログラム
1.ゴム材料とは?
1-1.ゴム分子の構造と安定性
1-2.ゴムの基本的因子と分子構造
2.原料ゴムに求められる特性
2-1.原料ゴムの化学的特徴
2-2.原料ゴムの特性
3.ゴムの配合設計
3-1.ゴム配合を構成する要素
3-2.ゴム配合物とゴムの補強
3-3.ゴム充填剤(カーボンブラック他)
3-4.ゴム架橋剤及び加硫促進剤
3-5.その他の配合剤の種類と特性
4.ゴム加工技術とトラブル対策
4-1.ゴム工場加工性問題
4-2.ゴム練りの挙動
4-2-1.混合状態とコンパウンド特性
4-2-2.ゴム練りの状態と成形加工性
4-2-3.ゴム練り状態評価方法
4-3.ゴムの流動性と加工トラブル
4-3-1.ゴムの流動性と加工性への影響
4-3-2.ゴムの流動性指標
4-3-3.流動性指標による加工性向上(加工条件,ゴム配合への反映)
4-4.ゴム成形工程でのトラブルと対策
4-4-1.押出成形でのトラブルと対策
4-4-2.金型成形におけるトラブルと対策
4-4-3.離型性、金型汚染
4-5.ゴム材料によるゴム加工品質の改善
5.ニーズに応える材料づくり
5-1.ニーズに応える材料づくりとは?
5-2.強いゴムをつくる方法
5-3.ゴムの硬さを調整する方法
5-4.ゴム材料の伸びと架橋密度の関係
5-5.耐摩耗性を向上させるには?
5-6.耐摩擦性を向上させるには?
5-7.防振性を向上させるためには?
5-8.耐候性を向上させるには?
5-9.耐疲労性を向上するには?
5-10.使用温度に対応できるゴム材料をつくる方法
6.ゴム製品のトラブルと対策
6-1.トラブル要因の整理
6-2.トラブル解析
6-3.ゴム製品のオゾン劣化と対策
6-4.ゴム製品の水劣化(残留塩素)と対策
6-5.ゴム製品の耐油性(膨潤と劣化)と対策
6-6.ブルーム、ブリード現象によるゴム製品の外観悪化と対策
6-7.接着劣化、銅害、金属害による接着性低下と対策
6-8.ゴム-ブラス接着劣化と対策
6-9.金型汚染と対策
キーワード:
ゴム、原料、配合、加工、混練、充填、加硫、トラブル、成形、セミナー
セミナー講師
元横浜ゴム(株) 技術士(環境保全) 村木 孝夫 氏
<ご専門>
ゴム配合・練り・成形加工技術
<学協会>
ゴム協会、技術士会
<ご略歴>
1976年 横浜ゴム入社(材料研究所配属)ゴム原材料の研究開発、配合技術開発、ゴム加工性評価法開発に従事
1992年 工場生産技術課へ配属。(混合・押出・加硫の生産技術管理)
1997年 材料部へ配属(材料設計課長)。省エネ配合技術、架橋ゴムリサイクル実用化業務に従事
2006年 CSR本部へ配属。ISO構築、環境リスク低減全般業務に従事(REACH規制対応など)
2010年 同本部で化学物質管理システムの構築とサプライチェーン管理業務に従事
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
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・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
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受講について
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- セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。※紙媒体では送付しません。
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受講料
55,000円(税込)/人