
重要な数式に絞ってわかり易く解説致します。
レオロジーを勉強する第一歩として講演を聴いて頂ければと思います。
セミナー趣旨
本講演は、会社に入ってから「レオロジーの勉強を始めた方」、「レオロジーの測定はできるけど解析の仕方がよくわからない方」、「レオロジーの応用事例をもっと知りたい方」を対象にしたセミナーです。
レオロジーはポイントさえ掴めれば誰でも理解できます。そのポイントを実際に測定した結果を基に、分かりやすく・やさしく・おもしろく説明します。また、測定上の注意点や設定パラメーターもご紹介いたします。なお、今回の講演では、ほとんど数式は出てきません(ただし、重要な式は紹介します)。レオロジーを勉強する第一歩として講演を聴いて頂ければと思います。
受講対象・レベル
・レオロジーをこれから学ぶ方
・粘弾性測定データの解析方法をもっと知りたい方
習得できる知識
・レオロジーの基礎概念
・粘弾性測定をする上で必要な知識
・得られたデータの解析方法および解析に基づいた材料設計の仕方
セミナープログラム
1.レオロジーの概念
1.1 レオロジーで何がわかるのか?
1.2 レオロジー挙動を利用した商品
2.レオロジーの共通語
2.1 フックの法則 / ニュートンの法則
2.2 粘弾性測定
2.3 貯蔵弾性率と損失弾性率
3.ずり速度と粘度の関係
3.1 粘度計とレオメーターの違い
3.2 チクソトロピー / レオペクシー / ダイラタンシー
3.3 アロンアルフアの粘度調製
4.粘着性能と粘弾性挙動
4.1 粘弾性を用いた塗布性の評価
5.種々の粘弾性測定(実際の測定事例を多数紹介)
5.1 歪み分散測定
5.2 温度分散測定
5.3 周波数分散測定
5.4 定常流動粘度
5.5 ずり速度
5.6 応力緩和測定
6.測定後の解析(得られたデータの取り扱い方)
6.1 時間-温度換算則
6.2 スライムの緩和時間を求める
6.3 ゴム状平坦部から絡み合い点間分子量を求める
6.4 高分子鎖一本に何個の絡み合いがあるか
6.5 ゲル化臨界点
7.その他
7.1 非線形粘弾性
*途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
セミナー講師
東亞合成株式会社 製品研究所 主査 髙木 晃 氏
■ご略歴
・九州大学大学院を卒業後、東亞合成(株)に入社。
入社以来、物性評価及び製品開発に従事
・次世代モバイル用表示材料技術研究組合に出向(2010~2011)
・California institute of technologyに海外留学 (2013~2014)
セミナー受講料
1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
50,600円(税込)/人
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