
ゾル-ゲル法の基礎と高機能性材料設計への応用・新展開
~材料選択、合成法、物性制御、撥水・親水コーティングや多孔体の創製等の応用、研究動向~
受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ
▼プロセス、ガラス・セラミックス・無機有機複合体・多孔体の合成
▼コーティング膜の作製、撥水性・親水性表面設計、マイクロ・ナノパターニング
▼燃料電池、全固体リチウムイオン電池、新規複合体への応用など。
★ゾルゲル法の研究に長年従事されてきた講師が、実務で活用するための知識と技術を詳しく解説します!
日時
【Live配信受講】2025年8月27日(水) 10:30~16:30
【アーカイブ受講】 終了翌営業日から7日間[8/28~9/3]を予定
セミナー趣旨
本セミナーでは、「ゾル-ゲル法の基礎と高機能性材料設計への応用および新展開」と題して、ゾル‐ゲル法の基礎と材料選択、合成法、物性制御、応用展開、研究動向について、我々の研究成果を中心に詳しく解説いたします。
受講対象・レベル
大学工学部の卒業レベルが望ましい。
習得できる知識
機能性材料とデバイス応用に関する知識
セミナープログラム
1.1 ゾル-ゲルプロセスと特徴
1.2 ゾル-ゲル法によるガラスの合成
1.3 ゾル-ゲル法によるコーティング膜の作製
1.4 ゾル-ゲル法によるセラミックスの合成
1.5 ゾル-ゲル法による無機‐有機複合体の合成
1.6 ゾル-ゲル法による多孔体の合成
1.7 インデンテーション法によるゲル膜の力学物性評価
2.ゾル-ゲル法による撥水、親水コーティング
2.1 親水・撥水の基礎知識
2.2 チタニアナノ微結晶分散薄膜の低温合成と光触媒・防曇などへの応用
2.3 外場を用いたナノ微結晶薄膜の組織制御
2.4 アナターゼ分散メソポーラス薄膜の低温合成
2.5 フリップ-フロップ機構による撥水性・水中撥油性表面の設計
2.6 撥水性と光触媒活性を兼ね備えた高機能表面の設計
2.7 液相成膜を用いたエレクトロウェッティング
3.ゾル-ゲル法によるマイクロ・ナノパターニング
3.1 ゾル-ゲル微細加工プロセスの基礎知識
3.2 マイクロ・ナノインプリント技術によるパターニング
3.3 フォトリソマイクロ・ナノパターニング
3.4 固体表面の濡れ性を用いた新規なパターニングプロセス
3.5 無機-有機ハイブリッド膜の光誘起構造変化を利用したパターニング
3.6 銀含有無機-有機ハイブリッドゲル膜のホログラム記録材料への応用
3.7 液相からの相分離型マルチフェロイック材料の作製
4.ゾル-ゲル法によるイオン伝導性材料の作製と電気化学素子への応用
4.1 固体中におけるイオン伝導の基礎
4.2 中温低加湿条件で高い導電率を示すホスホシリケートゲル
4.3 プロトン伝導性無機-有機複合体シートを用いた中温作動型燃料電池
4.4 ゾル-ゲル法と交互積層法によるプロトン伝導性コア-シェル粒子の作製
4.5 水酸化物イオン伝導性固体電解質
4.6 水酸化物イオン伝導性固体電解質を用いた全固体金属/空気二次電池
4.7 液相加振法による硫化物系リチウムイオン伝導体の作製と全固体リチウムイオン電池への応用
4.8 液相加振法による硫化物系ナトリウムイオン伝導体の作製
5.複合酸化物ゲルのメカニカルミリング処理による新規複合体の合成(時間の許す範囲で紹介)
5.1 メカニカルミリング処理による新規複合体の合成例
5.2 シリカ-チタニア系ゲルのメカニカルミリングによる結晶化
5.3 メカニカルミリングによる複合酸化物ゲルからの新規結晶相析出
6.まとめと今後の展望
□質疑応答□
セミナー講師
豊橋技術科学大学 電気・電子情報工学系 教授 博士(工学) 松田 厚範 先生
<ご経歴>
1987年04月 日本板硝子株式会社
1997年04月 大阪府立大学工学部機能物質科学科 助手
2000年10月 同大学院工学研究科物質系専攻機能物質科分野 講師
2002年09月 豊橋技術科学大学工学部 物質工学系 助教授
2006年10月 豊橋技術科学大学工学部 物質工学系 教授
2010年04月 豊橋技術科学大学工学部 大学院工学研究科
電気・電子情報工学系 教授 (大学の組織改編による)
<ご専門>
無機材料科学
<受賞歴>
2001年 D. R. Ulrich Award(アルリック アウォード)受賞 (ゾル-ゲル法に関する国際賞)
2011年 「日本セラミックス協会 学術賞」
(ゾル-ゲル法を含めた液相プロセスからの機能性材料に関する研究業績に対する賞)
2012年 「永井科学技術財団賞 学術賞」
(液相法による機能性薄膜の創製と光・環境分野への応用に関する研究業績に対する賞)
2012年 2011 Journal of the Ceramic Society of Japan優秀論文賞(連名)
2016年 2015 Journal of the Ceramic Society of Japan優秀総説賞(連名)
2017年 「粉体粉末冶金協会 研究進歩賞」
(ナノ粉末を用いた複合粒子設計による界面微構造制御技術の確立)連名
2017年 日本セラミックス協会フェロー表彰
【個人Webページ】http://www.tut.ac.jp/university/faculty/ee/214.html
【研究室Webページ】http://ion.ee.tut.ac.jp/
セミナー受講料
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受講料
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