静的・動的ぬれ性の理論と撥水・滑水、親水処理の基礎
~動的なぬれ(滑水性)も考慮に入れたぬれ性の真の理解のために知っておきたいこと~

  受講可能な形式:【Live配信】のみ 

数式の紹介は最低限にとどめ、ぬれの基礎を実践的に解説!
■本セミナーでは、近年重要視されてきている動的ぬれ性を含めて、固体表面のぬれ性を評価するために必要な知識と方法やぬれ性の制御について、実際的な問題点と解決法を絡めながら最新の知見を含めて解説します。

 

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    セミナー趣旨

    固体表面の濡れは身近な現象であり、様々な分野に密接に関係しています。ミクロな分子間相互作用に基づいたマクロな現象であり、目視できることから直感的にイメージしやすい一方で、特に動的なぬれ(滑水性;水滴除去性など)の解釈に関しては誤解が多く見受けられます。

    本セミナーでは、近年重要視されてきている動的ぬれ性を含めて、固体表面のぬれ性を評価するために必要な知識と方法やぬれ性の制御について、実際的な問題点と解決法を絡めながら最新の知見を含めて解説します。なお、専門外の方でもわかりやすくなるよう、定義・理論などの説明では最低限の数式にとどめて、特に測定・解釈に関する実践的な解説に重点を置きます。また、特にガラス等の固体表面への自己組織化単分子膜形成による撥水・滑水性の付与・制御、さらに様々な性状の固体表面へのゲルおよび気泡等の付着性について、実例を挙げて詳説します。

    受講対象・レベル

    高等専門学校・大学卒業程度(理系であることが望ましい)で理解できる内容となっております。

    習得できる知識

    ・固体表面の静的・動的ぬれ性の理論
    ・ぬれ性の評価方法および設計・制御方法
    ・撥水・滑水処理,親水処理の基礎知識
    ・撥水・滑水性自己組織化単分子膜の作製方法と評価方法

    セミナープログラム

    1.静的ぬれ性とその測定法および設計・制御
     1.1 接触角の定義と解釈
      a) 理想的な均質・平滑表面;Youngの式
      b) 凹凸のある理想的な均質表面;Wenzelの式
      c) 物理的・化学的に不均一な表面;Cassieの式
     1.2 接触角測定法(Sessile drop法)
      a) 測定条件
      b) 解析方法
     1.3 接触角測定における注意点
      a) 液滴量の影響
      b) 解析における誤差
      c) 測定値の信頼性
      d) 経時変化
     1.4 液体の表面張力測定
      a) 懸滴法
      b) Wilhelmy法・輪環法
     1.5 固体の表面エネルギー測定
      a) 臨界表面張力の見積;Zismanプロット
      b) 表面エネルギーの成分分けによる評価;Owens-Wendt法
     1.6 静的ぬれ性のまとめ;静的ぬれ性の設計・制御
     
    2.動的ぬれ性
     2.1 動的ぬれ性の定義と解釈
      a) 動的ぬれ性研究の背景
      b) 液滴転落角
      c) 接触角ヒステリシス
      d) 液滴転落挙動
      e) 接触角の経時変化(親水・親液表面の評価)
     2.2 動的ぬれ性の測定法
      a) 滑落法による液滴転落角と接触角ヒステリシスの測定
       a.1) 測定条件
       a.2) 液滴量依存性
      b) 拡張収縮法による接触角ヒステリシスの測定と液滴転落角の推定
      c) 液滴転落挙動評価
       c.1) 測定条件と測定・解析システム
       c.2) 液滴転落挙動の解析
       c.3) 液滴転落挙動の解釈
      d) 3相界面の移動
       d.1) 測定方法
       d.2) 測定例と解釈
      e) 接触角の経時変化測定
     2.3 動的ぬれ性測定・解釈における注意点
     2.4 動的ぬれ性のまとめ;設計・制御のヒント
     
    3.いくつかの材料表面での実例
     3.1 有機高分子薄膜表面
     3.2 自己組織化単分子膜表面
     3.3 金属酸化物(薄膜)表面
     3.4 ゲル等の付着性評価
     
    4.質疑応答

    セミナー講師

    工学院大学 先進工学部 応用化学科 准教授 吉田 直哉 氏
    【プロフィール】
    2002年、京都大学大学院理学研究科博士課程修了。同年より東京大学先端科学技術研究センター特任助手、同助教、JSTさきがけ研究員(兼任)などを経て2011年より工学院大学工学部助教、2013年より准教授。

    セミナー受講料

    55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 ) 

    定価:本体50,000円+税5,000円
    E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
    E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料

    1名分無料適用条件

    ※2名様ともE-Mail案内登録が必須です。
     2名様以降の受講者は、申込み前にE-Mail案内登録をお済ませください。
    ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    ※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
    ※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
    (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
    ※他の割引は併用できません。 

    2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)


     テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
    受講料 44,000円(E-Mail案内登録価格 42,020円)

     定価:本体40,000円+税4,000円
     E-Mail案内登録価格:本体38,200円+税3,820円
      ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
      ※お申込みの際、備考欄に【テレワーク応援キャンペーン希望】と記載ください。

    受講について

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    受講料

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    10:30

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    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    薄膜、表面、界面技術   物理化学   応用物理一般

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