
セミナー趣旨
『人手不足、検査精度、コスト…. 外観検査の課題を、”現場主導”の自動化で解決する。』
製造現場における外観検査は、品質を最終的に見極める重要な工程です。しかし、熟練者の高齢化や採用難、属人化による検査精度のバラつき、人件費の上昇など、多くの課題を抱えています。製造DXが叫ばれる今、外観検査の自動化は避けて通れないテーマとなっています。
本セミナーは、製造現場の品質管理・生産管理部門の皆様が、自社の外観検査自動化プロジェクトを成功に導くための実践的なノウハウを習得いただくことを目的としています。特に、自動化システムの導入において不可欠となるシステムインテグレータ(SIer)と効果的に連携するための具体的な手法に焦点を当てます。
本セミナーでは、以下のことを学びます。
・なぜ今、自動化が必要なのか?自社の課題整理と明確な目標設定
・外観検査のプロとしての「ドメイン知識」を、自動化システムインテグレータに伝える方法(要求仕様の策定)
・システムインテグレータ(SIer)との適切な付き合い方、プロジェクト推進のプロセス
・自動化システムを理解するための最低限の周辺技術知識(照明、カメラ、画像認識など)
・導入したシステムを現場で適切に「評価」し、「運用」していくためのポイント
・自動化を成功させるための「勘所」と、目視検査との最適な役割分担
単なる技術解説に留まらず、「どうすれば自動化プロジェクトがうまくいくのか?」をシステム開発の経験がない方にも分かるように説明します。自社の知識を整理し、外部の専門家と協働しながら、確実な一歩を踏み出すための羅針盤として、ぜひセミナーをご活用ください。
セミナープログラム
はじめに
本セミナーで学ぶこと、本日のアジェンダとセミナーのゴール
1 なぜ今、外観検査の自動化が必要なのか(現状認識と目的の明確化)
1.1 外観検査自動化の背景と目的
1.2 製造DXと検査自動化の関係
1.3 外観(画像)検査の概要
2 自動化プロジェクトを始める前の準備
2.1 自動外観検査の始め方と続け方
2.2 検査・計測と品質管理・品質保証
2.3 業務・道具の標準化と機器の校正
3 システムに求めることの整理とシステム構築プロセス
3.1 限度見本と評価尺度〜性能評定と品質協定
3.2 要求仕様と検査装置の開発プロセス
3.3 開発体制の構築と検査体制の構築性
4 システムを構成する主要技術の概要(SIerとの協働のための周辺知識)
4.1 我々の視覚と光学現象
4.2 照明と撮像の技術
4.3 画像認識による検出技術の概略
4.4 検査のためのマテリアルハンドリング
5 導入後の運用、評価、そしてその先へ
5.1 目視検査の役割軽減〜自動化とその先へ
5.2 自動化のための勘所と今後の動向
まとめ
質疑応答
セミナー講師
阿部淑人(あべよしと) 氏
新潟国際情報大学 経営情報学部 情報システム学科 教授(博士(工学))
<経歴、等>
1988年 大日本印刷株式会社入社。生産総合研究所にて、外観検査装置の開発や研究等に従事。
2003年 新潟県入庁。工業技術総合研究所にて、電磁計測、色彩計測、信頼性評価等の技術支援業務及び画像機器、電力制御機器、自動機器等の研究開発業務に従事。
2024年 新潟国際情報大学入職。経営情報学部情報システム学科にて、ソフトウェア開発、情報システム設計などの教育及びコンピュータビジョン等の研究に従事。
セミナー受講料
お1人様受講の場合 51,700円[税込]/1名
1口でお申込の場合 66,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)
受講について
- 本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。
- インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。
- 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
受講料
51,700円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
51,700円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
生産工学 品質マネジメント総合 情報マネジメント一般前に見たセミナー
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13:00 ~
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51,700円(税込)/人
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主催者
キーワード
生産工学 品質マネジメント総合 情報マネジメント一般関連セミナー
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