
蓄電池や長期エネルギー貯蔵技術(LDES)への期待
セミナー趣旨
電力系統における太陽光発電や風力発電などのシェア拡大によって電力供給の不確実性が増す中で、蓄電池、長期エネルギー貯蔵技術(LDES)、デマンドレスポンス(DR)、疑似慣性パワーコンディショナーなど、さまざまな技術を電力系統に導入してフレキシビリティを確保する必要があります。本セミナーでは、フレキシビリティの全体像や有力視される技術について、日本の産業競争力強化などといった観点も踏まえつつ詳説します。
セミナープログラム
1. はじめに
(1) 弊行概要
(2) 調査テーマの全体像
2. 電力系統における調整力の必要性
(1) 電力系統における調整力とは
(2) 調整力を提供する技術の概要
(3) 発電・送電・小売別の調整力活用方法
3. 定置用としての有望蓄電池技術
(1) リチウムイオン電池の評価
(2) 2030年に求められるスペック
(3) 主要技術の概要と評価
(4) 蓄電池確保に向けた方向性
4. 需給調整に向けたLDESの導入
(1) LDESの概要と評価
(2) NAS電池・レドックスフロー電池・蓄熱の評価と概要
(3) 各国政策および産業競争力強化に向けて
5. 調整力としてのDRへの期待と展望
(1) DRビジネスの仕組み
(2) DRの自動化(ADR)
(3) 今後のあり方
6. 慣性・同期化力の確保に向けて
(1) 慣性・同期化力の概要
(2) 技術的解決策
(3) 今後の見通し
7. 関連質疑応答
8. 名刺交換・交流会
セミナー講師
株式会社日本政策投資銀行
産業調査部
副調査役
堀 克紀 氏
慶應義塾大学理工学部機械工学科を卒業後、2021年日本政策投資銀行入行。ストラクチャードファイナンス部及び企業金融第5部にてエネルギー業界における投融資等に従事した後、2025年4月より現職。エネルギー業界のアナリストとして、業界マクロトレンドのフォローや革新技術の調査を行う。
セミナー受講料
1名:37,770円(税込) 2名以降:32,770円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
※地方公共団体ご所属の方は、2名まで11,000円(税込)
但し、会場受講またはライブ配信受講限定。2名様の受講形態は同一でお願いいたします。
※システムの仕様上、お申込み画面では通常料金が表示されます。割引適用後の受講料は、ご請求書にてご確認ください。
受講について
会場またはライブ配信受講
ライブ配信受講の方は、お申し込み時にご登録いただいたメールアドレスへ、Zoomでの視聴用URLとID・パスワードを開催前日までにお送りいたします。
アーカイブ配信受講
<1>セミナー終了3営業日後から2週間何度でも、アーカイブをご視聴いただけます。
<2>収録動画配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りいたします。
<3>質疑応答は原則として収録録画からカットされますが、ご視聴後のご質問など、講師とのお取次ぎを
させていただきます。
受講料
37,770円(税込)/人
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