
■本講座の注目ポイント
★約40年にわたりフォトリフラクティブ効果、ホログラフィックメモリー、メタサーフェスなど、光波制御の研究に携わり、学実験技術の経験を積んできた講師が、メタレンズについて基礎から応用まで解説。
特にメタレンズがどのように波面を制御するのか、その原理を丁寧に説明する。メタレンズはメタサーフェスの一種であり、まずはメタサーフェスとは何か、を理解することがメタレンズを理解する基本となる。メタサーフェスが理解できれば、メタレンズだけでなく、同じくわずか1μmの厚さのホログラム、プリズム、偏光子、位相子を作ることができるということも理解できる。これらは総称してフラットオプティクスとも呼ばれ、光学系の小型化に対して大きな期待が寄せられている。しかし、これらにももちろん乗り越えるべき問題はあり、実用化に向けての道のりは平坦ではない。これらの問題についても触れて、今後の開発の参考にしていただければと思う。
セミナー趣旨
厚さ約1μmの超薄型光学素子として近年注目が高まっているメタレンズについて、基礎から応用まで解説する。特にメタレンズがどのように波面を制御するのか、その原理を丁寧に説明する。メタレンズはメタサーフェスの一種であり、まずはメタサーフェスとは何か、を理解することがメタレンズを理解する基本となる。メタサーフェスが理解できれば、メタレンズだけでなく、同じくわずか1μmの厚さのホログラム、プリズム、偏光子、位相子を作ることができるということも理解できる。これらは総称してフラットオプティクスとも呼ばれ、光学系の小型化に対して大きな期待が寄せられている。しかし、これらにももちろん乗り越えるべき問題はあり、実用化に向けての道のりは平坦ではない。これらの問題についても触れて、今後の開発の参考にしていただければと思う。
■注目ポイント
★メタレンズの動作原理について学習、習得できる!
★メタサーフェスの機能、位相変調、偏光変調、強度変調の原理について学習、習得できる!
★メタアトムによる位相と偏光の変調の原理について学習、習得できる!
★メタホログラム、メタプリズム、メタ偏光子、メタ位相子の動作原理について学習、習得できる!
★メタレンズの設計法、現状での問題点、原理的に乗り越えられない限界について学習、習得できる!
習得できる知識
メタレンズの動作原理
メタサーフェスの機能、位相変調、偏光変調、強度変調の原理
メタアトムによる位相と偏光の変調の原理
メタホログラム、メタプリズム、メタ偏光子、メタ位相子の動作原理
メタレンズの設計法
メタレンズの現状での問題点、原理的に乗り越えられない限界
セミナープログラム
1.メタレンズの概要
1.1.メタレンズはどのような構造をしている?
1.2.メタレンズの機能は?なぜレンズ作用を持つ?
2.メタレンズの原理
2.1.メタサーフェスの応用としてのメタレンズ
2.2.メタサーフェスはいかにして波面を自在に作り出す?
2.3.メタサーフェスはいかにして偏光を操作する?
3.メタアトムによる位相遅延のしくみ
3.1.実効屈折率モデル
3.2.導波路モデル
3.3.ミー共鳴モデル
3.4.幾何学的位相(パンチャラトナム=ベリー位相)
3.5.隣接メタアトム間の相互作用
4.メタレンズの作製
4.1.メタレンズの設計
4.2.メタレンズの製作
5.メタレンズの諸問題
5.1.正弦条件
5.2.色消しメタレンズ
5.3.2π位相折り返し
6.フラットオプティクスの可能性
6.1.メタプリズム
6.2.メタ位相板
6.3.メタ偏光子
6.4.メタホログラム
【キーワード】
メタサーフェス、メタマテリアル、フラットオプティクス、レンズ、位相子、偏光子、メタホログラム、色消しメタレンズ、電子ビームリソグラフィー、光リソグラフィー、ナノインプリント
セミナー講師
宇都宮大学 客員教授 志村 努 氏
セミナー受講料
【1名の場合】38,500円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
受講料
38,500円(税込)/人
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