
セミナー趣旨
会場受講の方には、希望者先着順で書籍『合わせて学ぶESG×リスクマネジメント』を進呈します。
企業戦略に、ESGやサステナビリティが採用される時代、リスク管理部門やコンプライアンス部門、内部監査部門は、ESG対応の観点で何をすべきかを、具体的に理解されている方は多くないと思います。
また、SSBJの「サステナビリティ基準」が制定され、サステナビリティ情報に係る保証制度の導入が見込まれる中、財務情報とサステナビリティ情報とを統合した内部統制の構築の必要性が高まっています。
ESG先進企業の取組みも参考に、あるべき姿や取組みについて本セミナーでは解説を行います。
◆ ESG基準や格付評価対応の観点で、リスク管理体制・コンプライアンスプログラムを改善する取組みを解説します。
◆ SSBJの「サステナビリティ基準」開示・保証制度の導入に備え、統合的内部統制の構築にあたり最低限準備すべきことを解説します。
受講対象・レベル
リスク管理部門、コンプライアンス部門
セミナープログラム
1. ESG対応の背景
1) ESGの定義とESGを経営に反映したESG経営とは何か
2) コーポレートガバナンス、内部統制、有価証券報告書とESGとの関係性
3) ESG評価指標としてのESG格付機関、ESG基準との関係性
2. ESGリスク管理とGRIスタンダード
1) ESGとリスクマネジメントとの関係性
2) ESGリスクの要素は何か
3) GRIスタンダードの概要、開示プロセス、事例
4) GRIスタンダード上求められるリスク管理体制
3. ESG格付評価に対応したリスク管理・コンプライアンスプログラム
1) エマージングリスク対応の背景と目的
2) エマージングリスクの管理プロセス(ISO/TS 31050:2023)と取組み事例
3) コンプライアンスプログラムがステークホルダーから求められる背景
4) PRI署名企業30社から対応状況についての現状の分析
5) 腐敗防止やコ独禁法対応のコンプライアンスプログラム
4. SSBJ基準と統合的内部統制の構築
1) 統合的内部統制とは
2) 実務上の課題と求める内部統制レベル
3) SSBJとISSA5000「サステナビリティ保証」の概要
4) SCOPE1、2に対応した業務フロー・手順書
5) 情報開示の文書化対応
6) 早期化に向けたステップ
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。
セミナー講師
木村研悟公認会計士事務所 公認会計士
木村研悟 氏
2008年に公認会計士登録、KPMGあずさ監査法人にて監査業務を経験後、2015年に上場会社のリスクマネジメント部に出向しERM(全社的リスク管理)実務に従事。帰任後、内部統制整備、リスク管理体制構築、不祥事に関わる再発防止策等に関するコンサルティング業務を経験し、2021年4月に独立。 現在は、ESG格付評価対応、GRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)に関するデュー・デリジェンス、カーブアウトに伴う内部統制領域のPrePMI、情報セキュリティマネジメントプロセス構築等、幅広い領域で活動する。
【資格】GRI認定サステナビリティプロフェッショナル、情報セキュリティマネジメント、個人情報保護士
【著書】『合わせ学ぶESG×リスクマネジメント』(クロスメディア・パブリッシング)
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
【オンライン受講の方】
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
【会場受講の方】
お申込完了後、自動返信メールにて受講票をお送りいたします。
受講料
41,800円(税込)/人
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