
医療用粘着剤・テープの特性と低皮膚刺激を実現する製品開発のコンセプト
~粘着剤のイロハから新たな用途展開を探る~
■注目ポイント
★医療用粘着剤の基礎、医療分野・化粧品分野における製品の応用事例やその可能性、「粘着テープ」の特徴を生かしたうえでの課題解決型の製品開発のヒントを解説!
セミナー趣旨
粘着剤技術はニッチな高分子化学の応用の分野です。しかし、この技術から生まれた製品や部材は日用品・医療用品・医薬品・化粧品・電子材料や・表示材料・自動車産業・建材などきわめて多くの分野で使われています。
粘着剤について、基礎的な要素を学んでおくと多くの分野の製品開発に活かして行くことができるのです。
私は医療分野に関わってきましたので、医療用の粘着剤の基礎・いろはをわかりやすく説明し、さらに、医療分野の製品の応用事例や化粧品分野への応用の可能性についてお話します。粘着テープはシートであるが故の制限がありますが、そのシートであることによる特徴も出てきます。課題解決型の製品開発のヒントを一緒に考えてみましょう。
また、身近にある課題やニーズを見出し、新たな製品開発に結び付けていけるようにしたいと考えています。
習得できる知識
①粘着剤の成り立ち
②医療用粘着剤に必要な要件
③医療用粘着剤関係の製品群
④医療用粘着製品の開発事例(医薬テープ、医療機器、化粧関係テープなど)
⑤新たな製品開発のヒント、新製品開発のコンセプトを生み出す方法
⑥薬事的な側面から、粘着テープを薬事許可受けるための考え方
セミナープログラム
0. はじめに
1.医療用粘着テープの基礎 ~なぜ粘着剤は接着するのか~
1-1 医療用テープの構成
1-2 支持体の種類・目的・用途
1-3 粘着剤の種類と一般的特性(医療の分野)
2.医療用粘着剤とは ~工業用製品との違い~
2-1 医療用粘着剤とは
2-2 被着体が皮膚または粘膜に使用される
2-3 医療用製品にどのようなものがあるか
3.医療用テープと皮膚刺激
3-1 なぜテープを貼ると皮膚がかぶれるのか
3-2 皮膚刺激の原因
3-3 解決の方法
4.ゲル型粘着剤による低皮膚刺激製品開発事例
4-1 市場の課題と製品コンセプト
4-2 開発上の重要ポイント ~ゲル化と皮膚接着性のバランス~
5.水蒸気透過性と皮膚かぶれに関して
5-1 水蒸気透過性と皮膚刺激の関係
5-2 水蒸気透過性を向上させた製品開発事例
6.支持体の引張応力低減と皮膚かぶれ
6-1 皮膚伸縮に伴うテープ貼付部位の皮膚にかかる応力
6-2 皮膚刺激とフイルムの応力緩和性
6-3 応力緩和と貼付時の違和感
7.テープ技術の医療分野の応用例
7-1 化粧品分野
7-2 医療機器分野・創傷被覆材・その他
7-3 経皮吸収薬への展開 ~アトピー性皮膚炎解決テープへの挑戦~
7-4 スポーツテープ、キネシオテープその他
雑貨、包茎補助テープ(Fimotape)の紹介
8.まとめ
【質疑応答】
【キーワード】
医療用粘着剤、低皮膚刺激粘着剤、ゲル粘着剤、角質剥離、アレルギー反応、皮膚かぶれ、創傷被覆材、アトピー性皮膚炎対策品、包茎補助テープ、角質剥離、粘着剤開発
セミナー講師
メディカルテープ研究所 代表/(元)日東電工 研究所 部長/(元)日東メディカル・代表取締役/(元)東洋化学 取締役・技術開発部表 山本 敏幸 氏
セミナー受講料
【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
受講料
45,100円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
45,100円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
医療機器・医療材料技術 化粧品・医薬部外品技術 接着・粘着
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
45,100円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
医療機器・医療材料技術 化粧品・医薬部外品技術 接着・粘着関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
RO膜(逆浸透膜)とは?RO膜による水処理の仕組み、メリット・デメリットをわかりやすく解説
【目次】 水は私たちの生活に欠かせない資源であり、その水質は健康や環境に大きな影響を与えます。近年、世界中で水資源の不足... -
-
-
ポリカーボネートとは?強度や加工性・難燃性は?アクリルとの違いも解説
ポリカーボネートは透明性が高く丈夫なプラスチック材料で、日用品をはじめ各種工業製品に幅広く使われており、私たちの生活に...