
全固体電池における研究開発の現状と今後に向けた課題についてお話させていただきます。
セミナー趣旨
持続可能社会の実現のためキーテクノロジーである蓄電デバイスの研究開発現状と実用化への期待と課題について、分かり易く解説。
受講対象・レベル
・電池の材料研究開発を始めたばかりの方から、ある程度の研究経験を経た方。
・業務に活かすため、全固体電池についての知見を得たいと考えている方など
・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
必要な予備知識
この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ない。
習得できる知識
・電池の基礎知識
・全固体電池とは何か
・全固体電池の応用分野
セミナープログラム
1.はじめに
東京科学大学 全固体電池センターの紹介
2.蓄電池デバイスの重要性
エネルギー変換理工学の観点から、地球環境問題における蓄電デバイスの大幅な性能向上が求められる背景等について解説する。
また、蓄電池デバイスの研究開発、実用化の歴史を振り返る
3.夢の電池と言われ続けた全固体電池とは?
全固体電池の概要について、紹介するとともに、何故、実現が困難と言われ続けてきたのかについて解説する。
4.全固体電池のブレークスルーのポイント
全固体電池の実用化に向けての取り組みを飛躍的に促進することに寄与した本学、全固体電池研究センター長、
菅野 了次特命教授の研究の足取り・成果等について概説する。
5.全固体電池の実用化への取り組み状況
現在、我が国がトップランナーとして世界初の実用化を進めている全固体電池の応用可能性等の現状について概説する。
6.全固体電池の今後の課題について
全固体電池の今後に向けての課題等について、解説するとともに課題解決へのロードマップ等にてついて概説する。
7.まとめ
■講演中のキーワード
電気エネルギー、エネルギー変換、蓄電デバイス、電池の歴史、全固体電池
セミナー講師
国立大学法人 東京科学大学 全固体電池研究センター 特任教授 池松 正樹 氏
■ご略歴
大手企業にて研究所長、新規事業部長、役員(技術開発、知財所掌)および
国家プロジェクトのリーダー等を経歴、2015年より東京工業大学、
(2024年10月東京工業大学と東京医科歯科大学の統合に伴い)現職
■ご専門および得意な分野・ご研究
エネルギー変換科学、水素・燃料電池、蓄電デバイス等
セミナー受講料
1名46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
46,200円(税込)/人
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