
~熱分析による高分子材料の測定ノウハウと分析・解析事例~
※オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
【アーカイブ配信:6/16~6/25】 での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
熱分析を行ううえで分析の目的に対して的確な情報を得るためには、熱分析の原理や性質を正しく理解し、適切な測定技法を選択するとともに、最適な測定条件で分析し、得られたデータを適確に解釈することが肝要です。
本講では初心者の方々を対象に、熱分析の原理から測定技法の選び方、測定条件の考え方・決め方、測定チャートの見方の基本、装置のメンテナンスまで、熱分析に関する基本的な知識および実践の場で役立つノウハウを平易に解説するとともに、高分子材料を中心に典型的な分析事例を紹介します。
習得できる知識
・熱分析の原理.
・測定技法の選び方.
・測定条件の決め方・考え方.
・チャートの見方・解釈のしかた.
・熱分析装置の保守管理
セミナープログラム
1.熱分析とは
1-1.熱分析の定義
1-2.熱分析の種類と測定技法の選び方
1-3.熱分析データの概念
2.示差熱分析(DTA)および示差走査熱量測定(DSC)の原理と応用
2-1.DTAの原理
2-2.DSCの原理
2-3.DTAおよびDSCの測定・解析
2-3-1.測定条件の決め方とサンプリングの注意点
2-3-2.測定チャートの解析の基本
2-3-3.分析結果に及ぼす測定条件の影響
2-4.DTAおよびDSCの応用
2-4-1.融解
2-4-2.ガラス転移
2-4-3.結晶化
2-4-4.熱硬化性樹脂の硬化反応
2-4-5.熱履歴
2-4-6.比熱容量測定
2-4-7.酸化誘導測定
3.熱重量測定(TG)の原理と応用
3-1.TGの原理
3-2.TGの測定・解析
3-2-1.測定条件の決め方とサンプリングの注意点
3-2-2.測定チャートの解析の基本
3-2-3.分析結果に及ぼす測定条件の影響
3-3.TGの応用
3-3-1.分解
3-3-2.ゴム中の添加カーボンブラックの定量
3-3-3.反応速度論解析
4.熱機械分析(TMA)の原理と応用
4-1.TMAの原理
4-2.TMAの測定・解析
4-2-1.測定条件の決め方とサンプリングの注意点
4-2-2.測定チャートの解析の基本
4-2-3.分析結果に及ぼす測定条件の影響
4-3.TMAの応用
4-3-1.熱膨張率
4-3-2.ガラス転移
4-3-3.軟化点
4-3-4.熱膨張・熱収縮の異方性
5.熱分析装置の保守管理
5-1.装置校正(キャリブレーション)
5-1-1.装置校正と装置チェック
5-1-2.装置校正用標準物質
5-1-3.熱分析装置のトレーサビリティー
5-2.トラブルシューティング
5-2-1.DTA・DSCにおける異常データの原因と解決法
5-2-2.TGにおける異常データの原因と解決法
5-2-3.TMAにおける異常データの原因と解決法
6.【参考】測定技法によるガラス転移温度の違い
スケジュール
昼食の休憩時間12:00~13:00を予定しております。
※進行によって、多少前後する可能性がございます。
※質問は随時チャット形式で受け付けます。また音声でも可能です。
キーワード
熱分析,測定チャート,DTA,DSC,TG,TMA,装置,保守,管理,試料,セミナー
セミナー講師
(株)日立ハイテクサイエンス アプリケーション開発センタ
大久保 信明 氏
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
■ 会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名55,000円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
・3名以降は一人当たり定価の半額となります。
<※2名以上でお申込の場合は1名につき27,500円(税込)>
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受講について
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- セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
- アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
受講料
55,000円(税込)/人
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