~ 動き出した廃プラスチックのケミカルリサイクル ~
国内外のリサイクル技術・関連規制・企業動向と今後の展望

本セミナーでは、国内外の廃プラのリサイクル規制を概観した後に、急速に進展する国内外の廃プラのリサイクル技術動向について、ケミカルリサイクルを中心に解説する。 

 

日時

【会場受講】 2025年3月27日(木)13:00~16:30
【Live配信】 2025年3月27日(木)13:00~16:30
  受講可能な形式:【会場受講】or【Live配信】

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    セミナー趣旨

    廃プラスチックのリサイクルは地球温暖化対策や海洋汚染対策だけでなく、資源の有効利用のため必須の技術である。世界第2位のプラスチック消費国の日本にとっては喫緊の課題とも言える。既に、欧州では、再生プラスチックの一定量の使用が義務付けられ、日本も追従することになった。PETボトルto ボトルの回収再利用は30%を超えた。着色PETボトルやPET繊維の回収再利用も始まった。欧州では自動車のプラスチック部品への再生品の使用も義務付けられようとしている。日本で使用済みプラスチックの再生ができないと欧州への自動車の輸出が困難となってしまう。
    欧米では、廃プラスチックを熱分解し、分解油として石油化学のナフサクラッカーに投入するプラントが次々と稼働を始めている。日本でも、まもなく稼働を始める。既存のナフサクラッカーやポリマーの製造装置が、そのまま使えるため実際的な方法である。これらの最新技術と最新動向を解説する。

    セミナープログラム

    1.廃プラリサイクルの現状
     1.1 世界の廃プラ規制動向
     1.2 日本の廃プラ規制
     1.3 容リ法
     
    2.廃プラのメカニカルリサイクル
     2.1 廃プラの選別技術
       ・EREMA, TOMURA, プラニック etc.
     2.2 廃ポリスチレンのメカニカルリサイクル
     2.3 廃プラスチックの化学的マテリアルリサイクル
      2.3.1 ポリオレフィンボトル
      2.3.2 溶媒によるリサイクル
        ・PP, PS
     2.4 フィルムの脱インキ技術
     2.5 添加剤による廃プラのアップグレーディング
     
    3.廃プラのケミカルリサイクル技術
     3.1 PETのリサイクル
       ・溶融重合, 解重合
     3.2 廃ポリスチレンのケミカルリサイクル
     3.3 廃PMMAのケミカルリサイクル
     3.4 ポリ乳酸のリサイクル
     3.5 ポリカーボネート, ナイロン他
     
    4.廃タイヤのリサイクル
     5.廃プラの熱分解
     5.1 熱分解の方法
     5.2 Cl, Sの除去
     5.3 熱分解試験方法
     
    6.廃プラの液化
     6.1 廃プラから燃料油の合成
      6.1.1 熱分解炉
      6.1.2 マイクロ波による熱分解
     6.2 廃プラからナフサ原料の製造
       ・Quanta Fuel, Mura Technology, etc.
     6.3 世界の廃プラリサイクル会社の動向
       ・BASF, Dow, NESTE, Shell, ExxonMobil, SK,インドラマ, etc.
     6.4 マスバランス方式
     6.5 動き出した日本のケミカルリサイクル
       ・三菱ケミカル, 三井化学, 出光興産, 住友化学, etc.
     
    7.廃プラから化学品の合成
     7.1 廃プラから軽質オレフィンの製造(モノマー化)
     7.2 廃プラから芳香族の製造
     7.3 廃プラからアスファルト改質剤の製造
     7.4 廃プラから界面活性剤の合成
     
    8.廃プラのガス化
     8.1 廃プラガス化による合成ガスの製造
      8.1.1 廃プラから水素の製造
      8.1.2 廃プラ合成ガスの精製
      8.1.3 サワーシフト反応
     8.2 廃プラガス化合成ガスから燃料油の合成
      8.2.1 廃プラからFT合成による燃料油の合成
      8.2.2 廃プラTIGASプロセスによる燃料油の合成
     8.3 廃プラガス化による合成ガスから化学品の合成
      8.3.1 廃プラガス化水素からアンモニアの合成
      8.3.2 廃プラガスからメタンの合成
      8.3.3 廃プラからメタノールの合成
      8.3.4 廃プラからエタノールの合成
      8.3.5 エタノールからエチレンの製造
     8.4 廃プラ含有都市ゴミから航空燃料の製造
       ・Furclum (現状), LanzaJet, Shell
     
    9.廃プラのケミカルリサイクルビジネスの展望
     9.1 都市ゴミ焼却との組み合わせ
     9.2 廃プラケミカルリサイクルビジネスの展望
     
    10.Q & A

    セミナー講師

    アイシーラボ 代表 室井 髙城 氏
    元エヌイー・ケムキャット執行役員。元BASF首席顧問。

    略歴
    1968年
     福島工業高等専門学校 工業化学科 卒業
     住友金属鉱山株式会社 入社
     住友金属鉱山中央研究所配属
    1969年
     日本エンゲルハルド株式会社(現エヌ・イーケムキャット(株))
     市川研究所 出向
    1970年
     日本エンゲルハルド株式会社 本社営業第一部
     化学触媒の販売、自動車触媒の販売に従事
    1972年
     日本エンゲルハルド株式会社 大阪支店
     カスタム触媒の開発に従事
     公害防止VOC除去触媒の開発
    1982年
     日本エンゲルハルド株式会社 本社営業第一部
     カスタム触媒の開発
     Engelhard社(現BASF Catalysts )のProcessの ライセンシング
     カスタム触媒開発グループリーダー
    1998年
     エヌ・イーケムキャット株式会社(旧日本エンゲルハルド株式会社)
     化学触媒事業部 事業部長 
    2000年
     理事・化学触媒事業部 事業部長
    2002年
     事業開発部 燃料電池触媒&新規事業担当部長
     Engelhard社(現BASF Catalysts) ポリオレフィン触媒担当
    2003年
     執行役員 化学触媒事業部
    2005年
     触媒学会功績賞
    2006年
     触媒学会副会長
     早稲田大学客員研究員
    2007年
     エヌ・イーケムキャット株式会社 常勤顧問
     神奈川大学非常勤講師  
    2008年
     エヌ・イーケムキャット株式会社退社
     アイシーラボ (工業触媒コンサルタント) 設立
     BASFジャパン主席顧問
    2009年
     日本ガス合成執行役員
    2012年
     フロンティアラボ顧問
    2014年
     NEDO 戦略センター 客員フェロー

    セミナー受講料

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    受講について

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    • 会場受講:製本テキスト(セミナー当日に会場にて配布)
    • Live配信受講:PDFテキスト(印刷不可・編集不可)
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    受講料

    49,500円(税込)/人

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    13:00

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    開催場所

    東京都

    MAP

    【品川区】きゅりあん

    【JR・東急・りんかい線】大井町駅

    主催者

    キーワード

    高分子・樹脂材料   汚染物質排出抑制技術   省資源

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