
成長志向型カーボンプライシング GX-ETS カーボンクレジット
開催日:2024年06月20日(木) 16:30 - 18:30
セミナー趣旨
日本政府は、今後の10年間、日本全体で150兆円、そのうち政府が20兆円を拠出し、規制・支援一体型で脱炭素経済社会に向けて邁進することを決めた。これは現在のエネルギー特別会計をほぼ倍増することを意味する。この産業論的戦略性を支えるものがGX経済移行債とその原資を提供するカーボンプライシングである。これらをどう理解すべきかを詳説する。
セミナープログラム
1. 気候変動問題の現状
(1) 国際制度の動き - NDCと隔年報告書サイクルの稼働
(2) 国内の対応 - 過去実績と今後の展望
2. GX基本方針の概要
(1) 全体的戦略性と意図
(2) 資金源調達手法としてのカーボンプライシング
① はじまったGX-ETSパイロットの分析
② 2026年度以降のGX-ETSの展望
③ 炭素に対する賦課金
(3) ロードマップの全体と個別からの考察 ‐ 資金使途と軌道修正の可能性に関して
3. 企業側にたった考察 - 炭素制約下社会のビジネス戦略の考え方
セミナー講師
公益財団法人 地球環境戦略研究機関
上席研究員・シニアフェロー
株式会社PEARカーボンオフセット・イニシアティブ 代表取締役
松尾 直樹 氏
大阪大学大学院理学研究科物理学専攻 博士後期課程修了(理学博士)
2002年~ (有)クライメート・エキスパーツ 代表取締役(温暖化コンサルティング)
2007年~ (株)PEARカーボンオフセット・イニシアティブ 代表取締役(途上国ビジネス)
2009年~ 慶應義塾大学 非常勤講師 (大学院低炭素関係)
2017年~ (公財)地球環境戦略研究機関 上席研究員/シニアフェロー(気候変動戦略研究)
2020年~ (株)クールイノベーション 取締役(革新的冷蔵技術・途上国コールドチェーン)等
セミナー受講料
1名:33,710円(税込)2名以降:28,710円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。
<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。
受講料
33,710円(税込)/人
関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
静電選別とは?リサイクルの切り札となる仕組み・原理を徹底解説
【目次】 現代社会が抱える深刻な課題の一つに、資源の枯渇と大量廃棄の問題があります。私たちの生活を豊かにする製品は、役目を終えると膨... -
地中熱とは?知られざる再生可能エネルギー「地中熱」の可能性を解説
【目次】 再生可能エネルギーと聞いて、太陽光や風力を思い浮かべる方は多いでしょう。しかし、私たちの足元、大地にもクリーンで安定したエ... -
アンモニア発電とは?CO2排出削減の切り札、次世代燃料の仕組みや課題を解説
【目次】 地球温暖化対策が喫緊の課題となる中、温室効果ガスの排出量削減は世界共通の目標です。特に発電分野におけるCO2排出量の多さは... -
グリーン水素とは?なぜグリーン水素が注目されるのか、知っておきたいグリーン水素のすべて
【目次】 地球温暖化の進行と化石燃料への依存からの脱却は、現代社会が直面する最も喫緊の課題の一つです。世界各国が持続可能な社会の実現...