
ガス分離の各手法・プロセスと応用技術 ~分離膜・デバイス・装置および評価技術・応用展開など~
カーボンニュートラルに向け注目のガス分離技術を俯瞰!
各手法のしくみや特徴・性能の比較からCO2・水素他各種ガス分離技術の現状まで!
セミナー趣旨
昨今、地球温暖化に代表される気候変動問題への注目が高まっている。気温上昇を産業革命前+1.5℃に抑えるという国際的な目標を実現するには、二酸化炭素の分離回収が必須とされている。また、GXの推進に伴い、水素やメタン等、様々な産業においてガス分離技術への要求は高まってきている。
本セミナーでは、カーボンニュートラルに向けたキーテクノロジーとなるガス分離技術に関し、化学の視点を中心に、各種ガス分離手法のしくみ・特徴や性能およびその比較から評価技術・CCUSに至るまで、関連する周辺技術を交え現状を解説する。
受講対象・レベル
・ガス分離技術について基礎から学びたい方。
・カーボンニュートラルに向けたガス分離の応用やその周辺技術に関する現状を早く知りたい方。
など
習得できる知識
・ガス分離技術の基礎
・シミュレーションの適用法
・カーボンニュートラル関連技術の概要
・CO2回収技術の現状
など
セミナープログラム
1.背景
1) カーボンニュートラル技術の全体像
2) 二酸化炭素の分離貯蔵技術 (CCS)
3) 二酸化炭素利用技術 (CCU)
2.ガス分離デバイスの仕組み
1) 圧力スイング法
2) 温度スイング法
3) 二酸化炭素液化・固化を利用する方法
4) 分離膜デバイス
5) エネルギー消費と費用
3.ガス分離の分子論
1) 気体の液体への溶解
2) 固体への吸着・脱着
3) 高分子への溶解・収着
4) 多孔質固体
5) 膜分離
6) ゲート効果
4.液体を用いる方法
1) 化学吸着液
2) 物理吸着液
3) その他
4) エネルギー消費とコストの比較
5.固体を用いる方法
1) ゼオライト
2) 金属有機構造体(MOF)
3) 共有結合性有機構造体(COF)
4) その他
5) エネルギー消費とコストの比較
6.膜を用いる方法
1) 単位系
2) 透過速度と選択性
3) upper limitとその理由
4) 高分子膜
5) mixed matrix membrane
6) MOF
7) COF
8) その他
7.評価技術
1) クロマトグラフィ
2) 質量分析計
3) ガスセンサーのしくみと精度
4) その他の方法
8.シミュレーション
1) 第一原理計算
2) 分子動力学
3) 機械学習など
4) プロセスシミュレーションの現状
9.CO2分離技術の現状
1) 自然界の二酸化炭素分離・利用プロセス
2) 二酸化炭素貯留技術の現状
3) 二酸化炭素利用技術の現状
10.その他ガス分離技術の現状
1) 水素
2) メタン
3) 酸素
4) 希ガス:資源、需給、分離技術
11.今後の展望
<質疑応答>
セミナー講師
北海道大学大学院 工学研究院 教授 博士(理学) 島田 敏宏 氏
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
41,800円(税込)/人