医療用高分子の基礎・生体親和性の発現機構と表面設計・評価【LIVE配信・WEBセミナー】

★2024年4月16日WEBでオンライン開講。九州大学 田中 賢 氏が医療用高分子の基礎や生体親和性の発現機構と表面設計・評価について解説する講座です。 

■注目ポイント
★各種医療機器の表面処理材として製品化した高分子材料を事例に、生体親和性発現機構や開発の技術課題、予防、診断、治療、病後の管理を支える生体親和性高分子表面・界面の設計と優れた材料のスクリーニング方法について解説!
★製品使用環境で存在する水の視点を考慮し、材料・界面設計における課題と進展、次世代多機能材料について解説!

セミナー趣旨

 ヘルスケア・医療分野は我が国の成長戦略にも位置付けられ、国際競争力のある製品開発への取り組みが期待されている。高齢社会でニーズの大きいヘルスケア・医療製品には、生体安全性および生体親和性が必要である。また、より価値の高い医療製品の開発には多様な機能を有する材料が市場から求められている。本講座では、各種医療機器の表面処理材として製品化した高分子材料を事例に、生体親和性発現機構や開発の技術課題、予防、診断、治療、病後の管理を支える生体親和性高分子表面・界面の設計と優れた材料のスクリーニング方法について解説する。

【キーワード】
ヘルスケア、医療材料、バイオ界面、タンパク質吸着、細胞接着、細胞機能制御、界面水、中間水、バイオマテリアル、再生医療、医療機器、血液、予防、診断、治療、がん細胞、幹細胞

【講演ポイント】
ヘルスケア・医療製品は、使用時に乾燥状態からウエットな状態に変化する。本講演では、製品使用環境で存在する水の視点を考慮し、材料・界面設計における課題と進展、次世代多機能材料について解説する。

習得できる知識

・各種製品、材料の表面処理に関する知識。
・医療材料の全体像。
・医療現場のアンメットニーズ
・水和した材料の解析手段の選択。
・水和レベル、タンパク質レベル、細胞レベルでの人工材料と生体成分の相互作用の理解。
・生体親和性合成材料と生体分子の共通点。
・次世代医療高分子の設計指針
・防汚などの機能表面の設計の考え方。
・製品化から基本コンセプトの理解。

セミナープログラム

1.医療製品用の合成高分子材料
 1-1 親水性高分子
 1-2 相分離型高分子
 1-3 双性イオン型高分子
 1-4 表面微細加工化高分子
 1-5 製品化されている高分子の特長と課題
2.タンパク質吸着の評価
 2-1 タンパク質の吸着量
 2-2 吸着タンパク質の組成と構造
 2-3 タンパク質の吸着と脱離の速度論解析
3.細胞接着の評価
 3-1 細胞(正常組織細胞、血球細胞、癌細胞、幹細胞)の接着と生体親和性
 3-2 細胞接着の機構と細胞接着選択性
 3-3 細胞-材料間相互作用の解析と制御
4.生体親和性の発現機構と表面設計
 4-1 高分子材料のバルク物性(機械的、物理化学的)
 4-2 高分子材料の表面物性(最表面計測の重要性)
 4-3 水環境下および生理環境下におけるバイオ界面 (構造と運動性)
 4-4 高分子バイオマテリアルの分子設計の最新動向
 4-5 天然高分子と生体親和性合成高分子の共通点と相違点
 4-6 生体親和性と生分解性を併せ持つ高分子の設計
 4-7 優れた材料の簡便なスクリーニング方法
 4-8 次世代医療・ヘルスケア・環境・エネルギー分野への展望
【質疑応答】

セミナー講師

九州大学  先導物質化学研究所 ソフトマテリアル学際化学分野 教授  田中 賢 氏

セミナー受講料

【1名の場合】38,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:30

受講料

38,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

医療機器・医療材料技術   高分子・樹脂材料

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38,500円(税込)/人

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全国

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医療機器・医療材料技術   高分子・樹脂材料

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