吸音・遮音・防振の理論とその測定・評価に関する入門講座~基礎理論の他、音響測定も解説~

■これから吸音・遮音などの音の問題について学ぼうとする方へ
■吸音・遮音・防振のメカニズムを理解するための基礎講座

 ★ アーカイブ配信のみの受講もOKです。
 ★「なぜ吸音するのか」「遮音のメカニズムは何か」など、本質を理解していただきます。

 

日時

【Live配信:アーカイブ付き】 2024年4月26日(金)  10:30~16:30
【アーカイブの視聴期間】2024年4月27日(土)~5月3日(金)まで
  受講可能な形式【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

セミナー趣旨

音・振動に関する様々な問題を扱う際には、その発生から伝搬・感知に至る現象がどういうものかを理解しておくことが必要です。その過程で材料の持つ吸音・遮音・力学的性質がどのように関係し、その特性をどのように把握するか、本講座ではこの点を中心に「音響に関する初心者でも理解できる」に重点を置いて、多くの事例を交えて解説します。
また、情報処理技術の発達によりほとんどの音響計測とその解析が高価な計測機器を使わずに簡単に自前でできるようになりました。その際必要となる、パソコンによるデジタル処理の基礎についても解説します。

習得できる知識

本講座では、これから吸音・遮音などの音の問題について学ぼうとする初心者を主な対象とし、吸音・遮音・防振のメカニズムを理解するための基礎事項を解説します。
この基礎知識があって初めて有効な吸音・遮音構造体の選択、あるいは新たな吸音・遮音材料を創り出すことも可能となります。さらに、吸音・遮音・防振に関係する諸問題において、その問題解決としてできる限り幅広い選択が可能となるような知識・技術が得られることを目指します。関連する多くの参考文献を紹介していますので、本講座をきっかけに自前での知識・技術の向上が期待できます。

セミナープログラム

1.身の回りの音と振動の実態
2.音の基礎事項
 2.1 音の物理と聴覚(音って何?)
 2.2 音の問題をシミュレーションする基礎
 2.3 音の反射・吸収・透過

3.吸音の基礎理論
 3.1 吸音率とインピーダンス
 3.2 吸音のメカニズム
  3.2.1 多孔質型吸音
   ・なぜ吸音する?
   ・吸音を表現するモデル
  3.2.2 板・膜振動型吸音
   ・なぜ吸音する?
   ・吸音を表現するモデル
  3.2.3 共鳴器型吸音
   ・なぜ吸音する?
   ・孔あき板吸音構造とスリット型吸音構造
 3.3 微細穿孔板(MPP)の吸音
  3.3.1 吸音を表現するモデル
  3.3.2 MPPの応用
 3.4 吸音率の測定
  3.4.1 菅内法
  3.4.2 残響室法
 3.5 吸音による減音効果
  3.5.1 残響理論
  3.5.2 インパルス応答
  3.5.3 残響理論に基づく吸音の減音効果

4.遮音の基礎理論
 4.1 振動と音の伝搬
 4.2 遮音のメカニズム:隙間のない壁体をなぜ音が透過する?
 4.3 空気音の遮音
  4.3.1 一重板の遮音理論
   ・音の透過を表現するモデル
   ・どうしたら遮音性能を上げられるか
  4.3.2 二重板の遮音理論
   ・音の透過を表現するモデル
   ・空気層があることによる新たな問題
  4.3.3 空気音の遮音性能測定と評価
 4.4 個体音の遮音
  4.4.1 個体音とは?
  4.4.2 個体音の実態と対策(防振の原理)
 4.5 床衝撃音
  4.5.1 床衝撃音の実態と対策
  4.5.2 床衝撃音の測定と評価

5.防振の基礎理論
 5.1 振動伝達の簡易モデル
 5.2 防振の考え方
 5.3 ダンピングの測定理論

6.音の測定と信号処理の基礎
 6.1 音響測定一般
 6.2 デジタル信号処理の基礎
 6.3 測定と解析例

7.吸音・遮音に関する基礎理論・技術の応用例
 7.1 サンドーム福井の音響設計
 7.2 空気層区画による遮音効果
 7.3 板振動型吸音とMPPの統一理論
 7.4 二重板の遮音へのMPPの応用
 7.5 粘弾性体を応用した二重板の遮音

  □質疑応答□

セミナー講師

京都大学名誉教授 高橋 大弐 氏
【経歴・専門・受賞など】
京都大学修了後,福井大学,京都大学で建築音響,騒音・振動分野を専門に教育・研究活動に従事
日本建築学会奨励賞,日本音響学会佐藤論文賞,日本音響学会環境音響研究賞などを受賞
 

セミナー受講料

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※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
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配布資料
PDFテキスト(印刷可・編集不可)

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※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。


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受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

全国

主催者

キーワード

機械技術一般   機械設計   計測工学

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