ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法≪Excelによるサンプルサイズの厳密計算法と実計算例≫

日時

基礎Aコース 【Live配信受講】 2024年5月16日(木)  13:00~16:30
実務Bコース 【Live配信受講】 2024年5月30日(木)  13:00~16:30

基礎Aコース 【アーカイブ配信受講】 2024年5月27日(月)  まで受付(配信期間:5/27~6/21)
実務Bコース 【アーカイブ配信受講】 2024年6月10日(月)  まで受付(配信期間:6/10~6/21)
※ABコース選択受講可

  受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】
※Live(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。

 

セミナー趣旨

【基礎 Aコース】5/16開催   
基礎コースでは、ISO 13485:2016の求めるサンプルサイズの根拠を伴う統計的手法の要求される場合について説明した後、ExcelやRを用いながら、確率密度分布にもとづく区間推定の手法の理解と、手法と関連づけて、サンプルサイズの計算法を説明する。 

【実務 Bコース】5/30開催 
実務コースでは、ISO 13485:2016が求めるサンプルサイズの根拠を伴う統計的手法を3つの基本的方法として説明する。有意差検定および不良率の推定方法について、統計的手法とサンプルサイズ計算方法をExcelを用いて説明する。これらの説明にあたっては、検定(推定)の実施もそのサンプルサイズ計算も、どちらも適切なExcel関数を選択すれば可能なことを計算例で示す。 最後にISO 13485:2016が求めるサンプルサイズの根拠の考え方を整理し、Q&Aの形で確認する。サンプルサイズを減少させる方法とその是非についても触れる。

セミナープログラム

【基礎 Aコース】5/16開催   

[概要]
ISO 13485:2016年版に沿って改正されたQMS省令はもはや猶予期間はなくなった。ISO 13485:2016および改正QMS省令の「サンプルサイズの根拠を伴う統計的手法」に関しては、ISO 13485:2016や省令の文面だけからは具体的な方向性もどのようにサンプルサイズの根拠を設定して良いかは十分に読み取ることは困難である。そこでISO/TC210がとりまとめた「ISO 13485:2016実践ガイド」を参照しつつ明らかにする。これらの理解に基づくと、ISO 13485:2016が要求するサンプルサイズの根拠を伴う統計的手法は、設計開発検証・設計開発バリデーション・プロセスバリデーションの3つの局面で求められているが、サンプルサイズの根拠はいずれもリスク分析をその根拠とすることが最も適切である。
さて、統計的手法もそのサンプルサイズも、確率分布にもとづいて理解するのが最もわかりやすい。確率分布の関数はExcelやRで用意されているのでそれらを用いながら確率密度分布と統計手法との関係・サンプルサイズの計算方法についてビジュアルに理解できる。
基礎コースでは、ISO 13485:2016の求めるサンプルサイズの根拠を伴う統計的手法の要求される場合について説明した後、ExcelやRを用いながら、確率密度分布にもとづく区間推定の手法の理解と、手法と関連づけて、サンプルサイズの計算法を説明する。これまではサンプルサイズの計算に重点を置いたため割愛していた統計的手法の基礎的な部分についての説明も、全体のレベルを維持したままセミナーの内容に盛り込んだ。すなわち、統計学の基本の理解からはじめ、3つの基本的手法については統計的手法とそのサンプルサイズ計算方法の両方に使用するExcel関数とその使用上の注意を示しながらExcelを全面的に用いた説明を行う。

[得られる知識] 
▼ISO13485:2016のサンプルサイズに対する真の要求事項の理解。
▼サンプルサイズの根拠を伴う統計的手法が求められるのはどのような場合かについての判断につながる知識。
▼統計的手法とそのサンプルサイズ計算に用いるExcel関数とその使用上の注意点。

[プログラム]
1.ISO 13485:2016・改正QMS省令の求めるサンプルサイズと統計学手法
  ~ISO/TC210の「ISO 13485:2016実践ガイド」を踏まえて~
 1.1 サンプルサイズの根拠を伴う統計学手法が要求される3局面
 1.2 プロセスバリデーションとISO 13485:2016
 1.3 リスクマネジメントとISO 13485:2016

2.サンプルサイズ計算理解に必要な統計学
 2.1 確率密度関数と推計統計学
 2.2 統計量の分布~連続変数の5つの確率密度関数~
 2.3 離散変数の確率密度関数
 2.4 統計的手法とそのサンプルサイズ計算に用いるExcel関数、R関数の使用法 ~区間推定の場合を例として~

□質疑応答□

 
【実務 Bコース】5/30開催     

[概要]
実務コースでは、ISO 13485:2016が求めるサンプルサイズの根拠を伴う統計的手法を3つの基本的方法として説明する。基礎コースでは区間推定について概略を説明したが、実務コースでは、残る2つの「有意差検定」および「不良率の推定方法」について、統計的手法とサンプルサイズ計算方法をExcel用いて説明する。これらの説明にあたっては、検定(推定)の実施もそのサンプルサイズ計算も、どちらも適切なExcel関数を選択すれば可能なことを計算例で示す。このことで、統計手法とそのサンプルサイズ計算との関連性がより深く理解できる。
さらに、さまざまな品質管理で用いられる統計的手法があるが、3つの基本的手法の応用と位置づければ、効率的にこれらを体系的に理解することができるので、さまざまな統計手法がどの基本的手法の応用であるかを示す。なお、不良率の推定については、日本では、一般的にJIS による抜取試験がもちいられてきたようであるが、医療器に関しては、ISO 16269-6による、消費者危険を必要なレベル以下にすることが求められるべきであり、生産者危険にもとづくJISの抜取試験では医療器の信頼性(Reliability)は保証できない。このことをふまえ、FDAなどでは医療機器に関する信頼性保証はISO 16269-6に示された方法が要求されるようになってきているのでその現状を紹介する。このISO 16269-6の手法の統計的原理についてはJIS抜き取り試験との比較で説明する。
最後にISO 13485:2016が求めるサンプルサイズの根拠の考え方を整理し、Q&Aの形で確認する。サンプルサイズを減少させる方法とその是非についても触れる。

[得られる知識]
▼3つの基本的な統計手法を統計学の原理から理解し、Excel関数を用いて推定・検定・サンプルサイズの計算ができる。
▼基本的手法の応用として品質管理における様々な統計手法を理解し、検定・推定・サンプルサイズの計算ができる。

[プログラム]
1.設計開発・品質管理に必要となる3つの基本的な統計的手法とそのサンプルサイズ計算をExcel関数で確率密度関数から理解し実行する

 1.1 区間推定の方法の復習
   (1)区間推定計算例、
   (2)区間推定におけるサンプルズ計算法・計算例
 1.2 有意差検定の方法と計算例、そのサンプルズ計算法・計算例
  1.2.2 平均値の差の検定
   (1)平均値の差の検定方法とその実計算例
   (2)平均値の差のサンプルサイズ計算原理とその計算例
  1.2.3 分散比の検定
   (1)分散比の検定方法とその実計算例
   (2)分散比検定のサンプルサイズ計算原理とその計算例
  1.3 母集団の不良率の統計学的推定法と計算例、サンプルサイズ計算法・計算例
    (1) 医療器における不良品割合推定の持つ意味
    (2) 不良品割合推定法;ISO 16269-6の方法とJISの抜取試験の違いについて
    (3) 連続変数の規格値の場合の不良品割合の推定方法とそのサンプルサイズ
    (4) 2値の判定規格の場合の不良品割合の推定方法とそのサンプルサイズ

2.3つの基本的手法の応用として統計的手法を理解する
 2.1 回帰分析
 2,2 分散分析
 2.3 ノンパラメトリック手法
 2.4 プロセスバリデーションの統計的手法
 2.5 医療機器の信頼性試験の最近の傾向

3.サンプルサイズ減少手段とその是非

□質疑応答□

セミナー講師

高田 覚 氏
[略歴]
(株)カネカ在籍時、コレステロール吸着システムのFDA申請において統計解析を担当
そのほか3つの医療器の国内臨床試験を担当
(株) カネカファーマベトナム  (品質保証担当)の ISO 13485 認証取得

[主な研究・業務]
2021年9月まで ミックインターナショナル(株)に所属。医療器の国内およびFDA申請のコンサルタントとして、品質システム指導・統計解析を担当。

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

66,000円( E-mail案内登録価格62,700円 )
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で 66,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額33,000円)

 どちらか1コースのみの受講の場合 

49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で 49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)

【テレワーク応援キャンペーン(1名受講) オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込みの場合:受講料( 定価 50,600円/E-Mail案内登録価格 48,070円 )
※他の割引は併用できません。

 どちらか1コースのみ受講の場合(テレワーク応援キャンペーン・1名受講)
1名申込みの場合:受講料( 定価37,400円/E-Mail案内登録価格 35,640円 )
※他の割引は併用できません。

【1名分無料適用条件】(AB両コース・1日のみの受講)
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

※1コースのみ受講の方はお申込みの際、備考欄にご希望のコース名を記載下さい。

受講、配布資料などについて

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。
  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
    テストミーティングはこちら
     

アーカイブ配信の受講方法・視聴環境確認

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 会場での録画終了後から営業日で10日以内を目安に視聴開始のご案内をお知らせします。
  • S&T会員マイページ(無料)にログインいただき、ご視聴ください。
  • セミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。
    (テキストに講師の連絡先が掲載されている場合のみ)
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください。
  • 以下の視聴環境および視聴テストを事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
  • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    視聴環境  ≫ 視聴テスト【ストリーミング(HLS)を確認】

配布資料
PDFテキスト(印刷可・編集不可)

その他注意事項
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

医療機器・医療材料技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   サンプリング手法

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

医療機器・医療材料技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   サンプリング手法

関連記事

もっと見る