基礎から理解する治験薬製造と品質管理 ~開発段階に応じた治験薬の設計・品質管理にどう対応すべきか~

44,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社シーエムプラス
キーワード 医薬品技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   医薬品・医療機器等規制
開催エリア 神奈川県
開催場所 【横浜市西区】シーエムプラス本社セミナールーム
交通 【みなとみらい線】みなとみらい駅

治験薬の品質課題に対する必須知識を演者の経験を中心に紹介する

※本セミナーは、+9,900円(税込)でアーカイブ配信のオプション申込が可能です。

●申込締切:2024年4月10日(水)

セミナー講師

ナノキャリア株式会社取締役(監査等委員)宮嶋 勝春 氏

■略歴1979年4月~2000年2月    ゼリア新薬工業㈱ 中央研究所 製剤研究部この間、1984年2月~1986年10月  米国ユタ大学薬学部(Professor W.I.Higuchi教授)に留学2000年3月~2006年3月    テルモ(株) 研究開発センター 主任研究員2006年4月~2008年7月    奥羽大学薬学部 准教授2008年8月~2016年5月    武州製薬(株) 製造技術部 部長2016年6月~2017年5月    一般社団法人 製剤機械技術学会 事務局長2017年6月~2021年6月    ナノキャリア(株) 研究部 部長2021年7月~         ナノキャリア(株) 取締役(監査等委員)■専門内服固形製剤の開発、リポソーム製剤の開発、製剤の技術移転など■本テーマ関連学協会での活動1999年‐2000年    日本薬学会 評議員2002年‐2004年    ISPE日本支部 理事2011年‐2016年    製剤機械技術学会 理事2016年‐2021年    日本薬剤学会 代議員

セミナー受講料

1名44,000円(税込)(会場の場合昼食付)1社2名以上同時申込の場合,1名につき33,000円(税込)

●講演資料:[会場]テキストを用意し、当日配布いたします。      [web]テキスト郵送(郵送料金は受講料に含む)

■アーカイブ配信をご希望の場合●利用料:上記受講料に加えて、1名につき9,900円(税込)のオプション料金が追加されます。●視聴期間:2024年4月24日(水)~2024年5月7日(火) ※期間内、繰り返し視聴が可能です●申込方法:申込フォームの「アーカイブ配信オプション」で【あり】とご選択ください。●備考: ・本オプションを希望され、複数名同時申込された場合、全員がアーカイブ配信付のお申し込みとなります。 ・講師との質疑応答は当日のLive受講(Web)のみとなります。 ・原則として当日の質疑応答はアーカイブ配信からカットされます。

受講について

■ご受講の注意事項(予めご了承の上、お申込み下さい。)・講義中の録音・録画(静止画・動画)行為は固くお断りします。・お申込いただいていない方と複数名で視聴することを禁じます。・テキスト資料の無断複製・転載・販売等、一切を禁じます。・講義中の妨害等、一切の行為を禁じます。※上記4点、また類似の行為が認められた場合、強制的に退出して頂きます。また、ご本人及びご所属先の方の今後のセミナー参加をお断りします。

・お客様の利用環境、接続環境による不具合について、弊社は一切の責任を負いません。・必ず視聴テストを行い、接続不良については自社IT部門等に接続についてご確認ください。 ZOOMシステム要件(外部サイト) ZOOMテストミーティング(外部サイト)

【申込時】●受講料はセミナー開催5営業日前の15時までにお振込み下さい。●定員に達し次第、申込を締め切ります。●最小開催人数3名に満たない場合、中止とさせて頂きます。●講師及び当社のコンペティターの場合、受講をお断りする場合がございます。

【セミナー当日】●名刺を以て受講券とします。お忘れなきようご持参ください。●録音・録画(静止画・動画)行為は固くお断りします。●会場では講義中のパソコン・携帯電話等の使用をお断りします。

詳しくはこちらをご確認ください。

セミナー趣旨

 新薬開発において、治験薬製造・品質管理は、単に臨床試験だけの問題ではなく、製剤設計そして医薬品開発の成否そのものにかかわる重要な取り組みである。そして、そこには開発段階に応じた対応・適切な変更管理が求められている。こうした治験薬であるが、2000年代に入ると製剤開発がリスクマネジメントを基本としたQuality by Designにより行われることとなり、その結果が治験薬の製造・品質管理にも反映されることになった。特に、治験薬に求められる各種データは臨床試験のステージにより異なり、治験の目的・各ステージに適した治験薬の品質規格や有効期間の設定、包装設計、一貫性/同等性の担保、分析法バリデーションなどが求められている。特に本セミナーでは安定性を短期間で精度良く予測するための方法としてAccelerated Stability Assessment Programについて紹介する。また、バイオ医薬品の開発も増えているが、そこには合成医薬品とは異なる対応も必要となっている。さらに、本年2月には治験薬出荷に影響を持つQualified PersonとPIC/s GMPのAuthorized Personの間で調和が図られた。この調和が、今後我が国の治験薬製造にどのように影響するか注視する必要がある。 本セミナーでは、治験薬に関する基礎から臨床試験の各段階に応じた製造・品質管理、そして製造承認申請後の適合性調査にわたり、治験薬に関わる各種課題に対する基本的な考え方・対応について、演者の経験を中心に紹介する。

■事前質問(以下の方法で事前質問もお寄せ下さい) 1)申込フォーム内「Q2.備考(ご希望やご連絡等)」に事前質問を記載ください 2)請求書をお送りしたメールに直接、質問内容を返信ください  ※準備の都合上、開催1週間前までにご提出ください

■セミナーキーワード適合性調査、治験薬GMP、治験届/IND/CTA、品質リスクマネジメント、Annual Report/DSUR、バリデーション/ベリフィケーション、IQコンソーシアム

習得できる知識

・製剤開発プロセスと治験薬の役割り・製剤開発に役立つ3つの分類-DCS、BCS、MCS-・日米欧での治験開始までのプロセス-治験届、IND、CTA-・非臨床試験用製剤、Phase 1, 2, 3用製剤の特徴・医薬品GMPと治験薬GMPにおけるValidationとVerification・治験薬における一貫性と同等性の意味と、それに対する対応・治験薬の有効期間・使用期限の設定・分析法バリデーションの実施時期・適合性調査への対応・バイオ医薬品とカルタヘナ法

セミナープログラム

1.医薬品開発における臨床試験と治験薬の基礎 1)製剤開発プロセスと成功確率開発(適応症毎、開発ステージ毎等) 2)治験薬に係る過去の話題-GMPにどう対応するか- 3)医薬品開発における治験薬の位置付け-治験と臨床試験、どう違う?- 4)治験の種類と治験薬  ・マイクロドーズ試験  ・臨床薬理試験  ・探索的臨床試験  ・検証的臨床試験&Pivotal試験 5)Placebo製剤-実薬製剤よりも大変- 6)治験薬に求められる包装とは?-Weekly Package他- 7)開発段階に応じた取り組み-IQ Consortiumにおける議論- 8)開発に役立つ3つの分類-DCS、BCS、MCS-

2.製剤開発における治験薬の役割り-製剤開発の質が治験薬につながる!- 1)QbDに基づいた製剤開発プロセスとは?-QbDに基づいた開発の本質を理解する- 2)品質リスクマネジメントの理解と治験薬の開発

3.3極における治験開始ためのプロセスと作成資料 1)日米欧規制当局が求める治験開始までのプロセス 2)治験開始に必要な文書とは?-申請資料作成とDMF- 3)Annual ReportとDSURへの対応 4)我々はQualified Personになれるか? 5)調和されたQualified PersonとAuthorized Person 6)規制当局との対話  ・RS戦略相談  ・Type C Meeting  ・Scientific Advice 7)治験薬製造に係るQ&A-治験薬製造に対する査察はあるか?他-

4.医薬品GMPと治験薬GMP 1)治験薬GMPのポイント-医薬品GMPと何が異なるか- 2)治験段階に応じたGMPへの対応-文書・変更・逸脱管理・BR他- 3)バリデーションかベリフィケーションか-判断基準とは?- 4)治験薬の一貫性と同等性への対応(2つの同等性とは?)

5.治験薬の規格設定・分析法バリデーションへの対応 1)非臨床試験用製剤からPhase 1~Phase 3用治験薬の品質管理 2)分析法バリデーションは、どの段階で完了すべきか? 3)類縁物質・不純物をどう管理するか? 4)標準物質・標準不純物の作成と品質管理

6.治験薬の有効期間をどう設定するか 1)治験薬に求められる有効期間とは?-加速条件ではダメ!- 2)治験薬の有効期間・使用期限をどう設定するか? 3)Ongoing stability 試験は必要か 4)治験薬の輸送上の安定性と使用上の安定性データが必要!

7.治験薬の委託製造 1)治験薬を委託製造する場合のポイント-組織・文書・人材- 2)技術移転とトラブル対応-トラブル事例を中心に- 3)交叉汚染対策-ニトロソアミン問題と洗浄- 4)原料の入手と品質管理-原材料の安定供給-

8.適合性調査と治験薬-製造だけでは終わらない!- 1)適合性調査のポイント-信頼性の基準とは- 2)申請資料と治験薬

9.バイオ医薬品の治験薬への対応 1)バイオ医薬品と合成医薬品の違いと特徴 2)バイオ医薬品に適用される各種規制 3)バイオ医薬品の品質管理のポイント-経験を基に-

10. まとめ

<質疑応答>