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セミナー趣旨
5Gシステムではマイクロ波・ミリ波の利用が進み,無線通信設備のインターフェアが問題となっています.「妨害」・「干渉」は被害側で認知されますが,同時に加害側になる場合も散見されます.
インターフェアは電磁波によるノイズなので,発生のメカニズムは送・受信アンテナの仕組みを知ることで対策のヒントが得られます.また高周波回路は電磁ノイズを放射しやすいため,EMC 設計という要件が常識になってきました.
本セミナーでは電磁界シミュレータで得られた多くの知見からこれらのメカニズムを理解し,インターフェアに強いシステム設計の基礎技術を学びます.
セミナープログラム
1 インターフェア問題と高周波回路
1.1 インターフェアの症状とその発生源
1.2 EMI(電磁妨害)・EMS(電磁耐性)
1.3 EMC設計
2 高周波回路から漏れる電磁波
2.1 Sパラメータの評価とクロストーク
2.2 グラウンド面の電流
2.3 基板からのノイズ放射問題
3 インターフェアと送・受信アンテナの仕組み
3.1 ダイポールアンテナによる送・受信
3.2 モノポールアンテナによる送・受信
3.3 コモンモード・ノイズ発生のメカニズム
4 高周波回路基板からの放射
4.1 多層プリント回路のEMIシミュレーション
4.2 筐体に実装した状態でのEMIミュレーション
4.3 ケーブルからの放射
5 高周波回路と電磁界シミュレータの活用法
5.1 電磁界シミュレーションの手法
5.2 EMC設計に役立つ機能
5.3 有効活用のためのポイント
6 電磁波ノイズの測定
6.1 遠方界の測定と電磁界シミュレーションの比較
6.2 近傍界の電磁界測定
まとめとQ&A
セミナー講師
小暮裕明(こぐれひろあき) 氏
小暮技術士事務所 所長
技術士(情報工学)/工学博士(東京理科大学)/特種情報処理技術者/電気通信主任技術者(第1種伝送交換)
<略歴>
1977年 東京理科大学卒業後、エンジニアリング会社で電力プラントの設計・開発に従事
1988年 技術士国家試験「技術士第二次試験」合格・登録(#20692 情報工学部門)
1992年 技術士として独立開業 SE教育、電磁界シミュレータ技術指導を開始
1998年 東京理科大学大学院博士課程(社会人特別選抜)修了、工学博士
2004〜2017年 東京理科大学講師(非常勤)コンピュータネットワーク他を担当
2014〜2017年 拓殖大学工学部講師(非常勤)電気磁気測定 担当
現在、技術士として技術コンサルティング業務、セミナー講師等に従事
<専門>
電磁界シミュレータ技術指導、小型アンテナ設計支援、SE教育、講演など
セミナー受講料
お1人様受講の場合 53,900円[税込]/1名
1口でお申込の場合 66,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)
受講申込ページで2~3名を同時に申し込んだ場合、自動的に1口申し込みと致します。
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