
【中止】企業における知財戦略と人材育成の在り方 ~知財部門の現状から課題解決に向けて~
〇講師の幅広い経験に基づいた知財人材の育成方法についてお話します。
〇三位一体の知財活動を妨げるボトルネックを明らかにするとともに、知財活動チームを母体とする三位一体の知財活動の事例を紹介。
〇今後、オープン・イノベーションが進展する中、知財部門としてどのような役割を果たしていく必要があるかについて説明。
弁理士の方へ:<日本弁理士会 継続研修認定対象講座>
当講座は日本弁理士会の継続研修としての認定講座です。
研修を受講し、所定の申請をすると、外部機関研修として外部機関研修として3.5単位が認められます。
単位申請をご希望の方は「受講証明書の発行希望の旨」と「弁理士登録番号」をお申し込み時の備考欄にご記載下さい。
セミナー趣旨
グローバル化の進展やAI化が進む中、知財部門の役割は従来の情報処理型では対応が困難となり、事業部門や研究開発部門に知的財産の活用に係る情報発信を積極的に行う知識創造型部門に変革する必要が求められている。そして、企業において知的財産の活用を図る上で、事業部門・研究開発部門・知財部門の三位一体の活動体制を整えることが必須となっている。本講演においては、知財マネジメントの全体像を示す中で三位一体の知財活動の必要性について解説すると共に、三位一体の知財活動を妨げるボトルネックを明らかにし、その克服方法を解説する。そして、三位一体の知財活動の一つのモデルとして、知財活動チームを母体とする三位一体の知財活動の事例を紹介する。今後、オープン・イノベーションが進展する中、知財部門としてどのような役割を果たしていく必要があるかについて説明すると共に、演者の幅広い経験に基づいた知財人材の育成方法についても述べる。
受講対象・レベル
・企業(規模を問わず)で知的財産マネジメントに係る知財担当者
(特に三位一体の知財活動の実現で悩んでおられる方)
・事業部門での事業企画担当者
(知的財産を事業に活かす方法について模索されている方)
・研究開発部門での研究企画担当者
(研究成果を事業に活かす方法について模索されている方)
・新規事業開発部門での企画担当者
(新規事業を立ち上げる上で、知的財産をどのように蓄積するのかその方法を模索されている方)
・産学官の連携に携わる知財担当者
(産学官連携において、技術成果である知的財産をどのように蓄積するのかその方法を模索されている方)
必要な予備知識
以下の文献を事前に読まれることにより、講演内容の理解が深まる。
1. 百瀬隆、「経営に資する知財活動とそれを支える知財人材」、知財管理、Vol.60、No.3、pp.483~493 (2010)
2. 百瀬隆、「知財活動チームを母体とした新たな三位一体の知財活動の提唱について」、
知財管理、Vol.65、No.12、pp.1660~1670 (2015)
3. 百瀬隆、「三位一体の知財活動チームによる知識創造について」、知財管理、Vol.68、No.7、pp.870~880 (2018)
4. 百瀬隆、「ダイセルにおける三位一体の知財活動」、研究開発リーダー、Vol.15、No.1、pp.32~36 (2018)
習得できる知識
1. 知的財産を事業で活かすための知財戦略の基本的な考え方が理解できる。
2. 三位一体の知財活動の重要性とその実現を阻害するボトルネックについて理解できる。
3. 知財活動チームによる三位一体の知財活動のコンセプト及び実際の活動について知ることができる。
4. 参加者が所属する組織において、知財戦略を強化するためのヒントが得られる。
5. 事業において知的財産が活用されている状態を築き上げるために活躍する知財人材の育成方法について学ぶことができる。
(参加者自身の成長に結びつくヒントが得られる)
セミナープログラム
1.はじめに
(1) 知的資産の重要性について
(2) 知的資本マネジメントの基本概念
2.知財マネジメントの全体像
(1) 知財マネジメントの基本
知的財産の「創出」「保護」「活用」「尊重」がポイント
(2) 知財マネジメントにおいて求められる新たな役割
3.事業で活かせる知財戦略の考え方
(1) 経営戦略と知財戦略の係り
経営戦略、事業戦略、研究開発戦略、および知財戦略の関係について
(2) 知財戦略を考える上でのポイント
4.三位一体の知財活動の現状と課題
(1) 三位一体の知財活動の必要性
「研究開発部門」「知財部門」「事業部門」の連携の重要性
(2) 三位一体の知財活動の現状
(3) 三位一体の知財活動を推進する上での課題
5.三位一体の知財活動の実例(D社の実例)
(1) 三位一体の知財活動の実現に向けた長期ビジョン
(2) 三位一体の知財活動チームの形成
(3) 知財活動チームによる知財活動の進め方
(4) 全社の知財活動の状態
(5) 知財活動チームによる知財活動の成果
(6) 三位一体の知財活動を推進する上での留意事項
6.知財人材育成の考え方
(1) 経験からの学習
(2) 三位一体の知財活動を通しての学び
■ご講演中のキーワード
・知識創造型知財部門
・知的資産の重要性
・知的資本マネジメント
・知財活動チームを母体とした三位一体の知財活動
・事業に貢献する知財人材の育成
セミナー講師
百瀬知財・人材コンサルティング 代表 百瀬 隆 先生
■ご略歴
1979年 東京工業大学理工学研究科化学工学専攻修士修了
1979年 クロリンエンジニアズ(株) (三井物産の技術系子会社) 入社
1985年 イリノイ州立大学大学院ピアタビジネスプログラム
(non-degree one-year MBA course)修了
1989年 工学博士授与(論文博士、東京工業大学)
1991年 株式会社ダイセル入社
1993年 米国(ワシントン)特許法律事務所に派遣(3年間)
1995年 米国弁理士試験合格 米国派遣終了
2009年 知的財産センター長
2015年 知的財産センター長補佐
2019年 株式会社ダイセル退社
2020年 百瀬知財・人材コンサルティング、現在に至る
■ご専門および得意な分野・ご研究
(1) 知財マネジメント
三位一体の知財活動、知財関連契約、訴訟・係争関係、産学連携関係、知財人材育成
(2) 技術経営学
無形資産の活用
■本テーマ関連学協会でのご活動
大学関係
大阪大学基礎工学部(技術経営学) 2013年?現在 非常勤講師
大阪府立大学工学部(エンジニアのキャリア・デザイン) 2014年?現在 非常勤講師
金沢工業大学K.I.T.虎ノ門大学院(知的財産戦略実務特論) 2015年?現在 客員教授
宮城大学事業構想学部(知的財産権) 2013年?2016年 非常勤講師
協会活動・委員会活動 その他
日本知的財産協会 2003年業種担当理事、2004年?2006年研修企画委員長
2007年?2009年常務理事、2008年?2009年人材育成プロジェクトリーダー、
2010年監事、2009年?2011年 総合企画委員
INPIT知的財産プロデューサー等派遣先選定・評価委員会委員、科学技術振興機構知的財産審査委員会専門委員
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株) INPIT窓口機能強化事業統括
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
41,800円(税込)/人