【中止】効果的なプロセスバリデーションのための品質統計入門(講師デモ付き)

~プロセスバリデーションと製品年次照査への応用~

プロセスバリデーション結果のまとめ方とは?
実際にデータを用いて統計的方法の具体的な適用方法、考察のポイントなどを解説していきます!

【アーカイブ配信:10/24~11/10(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。希望される方は申込フォームにてご選択ください。

セミナー趣旨

 GMP/GQPを効果的に進めるには製造工程の理解が不可欠です。
 実際PIC/Sガイドラインでも、プロセスバリデーション(PV)の目的は工程の理解にあると明言しています。
 これはメカニズムの定性的な理解に止まらず、因果関係を定量的に理解することを意味しています。
 しかしPVはたった3ロット、運転免許で言えば仮免に過ぎません。工程の本当の姿(実力)は定常生産品で評価すべきです。これがAnnual Product Reviewの大きな目的です。
 ところが多くのレポートは単にデータを羅列したものか、せいぜい折れ線グラフ止まりです。観察されたデータが規格に入っていれば「問題なし」で終了。
 これではせっかく手間暇かけて収集したデータが勿体無いです。勿体無いだけでなく、場合によっては回収リスクを見逃すことにもなりかねません。

 本コースでは、実際にデータを用いて統計的方法の具体的な適用方法、考察のポイントなどを解説していきます。

セミナープログラム

 1 基礎の基礎を徹底理解する
  1.1 全体像を把握するには「ヒストグラム」が一番
  1.2 「標準偏差」とは、ばらつきの数値化のこと
  1.3 集団の中での相対的な場所は「規準化」で表現すべし
  1.4 規準化を誰にでもわかる表現に変換する方法(正規分布表)

 2 信頼区間を深掘りする
  2.1 意外に深い「平均値」の本当の意味合い
  2.2 平均値のばらつきが「標準誤差」と呼ばれる理由
  2.3 推定に保険をかける(t分布表)
  2.4 95%信頼区間は「真の値を95%の確率で含む範囲」と言うけれど
  2.5 モンテカルロ・シミュレーションで検証する

 3 潜在的な規格外れを考察する
  3.1 工程能力指数とは
  3.2 分析精度が悪いと規格外れのリスクが増える!
  3.3 規格の妥当性は工程能力指数で評価

 4 トレンド評価の基本
  4.1 トレンドを視覚的に把握する最強ツール(管理図)
  4.2 計量データはXbar-R管理図で(管理限界線の計算方法)
  4.3 管理図を上手く使うポイントは群分けにあり
  4.4 平均値の管理外れが多発した場合の対処(Xba-Rs-R管理図)

 5 計数データ(二値データ)のトレンド評価
  5.1 不良個数の分布
  5.2 二項分布の正規近似
  5.3 不良率の管理図
  5.4 不良個数の管理図
  5.5 欠点数の管理図

 6 製品品質のばらつきの構造を理解する
  6.1 ばらつきは階層構造
  6.2 枝分かれ分散分析の考え方(管理図 vs 分散分析)
  6.3 枝分かれ分散分析の結果の解釈

 7 プロセスバリデーションへの応用
  7.1 PIC/Sガイドラインが求めていること
  7.2 プロセスバリデーションのデータは枝分かれ構造
  7.3 プロセスバリデーション結果のまとめ方

 8 トレンド評価各論
  8.1 定量
  8.2 類縁物質(n=1の場合)
  8.3 製剤均一性試験
  8.4 溶出試験
  8.5 逸脱、製品情報(パレート図と層別)

 9 Q&A

セミナー講師

スタット・イメージング・ラボ 代表  福田 晃久 氏

【専門】物理化学
【経歴】
1979年 上智大学理工学部 化学科卒(工業物理化学研究室)
1979年 日本グラクソ株式会社(現GSK)入社、今市工場品質管理部配属
1987年 日本科学技術連盟 品質管理ベーシックコースを主席で修了
1988年 日本規格協会 実験計画法セミナー(品質工学)を次席で修了
1991年 日本グラクソ株式会社(現GSK)開発本部 メディカルデータサイエンス部 課長
2001年 グラクソスミスクライン株式会社 製剤研究センター 課長
2003年 ノボ ノルディスクファーマ株式会社 郡山工場 品質管理部/品質保証部 部長
2013年 共和薬品工業株式会社 信頼性保証本部 本社品質保証部/三田品質保証部/品質保証推進部 部長
2019年 スタット・イメージング・ラボ 代表

溶出試験判定法2の統計的考察(May 2019, PharmTech Japan)
溶出試験判定法1の統計的考察(June 2019, PharmTech Japan)

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
  メールまたは郵送でのご案内となります。
  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
  • アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

  医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   SQC一般

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

  医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   SQC一般