成形品質、コストダウンに活かす「プラスチック製品設計の基礎」

樹脂・金型・成形の基本3本柱を固める、事例で理解

10月ドイツ:プラスチック国際博覧会(K2019)も
含めて解説します。サンプル展示も多数あり!


★ 10月にドイツに行かなくても大丈夫。講師が10月にK2019を視察に行き本セミナーにて徹底解説いたします。
★ プラスチックの基本を知り、自社製品の設計に活かすには?
★ プラスチックを知り尽くす。仲良くなる。製品へ展開する。コストを抑える。


セミナー講師


伊藤英樹技術士事務所 所長、技術士(応用理学部門) 伊藤 英樹 氏
【元・アルプス電気(株)】

【経歴・研究内容・専門・ご活動など】
 1986年 アルプス電気(株)入社。23年間、新製品の企画・開発・設計・海外量産に従事。主にパソコンやスマートフォン等の通信機器および車関連分野において、人が機械へ意思入力をするインタフェース製品を担当。1996年 技術士登録。
 2009年 伊藤英樹技術士事務所 設立。主にプラスチック新製品の開発・設計に関する技術コンサルティングおよび技術者育成の事業を行う。
 技術顧問、書籍・連載の執筆、国内外セミナー講師、大学非常勤講師、企業内研修講師、主要な国際プラスチック博覧会(ドイツK、北米NPE等)調査渡航など多数。

 書籍「新人製品設計者と学ぶ プラスチック金型の基礎」(初版9刷)、「新人製品設計者と学ぶ プラスチック製品設計の基礎」、「製品設計者の手戻りをなくす プラスチック金型・成形 不良対策ファイル35」、日刊工業新聞社、
 連載「金型づくりを考慮したプラスチック製品 比較でわかる『悪い設計』と『良い設計』」型技術誌(日刊工業新聞社)、「プラスチック製品ものづくり生産工程の理解を深める『スムースなものづくりのヒント』」金型誌(日本金型工業会)

会員:
 プラスチック成形加工学会、型技術協会、日本品質管理学会、品質工学会、日本技術士会


受講料


49,500円 ( S&T会員受講料 47,020円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で49,500円 (2名ともS&T会員登録必須​/1名あたり定価半額24,750円)

【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。


セミナー趣旨


 「プラスチック」は現代の我々にとって切っても切り離せないくらいに、いろいろな生活場面に浸透して使われています。製品が使われる場面によって「小型」・「薄型」・「軽量」・「省電力」・「低コスト」・「高度な機能・性能」・「地球環境」などのキーワードが求められ、これから開発される製品においてプラスチックは必要不可欠です。
 それゆえに設計者は高度な技術力をもって、顧客要求を満足するための解決策を講じ、「コストダウン」、「不良撲滅」などの具体的な問題や課題に取り組まねばなりません。
 しかし、これから製品の開発や設計の世界に入られる方は決して恐れる必要はありません。「基礎固め」をしっかり行うことで「自走(自力で考え行動する)」できる状態となり、結果、高度な要求にも応えることができるようになるのです。基礎があやふやでは、決してその上に応用を築くことはできません。
 本講座では、基礎固めに当たり、基礎事項を解説すると同時に、関連する具体事例を通して品質やコストなどの少し深掘りしたところを学びます。打合や取引の現場で交わされる専門用語、今さら聞けないような業界常識などについても、合点がいくことと思います。
 「プラスチック製品」は製品設計者だけでなく、資材調達・購買、成形加工、製造、品質保証・管理、研究・開発、販売・営業などの全工程で成り立つものです。プラスチックモノづくりに関わる多くの方々へ本講座が少しでもお役に立てば、これ以上に嬉しいことはございません。
 当日は2019.10月ドイツにて開催のプラスチック国際博覧会(K2019)の視察報告をいたします。また、同博覧会で入手した成形品および代表的な成形不良品を展示いたします。図や写真だけではわかりにくいものも、実際に手に取り、見て、触れていただくことで、より理解が深まるものと思います。


セミナー講演内容


<得られる知識、技術>
 製品設計に活かすための
1.樹脂材料の知識
2.射出成形金型の知識
3.射出成形加工の知識
4.プラスチック成形品設計の知識
5.成形不良の要因と対策の知識
6.コストダウンの知識

<プログラム>
1.プラスチック製品の企画、設計から量産までの全工程を概観する

2.樹脂の知識
 2.1 樹脂の特性
  2.1.1 プラスチックとは何か
   可塑(Plastic)、高分子化合物(ポリマー)、天然樹脂、分子構造
  2.1.2 熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂
   性質、主な樹脂、主な加工法、高分子の形と性質
  2.1.3 熱可塑性樹脂(結晶性と非結晶性)
   成形収縮率、光学的特性
  2.1.4 性能向上のための特性改質    
   1) ポリマーアロイ
   2) 繊維強化プラスチック(CFRTP、GFRTP)
   3) 添加剤
  2.1.5 PVT特性(温度と比容積)
  2.1.6 流動特性(温度と粘度)
 2.2 樹脂の物性
  2.2.1 物理的特性、機械的特性、熱的特性、電気的特性、化学的特性、成形加工特性    
   【事例】比重とコスト    
  2.2.2 物性表の見方
   【事例】樹脂選定法(考慮項目とレーダーチャート)
 2.3 樹脂種類と製品用途
  汎用性プラ、エンプラ、熱硬化性、熱可塑性エラストマー、生分解性プラスチック

3.金型の知識
 3.1 射出成形金型の構造
  3.1.1 コールドランナー金型(2プレート、3プレート)
   1) モールドベース構造
   2) 実際の金型分解写真
  3.1.2 ホットランナー金型    
   【事例】ターンキー生産システム(動画視聴)
 3.2 射出成形金型の機能
  3.2.1 流す(スプルー/ランナー/ゲート)
  3.2.2 形を作る    
  3.2.3 固める
  3.2.4 取り出す    
  3.2.5 エアー排出
   【事例】材料リサイクルにおけるポイント(評価方法例)

4.成形加工の知識    
 4.1 射出成形機の構造と機能    
  4.1.1 射出装置
  4.1.2 型締装置
  4.1.3 型開力
   1) 選定樹脂と投影面積との関係
    【事例】型開力の計算
   2) 成形品形状と投影面積との関係
   3) 金型構造と投影面積の関係    
  4.1.4 適正な型締力
  4.1.5 加工の循環(成形~製品取出~仕上げ~再生~乾燥~原料供給~成形)
 4.2 成形サイクル
 4.3 サイクルタイム
  【事例】コストダウン案(①材料費、②加工費)
  【事例】サイクルタイム差がもたらす加工能力差
 4.4 保圧とゲートシール
  4.4.1 保圧目的
  4.4.2 保圧時間と成形品重量
   【事例】成形条件を変えて成形不良対策    

5.プラスチック成形品設計の知識
 5.1 形状設計の基本
  5.1.1 パーティングライン    
  5.1.2 抜き勾配    
  5.1.3 アンダーカットと金型処理方案
   【事例】無理抜きフック形状
  5.1.4 ゲート
 5.2 成形不良の要因
  5.2.1 バリ
  5.2.2 ヒケとボイド(気泡、内部空洞)
  5.2.3 ウェルドライン
  5.2.4 変形(そり、まがり、ねじれ)
   【事例】成形不良サンプル展示
    (フローマーク、ジェッティング、焼け、シルバーストリーク等)

6.成形品サンプルに学ぶ技術トレンド
  2019.10月に開催のプラスチック国際博覧会【K2019(ドイツ)】について、
 入手の成形品サンプルを交えながら解説します。
  また、代表的な成形不良サンプルも展示します。
 ※ 見て、触れて、手にとってご覧いただけます。

 □ 質疑応答・名刺交換 □


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂加工/成形   機械設計

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