
FMEA/FTA/DRBFMの正しい理解<演習付き>〜トヨタDRBFMのA級認定講師が品質問題未然防止に役立つ手法を伝授〜
デザインレビューや故障モードの抽出から始めるFMEAでは問題はなくならない!なぜ、問題がなくならないかの答えが見つかり、対処できる!-Nakadeメソッド-
<定員15名><会場開催セミナー>
※定員が少人数のため、1社3名以上のお申し込みはお断りをさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
定員数に達した為、お申し込みを締め切りました(2023/5/22)。
セミナー趣旨
現場の課題として、FMEA(※1)の正しいやり方がわからない、FMEAは工数ばかりかかり効果がないと感じている設計者が多いのではないでしょうか。
その原因は、①全部品の故障モードを抽出すること、②信頼性設計評価が主で機能設計に由来するトラブルは予防できないこと、の2つが挙げられます。
すなわちFMEAは工数がかり、かつ、品質問題解決には結びつかない手法といえます。
一方、トヨタDRBFM(※2)は変更点に着目したFMEAと認知されていますが、実は大きな違いがあります。故障モードの抽出から始めるFMEAに対して、製品機能から展開し機能設計に踏み込んだ検証をするのが、DRBFMと本セミナーで紹介するNakadeメソッドです。
DRBFMは車載用途以外でも採用する企業が増えてきましたが、本来の趣旨を理解していないために、十分に使いこなせていないのが実情です。NakadeメソッドはDRBFMをより進化させた設計の中身を検証する手法で、根本的な改善が図れ、実際に多くの現場で効果を上げてきています。また、完成度を上げるためには、「衆知を集める」ことが大切で、「設計の見える化」が重要になります。
本セミナーでは、設計現場を知り尽くした経験豊富なベテラン講師が、FMEAの課題とその対処法、現場で即実践できる完成度の高い機能展開未然防止策Nakadeメソッドを、ケーススタディーで「7+1つの帳票」を使って、もれなく効率よく検証するノウハウをお伝えします。
※1:FMEA(Failure Mode and Effects Analysis)
※2:DRBFM(Design Review Based on Failure Mode)、トヨタ自動車で考案された創造的品質問題未然防止
受講対象・レベル
営業、開発・設計・技術管理・生産技術、及び品質管理・製品審査・製造技術などを担当する技能系社員。幅広い業務の方のご参加が可能です。
習得できる知識
1.FMEA/FTAの基礎知識と活用法…指導スキルが身に着きます。
2.機能展開の品質問題未然防止法
3.トヨタ自動車(株)推奨のDRBFM実践
セミナープログラム
1.はじめに
1-1. 品質問題未然防止とは
1-2. デザインレビューの実態
1-3. 開発現場の課題と対策
1-4. 開発段階で衆知を集める
2.品質の定義
2-1. 品質の考え方
2-2. 品質の定義と分類
2-3. 品質における顧客要求と満足度
2-4. すなわち 品質とは!
3.FMEA/FTA/なぜなぜ分析
3-1. FMEAとは!
3-2. FMEAの改善事例
3-3. FMEAで品質がよくならない理由
3-4. 講師が伝授…FMEAの裏知識!
3-5. FTAとは
3-6. FTA、FMEAの比較
3-7. なぜなぜ分析と注意点
3-8. Nakadeメソッド 商品力向上“7ケ条”
4.品質問題未然防止法の考え方
製品開発プロセスと品質問題の発生要因
4-1. 製品開発プロセス
4-2. 個人思考…なぜ品質問題が起きるのか!
4-3. 重要!品質問題発生の原因と対策
4-4. ストレスとストレングス
4-5. 対処法
5.信頼性設計の鉄則
5-1. 高信頼性製品の定義
5-2. 使用環境/車の変化による事故事例
6.DRBFMとは
6-1. DRBFMとは!
6-2. DRBFMのイメージ
6-3. DRBFMの「こころ」!
6-4. FMEAとDRBFMの比較
6-5. A級エキスパートだから言えること!
7.ケーススタディー”DRBFM”
DRBFMの使いこなし実践…Nakade メソッド
7-0. システム要件表
7-1. 気づきシート
7-2. 変更点・変化点一覧表
7-3. 組立構造図
7-4. 機能着眼点一覧表
7-5. 変更点-機能/故障モード表
7-6. FTA(なぜなぜ分析)
7-7. ワークシート(Nakadeメソッド)
8. DRBFM推進での注意点
<質疑応答>
※途中、お昼休みと小休憩を挟みます。
■受講者の声
「非常に有益な講義を実施いただき、ありがとうございました。」
「実例などで説明して非常にわかりやすい講義だった」
「経験談がとてもためになりました」… 等々
満足度の高い人気講師による対面セミナーです
セミナー講師
中出 義幸 先生 Nakadeメソッド研究所 代表
トヨタ自動車認定 DRBFM A級エキスパート/石川県産業創出支援機構DGnet技術会員
■ご略歴
パナソニック(株)にて車載電装品の開発を26年間担当。
複雑な構造設計及び回路設計技術の習得とハンドル周辺の
操作スイッチ、キーレス等の製品開発とマネジメントに従事。
2013年 トヨタ自動車(株)DRBFM A級エキスパート認定
2014年 社長賞受賞
2015年 パナソニック退社、独立。
2018年 Nakadeメソッド研究所 設立
■ご専門および得意な分野・ご研究
①車載電装品開発力、公差設計解析力
特許出願143件、登録件数国内67件、海外登録件数29件
②事業化推進力
デザインインからのコンセプト提案力を有し、キーレス、エアコンパネルスイッチ、
ハンドルスイッチの商品提案と事業化の経験を持つ
③創造的品質問題未然防止手法
トヨタDRBFMのA級エキスパート認定を世界で10人目に取得
B級エキスパート9名を認定指導
独自に「Nakadeメゾット」を考案
社員研修所他で、延べ95回、約2,500人に講義実践
セミナー受講料
1名48,400円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 感染拡大防止対策にご協力下さい。
- セミナー会場での現金支払いを休止しております。
- 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
- 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
- 希望者は講師との名刺交換が可能です。
- 本講座では受講者の皆様に5人一組程度で対面式のグループワークを行っていただきます。
間隔を十分にとって座席を配置する等十分な感染防止の取組をして開催いたしますが、
受講生の皆様も感染防止へご留意、ご協力を賜りたく、ご理解のほどお願い申し上げます。
(体調不良や感染の可能性がある場合のキャンセル、ご入室時の手指消毒、検温のご協力等) - 録音・録画行為は固くお断り致します。
- 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
- 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)
受講料
48,400円(税込)/人