「統計的品質管理を極める」コース 2022【オンデマンド配信】

昨年の大好評コース!2022版として開催!

【A】入門「科学技術者としての基礎力を身につけるコース」
【B】初級「GMP/GQP分野で仕事をするのに役立つ知識を身につけるコース」
【C】初級「分析法バリデーションへの応用に特化したコース」
【D】中級「サンプリング試験の全体像を把握し、適切に設計、運用するためのコース」
【E】上級「QbDの理解に必要な統計手法をまとめたコース」

※このページは全5コースの一括申込ページです

担当業務・レベルにあわせ、各コースをお申込みいただけます。
※受講者のレベルにあわせ、(上級を受けず)初級・入門コースのみの受講などご選択ください。
※単コースでの受講も可能です。

日程

2023年3月30日(木)  まで申込受付中

【Aコース:統計入門】 視聴時間:約2時間30分
【Bコース:GMP/GQP】 視聴時間:約2時間30分
【Cコース:分析法バリ】 視聴時間:約2時間30分
【Dコース:サンプリング】 視聴時間:約2時間30分
【Eコース:QbD】 視聴時間:約5時間

※主催者でお申込み受付後、10営業日ご視聴いただけます。

セミナー趣旨

過去数年に亘り、分析法バリデーションの統計解析、GMP/GQP推進のための統計的品質管理、Quality by Designのための実験計画法など、統計的品質管理に関わるセミナーを行ってきました。これらのセミナーはExcelを用いたシミュレーションや演習を組み込むことで、それなりに受講者様のお役に立ったと自負しております。しかしながら、受講者様との質疑応答(もっと掘り下げた解説を聞きたいとか、その先のことも聞きたい等)を通して、統計的品質管理を体系的に学べるコースの必要性も痛感しておりました。そこで、従来の分野別の学習もでき、かつ必要に応じ勉強の範囲を柔軟に広げられるようコースを作成しました。これにより、一人一人の学習ニーズに応じて受講することが可能になりました。以下に、各コースで何が学べるかの紹介を致します。全てのコースでExcelを用いた演習を用意しており、組み込んだ関数を読み解いていけば、さらに深堀りもできるようになっています。

「統計的品質管理を極める」コースとは:
統計的品質管理を体系的に学べるコースです。従来の分野別の学習もでき、かつ必要に応じ勉強の範囲を柔軟に広げられるよう下記に示したコース/パターンを作成しました。これにより、一人一人の学習ニーズに応じて受講することが可能になりました。以下に、各コースで何が学べるかの紹介を致します。全てのコースでExcelを用いた演習を用意しており、組み込んだ関数を読み解いていけば、さらに深堀りもできるようになっています。
担当業務・レベルにあわせ、下記パターンを参考に各コースをお申込みください。
【Aコース:入門】≫科学技術者としての基礎力を身につけるコース
【Bコース:初級】≫GMP/GQP分野で仕事をするのに役立つ知識を身につけるコース
【Cコース:初級】≫分析法バリデーションへの応用に特化したコース
【Dコース:中級】≫サンプリング試験の全体像を把握し、適切に設計、運用するためのコース
【Eコース:上級】≫QbDの理解に必要な統計手法をまとめたコース

パターン1【科学技術者のための統計入門(はじめの一歩)】
→【A】コースを選択受講
GMP, GQP, 研究開発の各分野の実務担当者向け/部下の仕事を適切に評価するためにも有用
…上記コースをページよりお申込みください。

パターン2【GMP/GQPのための統計的品質管理入門】
→【A】【B】コースを選択受講
GMP, GQP, 研究開発の各分野の実務リーダー向け
…上記2コースをそれぞれのページよりお申込みください。

パターン3【分析法バリデーションへの応用】
→【A】【C】【E】コースを選択受講
分析法バリデーションの実務担当者、実務リーダー、専門家を目指す方向け
…上記3コースをそれぞれのページよりお申込みください。

パターン4【サンプリング試験を極める・JIS Z9002/9003/9015詳解】
→【A】【D】コースを選択受講
品質保証・品質管理の実務担当者、実務リーダー向け
…上記2コースをそれぞれのページよりお申込みください。

パターン5【Quality by Designへの応用】
→【A】【B】【E】コースを選択受講
研究開発部門などでデザインスペースを研究する方、製造現場で問題解決や改善を合理的に進めたい方等向け
…上記3コースをそれぞれのページよりお申込みください。

パターン6【統計的品質管理を極める】
【A】【B】【C】【D】【E】全コースを受講
組織内でデータサイエンスの指導的立場を目指す方向け
…全コース受講ページよりお申込みください。

受講対象・レベル

  • 初級レベルを受講するためには入門レベルを理解していることが望ましいです。
  • 中級レベルを受講するためには初級レベルを理解していることが望ましいです。
  • 上級レベルを受講するためには中級レベルを理解していることが望ましいです。

セミナープログラム

■Excel実習について■ (必須ではございません)
本コースの講演中にExcel実習を行う箇所がございます。
参加される際に、配布Excelをもとに実施していただくと理解度が深まります。なお、演習は講師のデモも同時進行で行いますので、実施しなくても支障ありません。
Excel実習を実施する際は、Excelアドイン「分析ツール」を組み込んでください。

【Aコース:入門】科学技術者としての基礎力を身につけるコース

科学技術とは言葉を変えればデータサイエンスです。観察や実験から得られたデータを解析して、根底にある普遍的な法則や因果関係を解明していく、このことの積み重ねが科学技術の進歩の歴史と言っても過言ではありません。ですので、どのような分野で仕事をするにしても、ここで学ぶ内容は将来の飛躍のための大きな武器になります。取り上げるトピックとしては基礎的・入門的な内容ばかりですが、かなり深掘りしていきます。受講者層としては統計の初心者を想定していますが、学習すればするほど出てくる素朴な疑問、そのような疑問にも答えるコースでもあります。難しいことは簡単に、簡単なことはより深く、の精神で講義を進めていきます。過去のセミナーでは必ずこのパートから始めていました。過去の受講者様からは、非常にわかりやすかったとの評価を頂いています。
講演内容
  • 基礎の基礎を徹底理解する
    • 全体像を把握するには「ヒストグラム」が一番
    • 「標準偏差」とは、ばらつきの数値化のこと
    • 集団の中での相対的な場所は「規準化」で表現すべし
    • 規準化を誰にでもわかる表現に変換する方法(正規分布表)
  • 信頼区間を深掘りする
    • 意外に深い「平均値」の本当の意味合い
    • 平均値のばらつきが「標準誤差」と呼ばれる理由
    • 推定に保険をかける(t分布表)
    • 95%信頼区間は「真の値を95%の確率で含む範囲」と言うけれど
  • 相関と回帰を深掘りする
    • 対応のある2変数間の関連の強さ(相関係数)
    • 対応のある2変数の関連を数式で表現する(回帰分析)
    • 相関係数と回帰分析だけで十分か?(回帰診断)

【Bコース:初級】GMP/GQP分野で仕事をするのに役立つ知識を身につけるコース

GMP/GQPを効果的に進めるには製造工程の理解が不可欠です。実際PIC/Sガイドラインでも、プロセスバリデーションの目的は工程の理解にあると明言しています。これはメカニズムの定性的な理解に止まらず、因果関係を定量的に理解することまでを意味しています。改善効果があったかどうかも、それが見かけだけのものか本質的なものかを見極めることが重要です。作り上げた工程が、あるいは現在稼働中の工程が、安心してモノ作りを続けられる状態かどうかは、単に試験結果が規格に入っているか否かだけでは判断できません。このような日々直面する課題への対応力を高めることを目的としています。製品品質の年次レビューの作成や評価にも役に立つ内容です。
講演内容
  • 平均値の比較を徹底理解する
    • 平均値の差の検定(t検定)、本当は何を比較しているの?
    • 統計ソフト(Excel)の出力を読みこなす
    • 統計的有意とp値の意味するところ
    • 統計ソフトは何を計算しているのか(ブラックボックスからの脱出)
    • 平均値の差の95%信頼区間の意味合いと計算方法
    • 対応関係がある場合の平均値の比較(paired-t検定)と信頼区間
    • t検定とpaired-t検定の使い分け
    • paired-t検定と回帰分析は親戚関係
  • これだけは身につけたい:実務への応用
    • トレンドを視覚的に把握する最強ツール(管理図)
    • 計量データはーR管理図で(管理限界線の計算方法)
    • 不良率はp管理図で(管理限界線の計算方法)
    • 管理図を上手く使うポイントは群分けにあり
    • 管理図とヒストグラムの関係
    • 規格外れのリスクをミエル化する(工程能力指数)

【Cコース:初級】分析法バリデーションへの応用に特化したコース

極論に聞こえるかもしれませんが、分析法バリデーションのための特別な統計手法が存在しているわけではあありません。ですので、ここでは統計の一般論が分析法バリデーションにどのように応用されているかをについて解説していきます。受講に際して重要なのは、分析の現場でどのような誤差が発生しうるのかを理解していると言うことです。少なくともイメージできることは必要です。これがないと分析法バリデーションは理解できませんので、講義はここから始めます。もし統計の基礎に自信がなければ入門コース(科学技術者のための統計入門)の受講をお勧めします。本コースでは、分析法バリデーションのための正しい実験計画を立てられること、自分で計算ができること、その上で理論的な合理性を説明できることを目標にしています。
なお、本コースは本質的には測定の誤差論に帰着しますので、試験室で測定の管理を行っている方にも役立つ内容になっています。
講演内容
  • 偶然誤差を掘り下げる
    • 併行精度とはどのような操作のばらつきか?
    • 室内再現精度とはどのような操作のばらつきか?
    • 併行精度、室内再現精度はどのような実験で評価すべきか?
    • 併行精度、室内再現精度の実験データの解析方法
    • 標準偏差の信頼区間(カイ二乗分布の導入)
    • 一元配置分散分析入門(分散分析表の読み方、Excelでの指定方法)
    • 室内再現精度と併行精度を一度に求めてみる
    • 本当に重要なのは室間再現精度(枝分かれデザインの紹介)
  • 系統誤差を掘り下げる
    • 真度とは何か?
    • 真度はどのような実験で評価すべきか?
    • 真度と併行精度を一度に求めてみる
    • 真度と併行精度はまったく無関係(測定精度を俯瞰する)
  • 直線性を掘り下げる
    • 直線性に関するガイドラインを味わう
    • 検出限界と定量限界
    • 直線性の回帰分析の結果から検出限界を求めてみる
  • 範囲、頑健性について

【Dコース:中級】サンプリング試験の全体像を把握し、適切に設計、運用するためのコース

工場などのモノづくりの現場では、毎日のようにサンプリング試験(抜取検査)が行われていますが、これを正しく運用するのは難しいのです。比較的普及しているAQL(Acceptable Quality Level)を用いた試験であっても、これを出荷試験に使うなどの誤用がよく見受けられます。本コースでは代表的なサンプリング試験を網羅し、それを正しく使えることを目指します。良品・不良品などの二値データの取り扱いは基本的なところから解いていきますが、計量データ(数値データのことです)については「科学技術者のための統計入門」レベルの知識が必要です。ちなみに、サンプリング試験はJISを見れば簡単に設計できますが、自信を持って運用するにはOC曲線を使ってサンプリング試験の性能評価をする必要があります。OC曲線の読み方と作り方を平易に解説したテキストは見たことがありませんので、ここを平易に解説し、自分で計算できるようにすることも本セミナーの目的であります。
講演内容
  • サンプリング試験の本質
    • 試験サンプルを評価している訳ではない
    • 不良個数の分布(超幾何分布、二項分布、ポアソン分布)
    • ゼロディフェクトは保証できない(生産者危険、消費者危険を受容する)
    • ロットが合格する確率の計算方法
    • ロットが合格する確率のミエル化(OC曲線の読み方)
  • AQL指標型抜取検査(JIS Z9015-1)
    • 設計とOC曲線の作り方
    • 出荷検査に用いてはならない理由
    • 切替ルールの素晴らしい性能(シミュレーション結果の解説)
  • LQ指標型抜取検査(JIS Z9015-2)
    • 設計とOC曲線の作り方
    • 受入検査に用いてはならない理由
  • AQLと LQの良いとこ取り:計数規準型抜取検査(JIS Z-9002)
    • 設計とOC曲線の作り方
  • ロット平均値を保証する:計量規準型抜取検査(JIS Z9003 その1)
    • 設計とOC曲線の作り方
  • 平均値からロット不良率を保証する:計量規準型抜取検査(JIS Z9003 その2)
    • 設計とOC曲線の作り方

【Eコース:上級】QbDの理解に必要な統計手法をまとめたコース

Quality by Designは、モノづくりの世界では別の名前で半世紀も前から存在していました。実験計画法と呼ばれる分野、後の品質工学です。ですので、QbDを理解するには実験計画法と多変量解析がどうしても必要になってしまいます。このコースは統計の基礎(入門レベルと初級レベル)を理解していることを前提として、実験計画法と多変量解析を一から学んでいきます。また、どこかの段階で必ず誤差の階層構造を解き明かす必要性も出てきますので、誤差の階層構造をミエル化する「枝分かれ分散分析」も解説します。さらに、因果関係を厳密に議論する場面にも遭遇するでしょう。ですので、回帰分析を行った際の当てはまりの良さの評価方法にも言及します。大袈裟なようですが、全ての事象をデータサイエンス的に取り扱う総合力の向上を目指しています。
したがって、コース名はQbDと銘打っていますが、GMP/GQP分野の仕事や分析法バリデーションを深掘りしたい方のニーズにもお応えできる内容になっています。今まで点在化していた知識を自分の中で体系化するにも大いに役立つでしょう。
実務への高度な応用として、さくら(開花)錠モックの拾い読みをして総仕上げとします。
講演内容
  • 一元配置デザインとは(因子と水準)
    • 統計ソフト(Excel)の出力を読みこなす
    • 統計ソフトは何を計算しているのか(ブラックボックスからの脱出)
    • 水準平均、水準間の差の計算方法
  • 二元配置デザインとは
    • バランスさせたことのメリット
    • 交互作用とは
    • 交絡とは
    • 最適条件とその信頼区間の求め方
  • 制御因子が多数の場合(直交配列表の活用)
    • 直交配列表のメリットと限界
    • 解析方法
  • 乱塊法と分割法の必要性
  • 繰り返しのある回帰分析
    • 当てはまりの良し悪しを判別するLack of Fitとは
    • Lack of FitはExcelでも求めることができる!
    • 統計ソフトの出力を読みこなす
  • 重回帰分析
    • 解析前の下準備と前解析
    • 統計ソフト(Excel)の出力を読みこなす
    • 変数選択の意義
    • 当てはまりの良さを評価する
  • 誤差の階層構造を解きほぐす「枝分かれ分散分析」
    • 管理図を使って誤差の動きをミエル化する
    • 統計ソフトは何を計算しているのか(ブラックボックスからの脱出)
    • 統計ソフトの出力を読みこなす
  • 特論
    • さくら(開花)錠モックから拾い読み解説

セミナー講師

スタット・イメージング・ラボ 代表 福田 晃久 氏

[主な研究・業務]
・物理化学 ・統計的品質管理 ・医薬品の品質管理、品質保証(特にGMP分野)

セミナー受講料

オンライン受講価格:110,000円

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特別割引価格:
1名:104,500円
2名:132,000円(1名分無料:1名あたり66,000円)
3名以上のお申込みの場合、1名につき66,000円で追加受講できます。

※オンライン受講価格は、Live/アーカイブ/オンデマンドの受講を1名様でお申込みいただいた場合の価格です。複数お申込みでは適用されません。

※複数割引はお申込者全員のメルマガ登録が必須です。同一法人内(グループ会社でも可)によるお申込みのみ適用いたします。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

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受講について

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  • 申込み後すぐに視聴可能です。S&T会員マイページ(無料)にログインいただき、ご視聴ください。
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配布資料

  • 製本テキスト
    ※セミナー資料はお申込み時のご住所へ発送させていただきます。
    ※申込み日から営業日3日までに発送いたします。

特典

  • 【受講者限定】各コースで実習用Excelデータを配布します
    ※本Excelデータはあくまでも演習用です。
    ※受講後も本Excelデータを用いて統計処理の演習計算が行えます。

申込締日:2023/03/30

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時

オンデマンド

受講料

110,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

SQC一般   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   実験計画法一般

申込締日:2023/03/30

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時

オンデマンド

受講料

110,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

SQC一般   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   実験計画法一般

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