CO2を利用した大型藻類の陸上養殖技術 ~「ブルーカーボン」や「SDGs」への藻類バイオマス利用に向けて~

・ブルーカーボン:藻類の二酸化炭素回収。その真価は?
・「二酸化炭素溶解海水を用いた高速培養技術」? 「微細藻類の培養促進実験」?

セミナー趣旨

  2050年に向けて「脱炭素化」への動きが活発化しています。最近では藻類を活用した「ブルーカーボン」への取り組みも注目されてきています。
  本セミナーでは二酸化炭素の効率的な回収方法、およびその活用として藻類培養(陸上海藻水産業)への適用事例を通して、エネルギー(エントロピー)的に最も有効な藻類利用の方法、そのポテンシャルについて解説します。また環境問題としてマイクロプラスチック回収、SDGsへの海藻養殖活用についても紹介します。

受講対象・レベル

・藻類、微細藻類等海洋バイオマスの利用(食糧・エネルギー・環境浄化等)に興味・関心のある方
・「陸上養殖」に従事している方、これから取り組みたい方
・CO2削減に寄与する技術・取り組みの調査・研究に従事している方
・「ブルーカーボン」、CCUS等に興味・関心のある方

習得できる知識

・大型藻類培養・海藻培養技術
・大型藻類の陸上養殖技術:取り組み事例
・CO2による海藻成長促進効果
・CO2の海藻への吸収(固定化)技術:メカニズム・方法・検討事例
・海藻養殖・CO2削減のための、AI/IoT活用技術 等

セミナープログラム

1. 水産工学等から見た炭素回生サイクル(カーボンリサイクル)システム
 1.1 炭素回生サイクルとは
 1.2 エントロピー視点から効率のよい炭素回生を考える
 1.3 沖縄における炭素回生サイクル
 1.4 藻類バイオマス燃料
 1.5 炭素回生サイクルの実証と結果
2. 二酸化炭素を活用した陸上海藻水産業:藻類・海ぶどうの陸上養殖
 2.1 海洋バイオマスによるCO2吸収・利活用システムの概況
 2.2 海藻培養のメリット:CO2削減の取組も含めて
 2.3 二酸化炭素溶解装置の特徴
 2.4 排ガスからの二酸化炭素回収、溶解実験
 2.5 消化ガスからの二酸化炭素回収と実証化への取組
 2.6 海藻工場:藻類を大量生産する海藻養殖施設、設備例
 2.7 二酸化炭素溶解海水を用いた高速培養技術(ミリン、海ブドウ)、実証と結果
 2.8 工学的な海藻培養技術の開発
 2.9 CO2・流れによる海藻の成長促進効果、培養実験の様子と結果
 2.10 海藻自動養殖のためのIoT・AIシステム開発
 2.11 コンテナ型海藻養殖システムの開発
3. 微細藻類と海ゴミ(マイクロプラスチック)問題
 3.1 マイクロプラスチック問題
 3.2 微細藻類を利用したマイクロプラスチック回収
 3.3 微細藻類の培養促進実験
 3.4 大型藻類(海藻)によるマイクロプラスチック回収
 3.5 マイクロプラスチック回収後の藻類バイオ燃料化
 3.6 今後の安全・安心な養殖産業に向けて
4. ブルーカーボン・SDGsへの取り組み:藻類培養・陸上海藻養殖による
 4.1 ブルーカーボンとは
 4.2 CCUSとしての二酸化炭素有効利用
 4.3 脱炭素化に向けた藻類培養
 4.4 再生可能エネルギーと藻類培養
 4.5 SDGsと藻類培養
 4.6 エネルギー、食糧、環境課題解決への可能性
<質疑応答>


■受講者の声
「ありがとうございました。勉強になりました」(CO2有効利用研究)
「ブルーカーボン創出について具体的に取り組んでいる方の話を聴きたくて参加しました。大変有益でした」(研究)
「本日は貴重なご講演ありがとうございました。エントロピーの話も興味深かったです」(設計)

セミナー講師

 瀬名波 出 先生   琉球大学 工学部工学科エネルギー環境工学コース 教授 博士(工学) 

■講師紹介
・琉球大学工学部エネルギー機械工学科卒業、琉球大学大学院工学研究科修士課程機械工学専攻修了、
   名古屋大学工学部 博士(工学)
・1993年琉球大学工学部助手に採用、2017年琉球大学工学部工学科エネルギー環境工学コースを設立後、
   同コースに移動、2018年から同コース教授
・専門分野:熱流体工学、熱物質移動工学、水産工学、LCA、エネルギー工学
・影響を受けた映画、テレビ番組:未来少年コナン、風の谷のナウシカ

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)。

    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
  • 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
    無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。

下記ご確認の上、お申込み下さい

  • PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbps以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
  • 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。

Zoomを使用したオンラインセミナーとなります

  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
    お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
    確認はこちら
    ※Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
    ※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
     必ずテストサイトからチェック下さい。
     対応ブラウザーについて(公式) ;
     「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。

申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です

  • 開催5営業日以内に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
  • 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
    セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
    尚、閲覧用のURLはメールにてご連絡致します。
    ※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
    (見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
    こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

バイオ技術   食品技術一般   環境負荷抑制技術

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

バイオ技術   食品技術一般   環境負荷抑制技術

関連記事

もっと見る