~洗浄メカニズムの理解、理論&実践と洗浄不良対策~

■湿式・乾式の洗浄工程の組み立て方法
■高品質洗浄への取り組みと洗浄工程の管理
■洗浄不良への対応方法

「難しい」とよく言われる洗浄技術を総合的に解説
洗浄を「見える化」し、洗浄界面で何が起こっているのかを把握する
その場しのぎではない、洗浄プロセスの確立と不良・トラブル対策を目指して
不良が出た際にまずやるべきこと、陥りがちな行動とは
各種データーの取得方法、洗浄シミュレーション、、、、、
汚れ、基材、洗浄液と洗浄装置の関係を良好にして、洗浄不良の対策・未然防止、高品質洗浄プロセスを構築しよう

セミナー趣旨

 本セミナーでは洗浄の基礎、各種洗浄方法の概要、洗浄不良への対応、理論を用いた高品質洗浄への応用、工程管理について幅広く説明いたします。洗浄全体を理解いただくとともに、品質向上・コスト低減活動の一助になればと思っております。
 まず洗浄の基礎では、それぞれの洗浄方法の持つ特徴をベースに、装置や設備を考慮しながらトータルで洗浄の基本構成を決める方法を紹介していきます。次に各種洗浄の概要では、湿式洗浄、乾式洗浄等について洗浄メカニズムに触れながら説明いたします。洗浄不良への対応では、個別の対策例や陥りがちな良くない行動例を含めながら、対応方法の基本を説明します。洗浄不良は前工程の影響である場合や後工程でわかる場合もあるので注意が必要です。高品質洗浄への応用では、湿式洗浄メカニズムの実洗浄への応用を目的とし、洗浄理論で使用する各種データーの取得方法やエクセルを使っての洗浄シミュレーション等を紹介します。現在の貴社工程の良否判断にも使えると考えます。しかし基本が確立されている洗浄工程でも量産では変動要素があるため日々の管理が必要になります。最後に工程管理項目や記録のポイント等の注意点を紹介します。

受講対象・レベル

・湿式・乾式の洗浄工程の組み立て方法、注意点がわかる
・洗浄不良への対応方法がわかる

習得できる知識

基材、コーティング液の素材、コーティング方法、コーティング層の欠陥とその防止法、機能化の例

セミナープログラム

1.洗浄の基礎
 1.1 洗浄は必要か
  1.2 汚れの種類と洗浄工程
  1.3 洗浄方法選定のポイント
  1.4 湿式洗浄液の例

2.湿式洗浄の除去メカニズム
 2.1 5つの基本工程と3つの除去メカニズム
  2.1.1 濡れ
  2.1.2 除去
   ・剥離、エッチング
   ・溶解
   ・分解
  2.1.3 分散、再付着防止
  2.1.4 排出(リンス)
  2.1.5 乾燥
 2.2 水系洗浄
  2.2.1 洗浄剤について
   ・界面活性剤と酸、アルカリの働き
   ・DLVO理論応用による汚れ剥離と再付着防止
   ・電位 - pH図 応用によるエッチング
  2.2.2 排出(リンス)
   ・PIV応用による排出効率向上
  2.2.3 乾燥、除電
 2.3 準水系洗浄、非水系洗浄、エマルジョン洗浄
  2.3.1 洗浄剤について
   ・ハンセン溶解度パラメーター応用による溶剤選定
  2.3.2 排出(リンス)
  2.3.3 乾燥、除電
 2.4 洗浄液選定方法の例
 2.5 機能水洗浄
  2.5.1 ガス溶解水洗浄
    ・RCA洗浄の代替
  2.5.2 電解水洗浄

3.湿式洗浄装置、治具
 3.1 超音波(メガソニック)
  3.1.1超音波洗浄メカニズム
  3.1.2 異物大きさと周波数の目安
   3.1.3 超音波洗浄の改善
  3.2 その他の機械力印加洗浄
   3.2.1 スクラブ洗浄
   3.2.2 ジェットスプレー洗浄
   3.2.3 二流体シャワー洗浄
 3.3 治具    
  3.3.1 治具の種類
   3.3.2 使用時の注意点   

4.乾式洗浄の除去メカニズム
 4.1 プラズマ洗浄
 4.2 UV洗浄、オゾン洗浄
 4.3 レーザー洗浄
 4.4 アイス洗浄、ドライアイス洗浄、エアロゾル洗浄
 4.5 コロナ、光による除電

5.(乾式+湿式)洗浄の除去メカニズム
 5.1 アッシング → 熱硫酸洗浄
 5.2 UV → オゾン水洗浄
 5.3 オゾンガス → 水洗浄

6.洗浄不良と対策
 6.1 洗浄液選定起因の不良
 6.2 洗浄液管理起因の不良
 6.3 同一洗浄液での異材質混合流動起因の不良
 6.4 純水起因の不良
 6.5 乾式洗浄での再デポ起因の不良
 6.6 その他の不良対策方法
 6.7 不良原因確認と対応方法
  6.7.1 陥りがちな悪い対応例 
   6.7.2 良い対応例  

7.高品質洗浄への取り組み
 7.1 5つの基本工程の評価と改善(濡れ、除去、分散、排出、乾燥)
 7.2 超音波洗浄の改善
 7.3 特殊形状の製品の洗浄
 7.4 洗浄コスト削減のために

8.洗浄工程の管理
 8.1 管理のポイント
 8.2 洗浄液や純水の管理
 8.3 装置の管理
 8.4 日々の記録・解析

  □質疑応答□

セミナー講師

エステックC(同) 代表 鈴木 克己 氏
【略歴】
横浜国立大学工学部を卒業後、二輪車メーカー材料研究部門を経て諏訪精工舎(現セイコーエプソン)に入社。その後35年間、多くの製品、デバイスの生産技術開発、量産化に携わった。その際、「洗浄」に関わる課題に個々対応する中で実践的な「洗浄技術」を構築するとともに、社内技術部門や企業大学での洗浄技術の教育活動、OJTを通じてそれらを根付かせた。2019年に同社を退職後、生産技術コンサルティングのエステックC合同会社を設立、洗浄技術を含む企業の技術支援活動を行っている。
【専門】
洗浄技術 薄膜技術

セミナー受講料

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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

生産工学   化学反応・プロセス   機械技術一般

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