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バイオマスプラスチックとプラスチックリサイクルとの比較・関係性や世界的動向を俯瞰!
新工業プロセスの進展が進む、化学品・燃料も含めたバイオマス化学・バイオマスプラスチックの製法・開発状況を解説!
ケミカルリサイクル検討の上で必須となる、欧州で先行するメカニカルリサイクルの現状・課題を示します!
1日目:2023年1月24日(火)12:30-16:30
プラスチックのケミカルリサイクルにおける国内外の現状と今後
2日目:2023年1月31日(火)12:30-16:30
バイオマス化学・プラスチック資源循環に関わる国内外の取り組み動向【本ページ】
※1月24日(火)「プラスチックのケミカルリサイクルにおける国内外の現状と今後」と
セットでご受講いただけます
セミナー趣旨
本セミナーでは、カーボンニュートラルに向けた新工業プロセスの進展が進む、化学品・燃料も含めたバイオマス化学・バイオマスプラスチックの製法および、現在先行しているポリオレフィンのメカニカル(マテリアル)リサイクルを取り上げ、バイオマスプラスチックとプラスチックリサイクルとの比較・関係性や世界的動向までを俯瞰する。
①カーボンニュートラルの要請から、バイオ資源を原料とする第二世代のバイオPE・バイオPP・バイオPVC・バイオPCが最近登場し、世界の化学工業に大きなインパクトを与えている。リサイクルと競合するものか、協調するものか? 先行する欧米企業の状況と日本の取り組みを紹介する。そして、深い関係のある石油精製工業で進むバイオ燃料への構造転換を説明する。
また、世界と日本のバイオ化学品と生分解性プラスチックについて、概要(製造ルート)と最近の開発状況について紹介する。
②欧州が先行するポリオレフィンのメカニカル(マテリアル)リサイクルの概要(強みと弱み)を知り、遅れている日本の課題を考える。現状のところ世界のリサイクルは、メカニカルリサイクがほとんどである。ケミカルリサイクルを検討する上で、競合するメカニカルリサイクルの知識は必須である。
受講対象・レベル
プラスチックリサイクルとバイオマスプラスチックの事業企画や研究開発に関心のある、化学会社(樹脂製造、化学品製造、樹脂加工)、商社、大学や国の研究所に所属される、技術者、研究者、事業企画担当の方などに最適のセミナーです。
習得できる知識
バイオマスプラスチックとバイオ燃料の基礎知識と最近動向(ニュースの意味、意義、位置づけを理解できる)。特に、日本の化学産業に大きな影響を与えるバイオナフサを使用する第二世代のバイオマスプラスチック(バイオPE・PP・PVC・PCなど)の最新動向を知る。欧州が進んでいるメカニカルリサイクルの詳細を知り、日本の課題を把握する。
セミナープログラム
1.資源循環経済(サーキュラーエコノミー)とカーボンニュートラル時代に生き残るための製造業の
大きな変革(サステイナブルな新工業プロセスの創出)
1) 循環経済への移行加速と地球温暖化(排出CO2削減):その目標(規制)と対策
2) 自動車産業(EV)、鉄鋼産業(水素還元法)、石油産業(バイオ燃料)、
化学工業(リサイクルとバイオマス化学によるサステイナブルケミストリーの構築)の変革
2.バイオマスプラスチックとプラスチックリサイクルの位置付けと関係性
1) バイオマスプラスチックとプラスチックリサイクル(メカニカルリサイクルとケミカルリサイクル)の
概要と比較(強み、弱み)
2) バイオマスプラスチックとリサイクルの関係
・競合ではなく協調
3) バイオマスプラスチックとケミカルリサイクルにおける「マスバランス方式」
・現代の魔法の杖とその評価
3.バイオマス化学とバイオマスプラスチック・バイオ燃料の動向
1) 天然資源化学(石油化学、天然ガス化学、石炭化学、バイオマス化学)におけるバイオマス化学の位置づけ
2) バイオマス化学の概要
3) バイオマスプラスチックとその製法
①バイオプラスチックとバイオマスプラスチックの定義
②バイオプラスチック(バイオマスプラと生分解プラ)の生産能力&需要、価格
③「バイオマス第一世代ドロップイン(プロダクト)」
・BraskemのバイオエタノールからのバイオPE、バイオMEGからのPET30
・関連技術として、非化石燃料由来エタノールからのバイオPE
*廃プラのガス化による合成ガス→メタノール合成→エタノール合成(Enerkem)
*合成ガスやCO2からの発酵によるエタノール合成(LanzaTech)→PE、バイオ燃料
④「バイオマス第二世代ドロップイン(プロダクト)」の誕生と大きなインパクト
・バイオマス由来のナフサ・ディーゼルを原料として、既存のナフサクラッカーと重合設備を利用
世界の開発状況と日本メーカーの取り組み
・バイオPE・バイオPP・バイオPVC・バイオPCなどの開発状況
・バイオマス由来のナフサ・ディーゼルの原料ソース、バイオ燃料との関係
⑤バイオマスプラスチックの高付加価値品
・特殊ナイロン、特殊PC、PEFなど
⑥生分解性プラスチックの開発動向と最近の状況
・PHA、PLA、PBS、PBATなど
・海洋プラスチック対策の生分解性プラスチック(スイッチ機能)の開発
4) バイオ化学品(バイオマス由来の化学品)の開発の歴史と現状
・C2~C12のバイオ化学品40種の開発状況
・例 コハク酸、ブタンジオール、イソプレン、アジピン酸、ヘキサメチレンジアミン、新規溶媒など
5) バイオ燃料(バイオエタノールとバイオディーゼル)の最近の動向
①概要
②世界の地域別生産量と各国の状況
③バイオエタノール
④セルロース系バイオエタノールの開発状況
⑤バイオディーゼル:FAME(Fatty Acid Methyl Ester:脂肪酸メチルエステル):製法、供給能力
⑥バイオディーゼル:HVO(Hydrotreated Vegetable Oil:水素化処理植物油):製法、供給能力
⑦バイオナフサ
4.ポリオレフィン(PE・PP)のメカニカルリサイクル(MR)の現状・課題
1) 欧州が強いポリオレフィンのMR(生産量と市場)
2) 高品質のHDPE再生材(ボトル)の事業化とそれを支える優れたリサイクル技術
・100%再生材HDPEボトル、HDPEミルク用ボトルなど
・最新の選別技術、押出技術、脱臭技術(ReFresher)
3) 欧米化学(ポリオレフィン)メーカーのMR事業への新規参入
4) 欧米リサイクラーの状況・動向(欧州の大手リサイクラーの存在)
5) 欧米のMR技術:廃プラの収集、選別、再生処理
・メカニカルリサイクルのフロー
:①MSW(混合廃棄物)の選別工程、②分別収集廃プラスの選別工程、
③再処理工程:選別機器(バリスティックセパレーター、NIR(光学識別機)など)、押し出し機+脱臭機の概要
6) (欧州)マテリアルリサイクルの技術開発
7) (欧州)マテリアルリサイクルの品質課題(力学強度不足、色、臭い、外観(異物))と対策
8) 日本のマテリアルリサイクルの状況と課題
おわりに 世界の趨勢と大きなビジネスチャンス
<質疑応答>
セミナー講師
府川 伊三郎 先生 (株)旭リサーチセンター シニアリサーチャ― 博士(工学)
セミナー受講料
『バイオマス化学・プラスチック資源循環(1月31日)』のみのお申込みの場合
1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
『プラスチックのケミカルリサイクル(1月24日)』と合わせてお申込みの場合
(同じ会社の違う方でも可。※二日目の参加者を備考欄に記載下さい。)
1名61,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき50,600円⇒割引は全ての受講者が両日参加の場合に限ります
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
*セット受講をご希望の方は、備考欄に【『プラスチックのケミカルリサイクル(1月24日) 』と
セットで申込み】とご記入ください。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。 - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
- PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
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