以下の類似セミナーへのお申込みをご検討ください。
-
日揮(株):プラスチックのケミカルリサイクル技術と再資源化の取り組み
東京都33,3002024-06-11 -
廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向
全国49,5002024-05-20 -
-
バイオマスプラスチック/生分解性プラスチックの開発動向と海洋分解を含めた将来展望
全国55,0002024-06-04
セミナー趣旨
欧州が先駆的に進めるサーキュラーエコノミー(循環経済)の波が日本に到来し、廃プラプラスチックのリサイクルを本格的に取り組む時代に入った。特に、混合廃プラ(PE・PP・PS)やPETのケミカルリサイクルが世界的に注目され、技術開発と工業化の世界的大競争になっている。また従来のメカニカルリサイクルについては欧州が技術・事業で先行している。一方、バイオマスナフサを使用したバイオPE・PPなどの製造技術が欧米で勃興している。セミナーではそれらの基本と最新動向を知り、将来の方向を予測して、ビジネスチャンスと技術課題を探る。
受講対象・レベル
プラスチックの循環経済(サーキュラーエコノミー)やサステイナビリティのテーマに興味をもつ企業(化学会社、プラスチック加工・容器包装会社、エンジニアリング会社、商社)の技術者、研究者、経営計画責任者など。
また、リサイクル技術の研究に興味をもつ公的研究所や大学の研究者・技術者。
習得できる知識
ケミカルリサイクル(CR)とメカニカルリサイクル(MR)に関する技術・ビジネスの基本、最近の世界的動向を知ること。
また併せて。技術課題やビジネスチャンスの可能性を知り、今後各技術がどう進歩して、すみわけながら成長していくかを考えるためのベース知識を得る。
セミナープログラム
1.ケミカルリサイクル(CR)の技術と事業(海外と日本):世界的な巨大な投資計画
1.1 基本CRが注目される背景(循環経済への移行など)、原理、CRと従来のMR(メカニカルリサイクル)の比較、工業化の状況と将来予測、マスバランス方式の威力
1.2 各種ケミカルリサイクルの比較、長所と短所、本命技術と課題
1.3 各論:熱分解法(PE・PP・PS混合廃プラ)、熱的解重合法(PS、PMMA)、化学的解重合法(PET、PA、PC、PU)、ガス化法(混合廃プラ)、コークス炉化学原料化法、高炉還元剤法
2.メカニカルリサイクル(MR)の技術と事業(海外と日本)
2.1 欧米が進んでいるPE・PPのMRの動向
背景、MRの生産実績、主要プレヤー、先端技術
2.2 日本が進んでいるPET(ボトル)のMR
3.バイオマス由来のナフサ原料使用するドロップインプロダクト(バイオPE・PP・PVC・PCなど)の製造技術の勃興:
ナフサ供給メーカーと製法、供給能力、参入プラスチックメーカー、マスバランス方式
※ 適宜休憩が入ります。
セミナー講師
府川 伊三郎 氏 ㈱旭リサーチセンター シニアリサーチャー
【講師経歴】
1. 東京大学理学部化学科修士卒
2.東京工業大学 博士(工学)
3. 旭化成㈱ 取締役・中央技術研究所長、MMA 事業部長、富士支社長など
4. 福井工業大学 経営情報学科 教授
5. 旭リサーチセンター シニアリサーチャー(現在)
6.日本化学会フェロー、高分子学会フェロー
【研究歴】
① 高分子:合成ゴム、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリエーテルケトンなど。「CO2を原料とする非ホスゲン法ポリカーボネートの開発」で「GSC賞・通産大臣賞、日本化学会賞、大河内記念賞、米国化学会・ヒーロー オブ ケミストリー賞 受賞
② 石油化学:触媒、機能性高分子:機能膜・バッテリー・セパレーター、感光性高分子など。
【著 書】
① 「工業有機化学」翻訳(共著)、東京化学同人
② 旭リサーチセンター・ARCリポート プラスチックのリサイクル関係 5報
セミナー受講料
44,000円(税込)
* 資料付
*メルマガ登録者39,600円(税込)
*アカデミック価格26,400円(税込)
★メルマガ会員特典
2名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、
1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ アカデミック価格
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、
大学院の教員、学生に限ります。申込みフォームに所属大学・大学院を記入のうえ、
備考欄に「アカデミック価格希望」と記入してください。
受講について
- 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。
→ https://zoom.us/test - 当日はリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
- タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
- お手元のPC等にカメラ、マイク等がなくてもご視聴いただけます。この場合、音声での質問はできませんが、チャット機能、Q&A機能はご利用いただけます。
- ただし、セミナー中の質問形式や講師との個別のやり取りは講師の判断によります。ご了承ください。
- 「Zoom」についてはこちらをご参照ください。
■ お申し込み後の流れ
- 開催前日までに、ウェビナー事前登録用のメールをお送りいたします。お手数ですがお名前とメールアドレスのご登録をお願いいたします。
- 事前登録完了後、ウェビナー参加用URLをお送りいたします。
- セミナー開催日時に、参加用URLよりログインいただき、ご視聴ください。
- 講師に了解を得た場合には資料をPDFで配布いたしますが、参加者のみのご利用に限定いたします。他の方への転送、WEBへの掲載などは固く禁じます。
- 資料を冊子で配布する場合は、事前にご登録のご住所に発送いたします。開催日時に間に合わない場合には、後日お送りするなどの方法で対応いたします。
関連セミナー
もっと見る-
日揮(株):プラスチックのケミカルリサイクル技術と再資源化の取り組み
東京都33,3002024-06-11
関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
シリカとタイヤ、添加剤ホワイトカーボンとは、わかりやすく解説
【目次】 1. タイヤとシリカ タイヤは、自動車はもとより自転車、バイク、飛行機、鉄道にも使われていて、みなさんの生活には無くては... -
シリカ、シリコン、シリコーンの違いをわかりやすく解説
シリカ、シリコン、シリコーンこの単語、みなさんの生活の中で聞いたことがあるかと思います。みなさんは、この3つの違いがわかりますか?実は... -
シリカと医薬品、医薬品添加剤に使用される合成シリカとは
【目次】 1. 合成シリカ 合成シリカの多くは、衣食住をはじめさまざまな産業で使用されていて直接お目にかかることはあまりありません... -
シリカと地熱発電、シリカスケールの発生を予防できる技術とは
【記事要約】 シリカと地熱発電、地熱発電は自然の環境に依存する要因が大きく、常に熱水の温度、圧力、シリカ濃度が変化している。これがシ...