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全国38,5002024-05-14 -
内部監査の成果を上げる監査報告書の基礎要件
セミナー趣旨
内部監査では、法定監査のように決った監査基準もなく自由に監査対応ができるとは言え、経営に資する監査という本来の使命を果たすには、企業経営に適合した監査の手法や報告制度を自ら考案して実践に映すことが重要です。そうした内部監査の価値の多くは、その成果物たる監査報告書の出来映えで決まりますが、監査報告書の書き方に不備のある事例も良く見かけます。
一般に内部監査機能の中心は保証業務(アシュアランス)に置かれて、監査の結果は監査報告書によって正式に報告されます。こうした監査結果の最終的伝達はIIA(内部監査人協会)においてもアシュアランスの種類に応じた監査意見による報告が求められていますが、日本企業の監査報告書には、まともな監査結果の記載がなかったり、監査意見が記載されていても意見表明の書き方が実態にそぐわず理論的でない事例が少なくないようです。
法定監査のように詳細な基準への準拠が求められない内部監査においても、監査の進化・発展の前提として押えておくべき内部監査の基礎要件はあります。今回は、監査の最終成果物である監査報告から考えられる監査の基礎要件について、IIAの指針も考慮しながら各社の最終成果物のスタンダードの作成の参考になるように事例紹介を踏まえて理論と実務の両面からわかりやすく解説いたします。
受講対象・レベル
内部監査および内部統制部門、監査役、経営管理や経営企画部門の方、その他組織の監査機能の高度化に取り組まれている方々
セミナープログラム
1.内部監査報告書の構成要素と記載項目の実務論点
・監査の最終報告に関するIIAの指針と適用上の留意点
・監査報告書の様式と記載内容の検討事項
・指摘事項・改善提案を書くための一般的心得
2.監査報告書に散見される内部監査の基礎要件の不備
・監査の成果物としての監査報告書に見られる問題
・内部監査におけるアシュアランスとコンサルティングの使い分け
・子会社監査に見られる事例
3.監査意見の標準文書の設定
・IIAの規定による監査意見の種類と標準的文書の事例
・監査の目的と実際の作業に合わせた監査意見の書き方
・問題事例から理解する積極的アシュアランスの難しさ
4.指摘・改善提案を導くロジックの組み立てと記載内容
・コントロールの不全を押さえる改善提案の3つのパターン
・指摘事項に説得力を与える構成要素、リスクの記載要領など-
・子会社の経営監査などに見られる指摘や提案の事例
5.監査の内容に整合した改善提案型の内部監査のデザイン
・内部監査における標準的なアシュアランスの監査手順と内部監査固有の課題
・付加価値の高い監査報告にベクトルを合わせた監査作業の見直し
・監査報告会の位置づけと実施上の留意事項
6.内部監査報告のまとめ
・経営層にインパクトのある監査報告書の書き方の工夫
・業務監査の指摘事項と改善提案のポイント
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。
セミナー講師
藤井範彰公認会計士事務所 公認会計士・公認内部監査人 米国公認会計士(現在inactive) 藤井 範彰 氏
セミナー受講料
会員 35,200円(本体 32,000円)
一般 38,500円(本体 35,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、
お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。
お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
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