物性,耐久性,ポットライフ,保管保存などの取り扱いのコツやレオロジーや触感・付け心地のコントロールのポイントを解説!

セミナープログラム

【9:50〜10:50】

第1部 アクリル系の増粘剤,粘度調整剤,ゲル化剤の特性とその使い方

●講師 東亞合成(株) R&D総合センター モビリティ研 主査 博士(工学) 長谷川 剛史 氏 

【講座の趣旨】
 増粘剤やゲル剤は主にゲル化や粘度を調整するために使用される。増粘ゲル化効果 を有効的に発揮する方法も, 分子量,濃度,温度,更にはその取り扱う条件で多様に異なる。 本講では,多くの増粘ゲル化剤の効果を統一的に理解するための機構を, 現象論的にさらには分子的観点から解説する。またそれらを統一的に理解する評価 法について解説する。

【セミナープログラム】
1.アクリル系増粘剤とは
  1.1 増粘剤の種類と分類
  1.2 アクリル系ポリマーの種類
  1.3 アクリル系増粘剤の種類

2.増粘メカニズムと化学構造
  2.1 増粘メカニズム
  2.2 濃度と粘度
  2.3 化学構造と粘度

3.アクリル系増粘剤の特性と使用方法
  3.1 アクリル系増粘剤の特性
  3.2 アクリル系増粘剤の弱点
  3.3 アクリル系増粘剤の用途
  3.4 アクリル系増粘剤の設計,選定法

【質疑応答】


【11:00〜12:00】

第2部 シリコーン系増粘剤・ゲル化剤

●講師 ダウ・東レ(株) 研究開発部門 応用技術2部 主任研究員 神崎 康枝 氏 

【講座の趣旨】
 シリコーン系増粘・ゲル化技術について, そのメカニズム毎に適用可能な材料を例示し,その機構・特徴・特性・化粧品用途への応用について説明する。

【セミナープログラム】
1.シリコーンの基礎

2.シリコーン系増粘・ゲル化技術

3.各増粘・ゲル化機構に応じたシリコーン系材料
   3.1 高重合ポリエーテル変性シリコーン
   3.2 シリコーン・ポリアミド
   3.3 アルキル変性シリコーン
   3.4 シリコーンエラストマー・ブレンド
   3.5 シリル化シリカ
   3.6 シリコーンエラストマーとシリル化シリカの併用

【質疑応答】


【12:50〜13:50】

第3部 オイルゲル化剤,増粘剤とその使い方

●講師 (株)ダイセル 大竹工場 研究開発センター ヘルスケアSBU 事業推進室 研究開発グループ 中村 亮太 氏 

【講座の趣旨】
  オイルゲル化剤,増粘剤の種類,用途および最新のオイル増粘技術について紹介し,特に様々なオイルに用いることができ,透明性を維持したままとろみを付与できるオイル増粘剤の分子設計について報告する。

【セミナープログラム】

1.オイルゲル化剤の種類と用途
  1.1 オイルゲル化剤の種類
  1.2 オイルゲル化剤の用途

2.オイルゲル化剤,増粘剤の設計指針
  2.1 分子設計指針
  2.2 従来の研究
  2.3 技術動向

3.新規オイル増粘剤の提案
  3.1 開発方針
  3.2 従来品の性能
  3.3 ベンゼンテトラカルボキサミド型増粘剤の開発
  3.4 シリコーンオイル増粘剤の開発

【質疑応答】


【14:00〜15:00】

第4部 モンモリロナイト系 ゲル化剤,増粘剤の特性とその使い方

●講師 元・クニミネ工業(株) 工学博士 鈴木 啓三 氏 

【講座の趣旨】

 モンモリロナイト(ベントナイトの主成分)の特性を ,化学組成, 結晶構造 ,などによって 説明し, その特性によっ て ,モンモリロナイトの ゲル化剤, 増粘剤 としての特性を説明する 。

【セミナープログラム】

1.モンモリロナイトとは
  ベントナイト(火山性粘土岩)の主成分粘土鉱物。板状のコロイド粒子

2.モンモリロナイトの特性
  膨潤性,増粘性,粘結性,陽イオン交換性,吸着性など

3.コロイド粒子
  懸濁液の粘度
  粒子の容積分率に比例する
  Einstein の粘度式に従う

4.モンモリロナイト懸濁液の粘度が高い理由
  粒子の総剥離により,粒子数が増大する 。
  板状粒子は,水分子のブラウン運動によって回転し,見掛け容積が200倍にもなる。
  S imha の式。

5.流動特性が異なる原因
  モンモリロナイトの流動性は,母岩母岩である
  ベントナイトの産地産地により,大きく異なる。
  モンモリロナイト粒子の化学組成,アスペクト比,
  会合様式アスペクト比,会合様式などが,異なるためである。

6.モンモリロナイト懸濁液のゲル化剤
  水中でプラスに帯電する粒子(プラスに帯電する粒子(MMgOgO など),
  硫酸硫酸アルミニウム
  高分子量(数百万)ポリアクリル酸ナトリウム,など。
  

7.モンモリロナイト懸濁液の分散・解膠剤
  ピロリン酸ナトリウム,
  低分子量(2 000〜3000 程度)ポリアクリル酸ナトリウムなど。

【質疑応答】


【15:10〜16:10】

第5部 セルロースナノファイバーの増粘剤としての特徴とその応用・実用化例

●講師 第一工業製薬(株) 研究本部研究カンパニー部レオクリスタ開発グループ長 博士(農学) 後居 洋介 氏

【講座の趣旨】

 第一工業製薬では,セルロースナノファイバーを水系機能性添加剤「レオクリスタ」として提供している。本講座では,増粘・ゲル化など,レオロジーコントロール剤としての機能を中心に,セルロースナノファイバーのユニークな特徴や実用化事例などについて紹介する。

【セミナープログラム】

1.セルロースナノファイバー(CNF)とは
  1.1 CNFの特徴と期待される用途
  1.2 CNFの種類と製造方法
  1.3 TEMPO酸化CNFの構造と特徴

2.第一工業製薬のCNF「レオクリスタ」の機能と特徴
  2.1 ネットワーク構造によるユニークなレオロジーコントロール
  2.2 ヒドロゲルの形成,水溶性高分子との複合化によるダブルネットワークゲルの形成
  2.3 油,微粒子への吸着による乳化・分散
  2.4 皮膜の形成

3.CNFの応用例と実用化事例
  3.1 化粧品用途
  3.2 塗料・インク用途
  3.3 セラミック用途
  3.4 電池用途
  3.5 その他

【質疑応答】


【16:20〜17:20】

第6部 天然物由来の増粘剤,ゲル化剤の特性とその利用

●講師 三晶(株) 中央研究所 古津 嘉伸 氏 

【講座の趣旨】

 天然物由来の水溶性高分子である増粘多糖類の増粘,ゲル化の基本特性をご紹介します。 増粘剤としては,キサンタンガムをはじめ,グアーガムやその誘導体,セルロース誘導体等の特徴,ゲル化剤としては,ジェランガム,カラギーナン等の特徴をご紹介します。

【セミナープログラム】

1.増粘多糖類の特徴
  ・分類と特性
  ・利用のポイント(分散,溶解性)

2.増粘剤としての特徴
  ・増粘多糖類の一般的粘度特性
  ・キサンタンガムの特徴
  ・グアーガムの特徴
    (未変性グアーガム,変性グアーガム(HP化,カチオン化)
  ・セルロース誘導体の特徴

3.ゲル化剤としての特徴
  ・増粘多糖類の一般的ゲル化特性
  ・ジェランガムの特徴
  ・カラギーナンの特徴
  ・増粘多糖類の併用ゲルの特徴

【質疑応答】

セミナー講師

【第1部】東亞合成(株) R&D総合センター モビリティ研 主査 博士(工学) 長谷川 剛史 氏
【第2部】ダウ・東レ(株) 研究開発部門 応用技術2部 主任研究員 神崎 康枝 氏
【第3部】(株)ダイセル 大竹工場 研究開発センター ヘルスケアSBU 事業推進室 研究開発グループ 中村 亮太 氏
【第4部】元・クニミネ工業(株) 工学博士 鈴木 啓三 氏
【第5部】第一工業製薬(株) 研究本部研究カンパニー部レオクリスタ開発グループ長 博士(農学) 後居 洋介 氏
【第6部】三晶(株) 中央研究所 古津 嘉伸 氏

セミナー受講料

1名につき66 ,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき60,500円〕

受講について

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    お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
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  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


9:50

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   化学反応・プロセス

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

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9:50

受講料

66,000円(税込)/人

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主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   化学反応・プロセス

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