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木質バイオマスの基礎知識から利活用の課題、最新動向と展望
全国55,0002024-05-27 -
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非可食植物バイオマス【リグニン】を網羅的に理解する!
利活用の妨げ、着色問題を解決する「白色化」についても!
セミナー趣旨
本講演では非可食植物バイオマスである植物由来の芳香族系高分子「リグニン」について概説します。第一にリグニンとはなにか?から現在までに解明されたリグニンの特性について述べます。第二にリグニンの用途開発に関する国内外の研究トピックスおよび課題について紹介します。第三に講演者が近年提案した植物同時酵素糖化粉砕や白色化を通じたリグニンの高付加価値用途展開について解説します。
受講対象・レベル
・リグニンなどバイオマス系材料の調査/研究をしている方
・化学系/素材系企業内の新規材料研究/開発者
・脱炭素やSDGsに適った 新規材料を創製したいと考えている方
・新規研究テーマとしてリグニンに注目している方 など
習得できる知識
・リグニンの構造特性や物理特性に関する研究事例
・リグニンについての昨今の応用研究事例 ~抽出法・成形法を例に
・リグニンの産業利用に際しての課題
・リグニンの材料用途可能性
・リグニン研究の今後の展望/将来性
セミナープログラム
0 バイオマス資源利用に対する社会的要請 ~緒言として
0.1 化石資源代替に向けた低炭素社会実現に資するバイオマスの重要性
0.2 脱炭素に資するカーボンニュートラルな資源「植物バイオマス」への期待と取り組み
0.3 バイオマス資源利用に向けた施策や動向
1 植物のバイオマスとしての利用に向けて
1.1 バイオマス資源として見た植物
1.1.1 植物バイオマスの分類
1.1.2 非可食バイオマスの用途可能性
1.2 高分子系非可食バイオマス
1.2.1 多糖類 ~セルロース/ヘミセルロース
1.2.2 リグニン ~ポリフェノール系高分子
2 植物由来芳香族系高分子「リグニン」
2.1 リグニン研究の歴史
2.1.1 リグニン構造解明についての研究事例
2.1.2 リグニン物性評価についての研究事例
2.2 リグニンの特性
2.2.1 リグニンの構造に関するこれまでの知見
2.2.2 リグニンの物性に関するこれまでの知見
2.3 リグニンの特性評価に際した課題および未解明事項
3 リグニン用途開発に向けた研究例と課題
3.1 リグニン抽出・用途開発に際した社会的背景 ~製紙業界など
3.2 リグニン抽出法に応じた用途開発事例
3.2.1 クラフト法によるリグニンの抽出および用途開発
3.2.2 サルファイト法によるリグニンの抽出および用途開発
3.2.3 アルカリ法によるリグニンの抽出および用途開発
3.2.4 酸触媒加溶媒分解+高分子修飾によるリグニンの抽出/用途開発
3.2.5 グリセロール法によるリグニンの抽出/用途開発
3.2.6 SPORL法によるリグニンの抽出/用途開発
3.2.7 電池用セパレータとしてのリグニン用途開発
3.3 プラットフォームケミカルとしてのリグニン用途開発事例
3.3.1 酸化反応によるリグニン分解
3.3.2 微生物代謝によるリグニン分解
3.3.3 リグニン分解物の用途開発事例
3.4 抽出法から見たリグニン用途開発に向けた課題
4 持続可能な抽出法「同時酵素糖化粉砕」および「白色化」を通じたリグニンの用途開発
4.1 革新的植物バイオマス抽出法「同時酵素糖化粉砕」
4.1.1 多糖類・リグニン抽出法としての粉砕法の歴史と課題
4.1.2 湿式粉砕と酵素糖化を組み合わせたリグニン抽出「同時酵素糖化粉砕」
4.1.3 「同時酵素糖化粉砕」により抽出された植物多糖由来糖液の用途可能性
4.1.3.1 「同時酵素糖化粉砕」による糖液発酵を通じたアルコール -木のお酒- の製造事例
4.1.3.2 「同時酵素糖化粉砕」による糖液発酵を通じたメタンガスの製造事例
4.1.4 「同時酵素糖化粉砕」により抽出されたリグニンの構造/物理特性
4.2 「同時酵素糖化粉砕」で得られるリグニンナノ粒子の用途開発例
4.2.1 「リグニンらしさ」に基づいた用途開発について
4.2.2 リグニンナノ粒子の抗酸化剤としての機能
4.2.3 リグニンナノ粒子の耐熱フィラー(高分子保護剤)としての機能
4.2.4 リグニンナノ粒子による固体高分子電解質の機能向上
4.2.5 リグニンナノ粒子-有機高分子による形状記憶素材
4.2.6 リグニンナノ粒子-粘土鉱物によるガスバリア性が制御された紫外線カット膜
4.3 「同時酵素糖化粉砕」により期待される植物の産業用途展開可能性
4.4 世界初、リグニンの「白色化」を通じた用途可能性の拡大
5 結言 ~植物バイオマス利用についての今後の展望を中心に
<質疑応答>
*ご質問を歓迎しております。「Q&A」に是非投稿をお願いします。セミナー中、随時受け付けております。
どんなことでも結構ですので遠慮なくお寄せくださいませ。
*またお話できる方は、口頭質問も可能です。適宜その方のマイクを解放します。
*セミナー後の講師へのメール質問も可能です。
(量や内容次第では回答しかねることもございます。ご了承くださいませ)
セミナー講師
敷中 一洋 先生 産業技術総合研究所 化学プロセス研究部門 化学反応場設計グループ 主任研究員 博士(理学)
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
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(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
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下記ご確認の上、お申込み下さい
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※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
必ずテストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式) ;
「コンピューターのオーディオに参加」に対応してないものは音声が聞こえません。
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
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- 視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
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