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★ 電池の劣化や解析を高い精度で測定するためのポイントとは?
★ 測定結果を電池の安全性確保のために反映させるにはどうすればよいか?
講師
エンネット(株) 代表取締役社長 工学博士 小山 昇 氏
【講師ご略歴】
東京工業大工学部助手、米国カリフォルニア工科大学博士研究員(3年間)、東京農工大工学部
助教授と同大教授(31年間)
平成24年3月末に同大学大学院工学研究院を定年退職、
平成24年4月1日からエンネット株式会社代表取締役社長で、現在に至る。
受講料
1名につき50,000円(消費税抜き・昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき45,000円(税抜)〕
プログラム
【講演概要】
リチウム二次電池は、モバイル機器用途から、定置型蓄電、車載などの大型用途まで、その市場はさらに広がりを見せています。そのために、リチウム二次電池の状態把握、安全性の確保がとても重要な開発課題になっています。また、更なる電池高性能化を目標とした部材開発も盛んです。
そこでこの度、リチウム二次電池のユーザーおよびメーカーとして新規参入企業の研究者、技術者、管理者にも分かりやすいように、リチウムイオン二次電池の基礎、動作状態把握、特性評価法、電池の劣化度診断法では、パルス法やインピーダンス法を用いた手法について基礎からじっくりと解説します。最新の測定法や材料開発も紹介し、周辺の研究課題を明らかにします。また、現状市販されている電池の特徴を紹介します。
講義終了後には、受講者の講演内容に関するご質問に可能な範囲で回答いたします。
【得られる知識】
リチウムイオン二次電池の仕組み、充放電特性の見方、電池構成材料とその反応特性、各種電気化学測定法、特にインピーダンス測定法とそのスペクトルの意味、電池状態把握、電池の健全度診断法、安全性確保の工夫、最近の開発トピックスなど。
【プログラム】
1.リチウムイオン二次電池特性の基礎 (10:30〜12:10)
1-1 電池特性の基礎概念
1-2 正・負電極用活物質のレドックス応答とその解析・評価
1-3 充放電特性から得られる情報
1-4 電池構成部材とその開発状況
2.交流インピーダンス測定法と直流測定法 (13:00〜14:40)
2-1 パルス測定法の原理と特長
2-2 充放電特性とその関連微分特性
2-3 インピーダンス測定の原理と特長
2-4 擬似等価回路での評価
3.いくつかの市販電池でのインピーダンス応答 (14:50〜16:30)
3-1 電極評価
3-2 部材評価
3-3 劣化挙動との関連性
3-4 劣化度評価と寿命推定
【質疑応答・名刺交換】
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