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本講座は、フィラーの基礎知識を解説後、混錬・分散技術と最適なカップリング処理についても長年、フィラーを扱ってきた専門家から分かり易くお話いただきます!
フィラーと樹脂との最適な配合設計を達成するためのカップリング剤の利用法(種類、添加量、添加順序、組合せ、処理順序)も解説予定。
【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます
セミナー趣旨
フィラーを樹脂に混合する際の基本的な知識と現場的なカップリング処理における技術習得が可能となります。フィラーの特徴と特性評価を説明すると共に、フィラーと樹脂との適切な混合状態を達成するためのカップリング剤の利用法(種類、添加量、添加方法、最適なフィラーと樹脂の組合せ)を明らかにし、材料設計のための基本技術の指針を示します。さらにフィラーの分散状態を評価する手法を提示して、複合材料特性との関連性を明らかにし、最適なカップリング処理条件の検討を行います。
セミナープログラム
- フィラーの基礎
- フィラーの種類と機能発現
- フィラーの性能評価(粒度分布、表面張力、湿潤熱、ゼータ電位)
- 板状フィラーの有効性
- フィラー表面の水(フィラー凝集など)
- カップリング剤の種類と効能
- カップリング剤の種類(シラン剤、チタネート剤、アルミネート剤など)
- カップリング剤使用時における最適な手順
- フィラーとカップリング剤の反応性(シラン剤、チタネート剤、脂肪酸)
- フィラー表面の酸性度
- カップリング処理に及ぼす乾燥方法の影響
- 表面処理法の違いによるフィラー表面の疎水化
- カップリング剤の樹脂への塗布
- 金属不純物の影響(熱酸化劣化、変色)
- 新規なカップリング剤(長鎖、ゴム、脱VOCタイプなど)
- フィラーと樹脂の混合方法
- 樹脂粘度の影響
- 混練順序の影響(樹脂、フィラー種類、添加剤)
- マスタバッチ法の効能
- カップリング剤の添加順序
- フィラーの分散状態評価
- 顕微鏡的手法
- X線的手法
- 音響学的手法
- レオロジ的手法
- 統計手法を用いた最適な樹脂/フィラー配合系の予測
(耐衝撃性の優れたPP系材料の設計指針) - まとめ
【質疑応答】
セミナー講師
倉敷ファッションセンター(株) 倉敷市繊維技術センター 技術部長 工学博士 光石 一太 氏
セミナー受講料
【1名の場合】33,000円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
受講料
33,000円(税込)/人
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