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★ 材料や製品の粘度や粘弾性が最も簡単にわかるセミナーです。
★ 数式はほとんどありません。図・表・測定データを用いて、やさしく解説します。
講師
京都工芸繊維大学 名誉教授 高橋 雅興 先生
■経歴
京都大学工学部 高分子化学科卒業
京都大学大学院工学研究科 博士課程修了
京都大学工学部 助手、助教授
京都工芸繊維大学 教授、(現在)名誉教授
■専門および得意な分野・研究
高分子レオロジー
分散系のレオロジー
高分子系複合材料の構造・レオロジー・機能発現
■本テーマ関連学協会での活動
【歴任】
日本材料学会理事、日本レオロジー学会理事、高分子学会代議員・関西支部理事、
米国レオロジー学会誌編集委員、日本レオロジー学会誌編集委員長、
日本学術会議レオロジー専門委員会委員長、日本化学繊維研究所評議員
【受賞】
日本レオロジー学会 学会賞、有功賞、論文賞
日本材料学会 論文賞
受講料
1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
■講座のポイント
【概要】
材料や製品の粘度や粘弾性が最も簡単にわかるセミナーです。数式はほとんどありません。図・表・測定データを用いて、やさしく解説します。
【特長】
次の分野の材料・製品について、レオロジー測定の例を示して、品質管理や製品開発に役立つ考え方をわかりやすく説明します。
食品、化粧品、医薬、塗料、スラリー、粘着剤、高分子
【対象】
レオロジー(変形・流れ)が関係する業務に携わる次のような分野の方々。
化学、化粧品、食品、製薬、プラスチック・ゴム、繊維、電気・電子などの関連ご担当者。
■受講後、習得できること
・粘度・粘弾性などレオロジーの基礎
・レオロジー測定データの見方・考え方・活かし方
・レオロジーの応用(製品開発)のための力
■講演中のキーワード
流動曲線、塑性、動的粘弾性、サスペンション、エマルション、硬化・架橋
セミナー内容
■講演プログラム
1.レオロジーとは
1.1 レオロジーという言葉
1.2 分散系・高分子・バイオ・食品のレオロジー
2.レオロジーで何を測るのか
2.1伸長・せん断変形
2.2 応力、ひずみ、ひずみ速度
3.応力-ひずみ曲線
3.1 弾性率(ヤング率・剛性率)
3.2 降伏点・破断点
4.流動曲線
4.1 ニュートン・擬塑性・ダイラタント流動
4.2 塑性、ビンガム・非ビンガム流動
4.3 キャッソンプロット
5.粘度曲線
5.1 粘度曲線で読み取ること
5.2 粒子の分散・凝集と粘度曲線
6.粘弾性
6.1 動的粘弾性:2つの弾性率(G',G")の解釈
6.2 周波数依存性と温度依存性
7.実用レオロジーデータの活かし方
7.1 食品
7.1.1 ケチャップとマヨネーズの構造・レオロジーの違い
7.1.2 液状食品の流動曲線とねばさの感覚帯
7.2 化粧品
7.2.1 各種クリームの流動曲線とぬり心地
7.2.2 製品開発例1:オールインワン化粧品
7.2.3 製品開発例2:液状口紅
7.3 医薬
7.3.1 関節液の粘弾性:ヒアルロン酸添加効果
7.3.2 カテーテル用材料の粘弾性:温度依存性
7.4 塗料
7.4.1 塗料・塗装における粘度制御
7.4.2 塗料の流動曲線とたれ・レベリング
7.4.3 塗料の硬化過程の粘弾性変化
7.5 スラリー
7.5.1 スラリーの流動曲線・粘弾性と安定性
7.5.2 スラリー中の凝集構造と粘度の時間変化
7.6 粘着剤
7.6.1 粘着剤の粘弾性:温度依存性と周波数依存性
7.6.2 ダールキスト基準とPSAバンド
7.7 高分子
7.7.1 粘度に関するコックス・メルツ則
7.7.2 時間-温度換算則:弾性率と粘度の場合
7.7.3 固体の動的粘弾性:衝撃強度との関連
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