＜生産・物流・生活支援のための＞ ロボット視覚技術の基礎と応用技術、最新研究動向

講師

中京大学 工学部長、機械システム工学科 教授　橋本 学 氏

【経歴／受賞／活動】
1987年 大阪大学 大学院工学研究科（溶接工学専攻）前期課程修了
同年 三菱電機(株)入社。生産技術研究所、産業システム研究所、先端技術総合研究所にてロボットビジョン、3次元視覚、動画像処理、パターン認識、画像検索、バイオメトリクス認証、ヒューマン認識技術などの研究開発に従事。
2008年 中京大学 情報理工学部 機械情報工学科 教授
2013年より同大学 工学部 機械システム工学科 教授
2017年より同大学 工学部長、博士（工学）

1998年度 日本ロボット学会実用化技術賞
1999年 科学技術庁 第58回注目発明表彰
2012年度 画像センシングシンポジウム 優秀学術賞、
2015年度 画像センシングシンポジウム オーディエンス賞
2015年度 MIRUインタラクティブ発表賞　精密工学会 画像応用技術専門委員会 小田原賞
2017年度 IWAIT Best Paper Award等受賞

受講料

48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)

【キャンペーン！2名同時申込みで1名分無料（１名あたり定価半額 の24,300円）】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記１名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
　(申込みフォームの通信欄に「請求書１名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。

趣旨

　ロボット視覚技術は、人工知能技術の中核として、工場での生産、配送センター等での物流、さらには家庭における生活支援など、生活全般において重要性が高まっています。
　本講座では、これらの分野に利用できるロボット視覚技術として、特に3次元物体認識を中心に、基礎技術、応用技術、最新の研究事例までを平易に解説します。人間を認識するヒューマンセンシング技術についても、3次元認識の観点から解説します。3次元センサの原理や主要な実用例、データ構造、3次元特徴量に関する基本的な諸技術はもとより、米Amazonが主催している国際的なロボット競技大会であるAmazon Robotics Challengeにも深く関連する最先端の実応用技術として、物体の識別や、ロボットパラメータの算出など、3次元認識の開発を始めたばかりの初学者から、ベテラン技術者の方まで、さまざまな方に楽しんでいただける内容です。

プログラム

＜得られる知識、技術＞
3次元物体認識技術、局所特徴量、3次元センサ

＜プログラム＞
１．ロボット視覚技術の基礎
　1.1 ３次元計測手法の概要
　1.2 センサ主要技術と実センサ事例
　1.3 物体認識アルゴリズムの概要
　1.4 アピアランスベースとモデルベース
　1.5 物体認識の周辺技術

２．３次元局所特徴量を用いた物体認識技術
　2.1 キーポイントベース物体認識の概要
　2.2 ３次元特徴量の主要技術
　2.3 局所参照座標系の主要技術
　2.4 ３次元特徴量に関する最新技術

３．アマゾン国際ロボット大会に関連する最先端技術
　3.1 概要
　3.2 課題分析
　3.3 アプローチ：物体識別とロボット連携技術
　3.4 過去３回の世界大会の課題と展望

４．ロボット視覚技術の将来展望
　4.1 生活支援ロボットのための視覚技術
　4.2 ヒューマンセンシング技術
　4.3 その他の開発事例（多数準備しています。ご希望に応じて解説いたします。） 

 □質疑応答・名刺交換□