初心者向けセミナーです 【中止】抗菌剤・抗ウイルス素材(技術)における特許実務2022

特許出願における抗菌/抗ウイルス/抗真菌の違いを
比較整理!

明細書の書き方から出願審査の留意点に至るまで、国内外の基準・ガイドラインを参照の上、分かりやすくご説明いたします!

当日のご質問も大歓迎。各社個別の課題・疑問点を遠慮なくお申し付けください。

セミナー趣旨

  近年、COVID-19の蔓延対策の中で、「抗ウイルス」、「抗菌」、「殺菌」という言葉をしばしば目にするようになりました。混同されがちですが、「菌」と「ウイルス」とは異なるものであり、「菌」というと、「細菌」と「真菌」とを含みます。そして、これらは、構造、生活環等が異なるため、効果のある薬剤は当然ながら異なります。
  「抗菌」、「抗ウイルス」、「抗真菌」がどのように違うのかを知った上で、「抗菌剤」、「抗ウイルス素材」(技術)をお話ししたいと思います。

必要な予備知識

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・特許法
・特定技術分野の審査基準(医薬・バイオ)
・米国特許ガイドライン等

習得できる知識

・抗菌剤と、抗真菌剤、抗ウイルス剤の相違が理解できる
・抗菌剤の捉え方、抗ウイルス素材(技術)、及び定義づけの重要性が理解できる
・抗菌剤、抗ウイルス素材(技術)の明細書を書く場合に、出願の審査において留意すべき点の考え方がわかる
・抗菌剤、抗ウイルス素材(技術)の明細書を書く場合に、権利化後を考えた留意点の考え方がわかる

セミナープログラム

 最近、「抗菌」という言葉をよく見かけるようになりましたが、「細菌」と「ウイルス」との区別がついていないのではないか、と思うこともしばしばです。
 「抗菌」に関する明細書を書に当たっては、「細菌」の種類と構造、「ウイルス」又は「真菌」との相違を知っていることが前提となります。こうした相違をざっと説明し、明細書を書くにあたって必要な事項を説明します。
 特許の出願書類は、日本の審査だけを考えればよいという訳ではないため、外国出願の際の注意点もお話したいと思います。

1. はじめに

2. 「抗菌剤」のクレームの射程範囲
 当日、参加していただいた皆さまに、幾つかの質問を致します。
(第1問) 「抗菌剤」は「抗ウイルス剤」又は「抗真菌剤」をカバーするでしょうか?
(第2問) 「菌」の中には、「芽胞」を作る芽胞形成菌が含まれますが、「抗菌剤」は「芽胞」にも効果がある
                  でしょうか?
(第3問) 「菌」には、「グラム陽性菌」と「グラム陰性菌」とがありますが、「抗菌剤」はこれらの両方に
                  効果がある薬剤と考えてよいでしょうか?
(第4問) 「菌」は、「病気の原因」になるものと「有用細菌」と言われるものとがありますが、「抗菌剤」は
                  どちらに効果があるでしょうか?
(第5問) 「菌」には死滅すると毒素を放出するものがありますが、その場合どのように規定すればよい
                  でしょうか?

3. 「抗菌剤」が「抗ウイルス剤」又は「抗真菌剤」をカバーしない理由(1)
 3.1 「菌」の定義と種類
  3.1.1 「細菌」とは
  3.1.2 「細菌」の分類
   (1)染色による分類と構造:「グラム陽性菌」と「グラム陰性菌」
   (2)産生物による分類:有用細菌と病原菌
 3.2 「細菌」の生活サイクル
   (1)芽胞形成菌:「菌」と「芽胞」との相違
   (2)毒素産生菌

4. 「抗菌剤」が「抗ウイルス剤」をカバーしない理由(2)
 4.1 ウイルスの定義と特徴
 4.2 ウイルスの種類:
  4.2.1 DNAウイルスとRNAウイルス
  4.2.2 溶原ウイルスと溶菌ウイルス
 4.3 ウイルスの生活サイクル

5. 「抗菌剤」が「抗真菌剤」をカバーしない理由(3)
 5.1 真菌の定義と特徴
 5.2 真菌の種類:
     産生物による分類:有用菌と病原菌
 5.3 真菌の生活サイクル

6. 「抗菌」、「抗ウイルス素材」とはいうけれど
 6.1 静菌、抗菌、殺菌の相違はどこに?
 6.2 感染の成立と「抗菌剤」、「抗ウイルス剤」の作用点
 6.3 抗ウイルス素材の組成

7. 「抗菌剤」、「抗菌素材」の明細書を書くにあたっての留意点
 7.1 対象となる細菌と「抗菌スペクトラム」
 7.2 試験方法の記載とデータの取得
   (1)有効成分となる化合物の取得(精製)方法
   (2)使用した標準的な菌とIC50
 7.3 「抗菌剤」の記載
   (1)有効成分となる化合物の構造
   (2)組成物としての製剤の記載
 7.4 「抗ウイルス素材」の記載
   (1)「抗ウイルス性」を付与しているものは何か?
   (2)「抗ウイルス性」の特徴(対象となるウイルス、効果発生までの時間等)

8. 審査基準・ガイドライン等
 8.1 日本の審査基準
     記載要件として求められる内容に、どのように合致させるべきなのかをお話します。
 8.2 米国の審査ガイドライン
     米国では、日本とは考え方が異なりますので、その点をお話します。
     また、日本では、用法、用量クレームが記載できるようになっています。日本と欧州では、治療方法の
         クレームは特許されませんが、米国では治療方法のクレームでも特許されます。
     こうした違いを知った上で、どのようなクレームを準備するかをお話しする予定です。

9. Q&A


■講演中のキーワード
・抗菌剤
・抗ウイルス剤
・抗真菌剤
・抗菌スペクトラム
・IC50
・静菌
・抗菌
・殺菌

セミナー講師

 柴田 富士子 先生   特許業務法人 綾船国際特許事務所 パートナー

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名36,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。

配布資料・講師への質問等について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)。

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    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
    (全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
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  • ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
    各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。
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※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

36,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学技術一般   バイオ技術   知的財産マネジメント

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