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【テラヘルツ波】を体系的に解説!
Beyond 5G/6Gをはじめとした、応用の現実性は?
※ご案内当初予定しておりました、会場開催は中止となりました。オンラインのみ開催いたします(2022/1/11)
セミナー趣旨
光波と電波の境界に位置し、両者の特性を併せ持つテラヘルツ波は、これまで利用されてきた電磁波と異なるユニークな特徴を多く有しています。近年、様々なテラヘルツ装置が市販され、各種ユーザーの応用展開や企業の新事業展開への環境が整備されつつあります。本講演では、テラヘルツ計測を、基礎と応用の両側面から取り上げ、その可能性について説明します。特に今回は近年更なる注目を集めるBeyond 5G/6G(次世代情報通信)への応用についても詳しく述べます。
習得できる知識
・テラヘルツ波の基礎知識、基本的特性
・テラヘルツ波計測装置の原理、構造
・テラヘルツ波の各種応用事例(情報通信分野、バイオ分野など)
セミナープログラム
1 テラヘルツ波の基礎
1-1 テラヘルツ波とは
波長と周波数
歴史
3つの技術的課題と解決への方策
物質との相互作用
テラヘルツ・テクノロジー:10大戦略/市場規模
テラヘルツ波で何が出来るのか? ―4つの応用分野―
非科学的テラヘルツグッズ
1-2 テラヘルツ光源
テラヘルツパルス波とCWテラヘルツ波
光伝導アンテナの原理と特徴
非線形光学結晶(光整流)の原理と特徴
周波数逓器の原理と特徴
フォトミキシング(光混合)の原理と特徴
量子カスケードレーザーの原理と特徴
1-3 テラヘルツ検出技術
光伝導アンテナ検出の原理と特徴
自由空間電気光学サンプリング(電気光学結晶)の原理と特徴
ゴーレイセルの原理と特徴
焦電型検出器の原理と特徴
テラヘルツ・カメラの原理と特徴と計測例
1-4 テラヘルツ光学素子
ミラー
レンズ
アッテネーター
フィルター
ビームスプリッター
ファイバー
偏光子
時間遅延ステージ
1-5 テラヘルツ分光装置
ポンプ・プローブ法の原理と特徴
テラヘルツ時間領域分光法の原理と特徴
テラヘルツ周波数領域分光法の原理と特徴
市販装置の特徴・比較
1-6 テラヘルツイメージング装置 ―各装置の特徴・メリット・デメリット―
点走査型イメージング
リアルタイム2次元イメージング
透過イメージング
断層イメージング
分光イメージング
3次元イメージング
2 テラヘルツ波の応用・可能性
2-1 Beyond 5G/6Gを含む情報通信分野での応用研究事例と今後の可能性
移動通信における技術とサービスの進化:1Gから5G、6Gまでの流れ
第5世代移動通信システム(5G)の主要性能・特徴
Beyond 5G/6Gに求められる機能等
2030年代に期待される社会像:Society 5.0へ
大容量無線通信:クラウドサーバー等、近接無線で瞬時に転送
中距離無線通信:ビル間無線通信、遠隔医療、災害復旧、放送利用等
近距離/近接無線通信:音楽、映画、アプリ等
中距離無線通信における実際の装置概要
Beyond 5G/6Gに向けたオール光型テラヘルツ通信技術の開発と応用:
エレクトロニクスの限界を超えたパラダイムシフト
2-2 バイオメディカル分野での応用事例と今後の可能性
水と分子の水素結合相互作用(水とタンパク質の相互作用)
植物(葉脈の微量水分測定)
ガン診断(ブドウ糖代謝の違いを利用する方法、ガン組織の分光イメージによる判別)
皮膚(角質層の水分量、皮膚ガンの透過イメージ)
歯牙(透過および断層イメージング)
髪の毛(乾燥過程の分光イメージ、含水量の推定)
医薬品(医薬錠剤の結晶フォノン振動)
ビタミン,タンパク質, DNA(ラベルフリー診断、DNAおよびRNA塩基の分析)
2-3 非破壊検査分野での応用事例と今後の可能性
半導体(半導体パッケージの非破壊検査、基板のキャリア濃度分布)
スペースシャトル(外壁パネル、燃料タンク、錠薬のコーティング)
ソフトマテリアル(ゴム、ポリマーの評価:重合化、吸湿、劣化など)
塗装膜(自動車、膜厚測定、膜厚ムラ計測、剥離、乾燥状態モニタリング)
食品(乾燥食品の検査、インスタントコーヒーの含水状態)
文化財(木工接着剤の乾燥・硬化状態)
2-4 セキュリティ分野での応用事例と今後の可能性
違法薬物(テラヘルツ指紋スペクトル、封筒中の違法薬物の非開封検査)
ボディスキャナー(空港ゲート等にてテロ対策として、凶器の確認・発見)
爆薬(テラヘルツ指紋スペクトル)
2-5 リモートセンシングでの応用事例と今後の可能性
ガス分析 (エアロゾル混在ガスのセンシング、災害現場での状況把握・レスキュー、テラヘルツ
ガス分光の特徴)
レーダー(次世代車載レーダー:THzパルスの活用、戦闘機での先行研究事例)
2-6 まとめ
テラヘルツ技術の課題:主に4点
テラヘルツ技術の今後:10年後を見据えて
<質疑応答>
■セミナー受講者の声(受講後のアンケートより)
「貴重なテラヘルツ波の情報を入手したくて参加。特に次世代通信技術への応用に興味を持ちました」(研究開発)
「テラヘルツ分光装置の仕組みなど理解が深まりました。ありがとうございます」(技術開発)
「セミナーの時間配分も丁度良かったです。テラヘルツの応用可能性の部分が大変面白かったです。
また個別の相談にも応じて頂きありがとうございます」(開発・設計/新技術の自社製品への取り込み)
セミナー講師
安井 武史 先生 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所 所長 教授 副理事 博士(工学)・博士(医学)
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
配布資料・講師への質問等について【オンライン受講ご選択の方】
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
- 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。
お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
お申込みは4営業日前までを推奨します。
それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。 - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
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