原薬・化学品開発段階での工場生産コストの予測方法とは? 

工場コストの計算方法から始まって、工場の生産コストを削減するためのプロセス開発について分かりやすく解説します!

セミナー趣旨

 私は、mgスケールの基礎研究、20Lまでのプロセス化学研究を担当した後、トンスケールの製品生産を経験しました。
 工場製造を経験して思うことは、プロセス研究を担当していたときに製造現場のコストについていかに無知であったかということです。
 もし生産現場のコストについての知識があったら、もっと効率的にプロセス開発ができたという後悔があります。
 本セミナーでは、工場コストの計算方法から始まって、工場の生産コストを削減するためのプロセス開発について分かりやすく解説していこうと思います。

習得できる知識

〇 開発段階での工場生産コストの予測方法
〇 廃棄物はどのように処理され、どの程度コストがかかっているか
〇 貴金属触媒は非常に高価だが多用される理由
〇 クロスカップリング反応の触媒の低コスト化
〇 連続プロセスのコストメリット(定量化)

セミナープログラム

 1 コスト計算
  1.1 変動費
   - 原単位、原価表の作成
   - コスト削減の原則 原単位削減、単価削減
   - 反応試剤の単価 調査と価格メカニズム
  1.2 固定費
   - 設備と人件費の概算方法
   - 固定費削減とプロセス開発
   - スケールメリットと0.6乗則

 2 溶媒の選択と回収
  2.1 溶媒種の選択
   - 使用溶媒の種類
   - 毒性の観点 廃棄物、排水処理コスト
   - 安全性の観点
  2.2 溶媒回収
   - 溶媒コストは馬鹿にならない
   - 溶媒回収とプロセス
   - 溶媒回収率決定因子

 3 廃棄物処理コストの考察
  3.1 廃水層
   - 排水規制、有機物と金属類
   - 焼却処理できる排水
   - 重金属処理、ホウ素
  3.2 廃溶媒    
   - 有価物として売却
   - 外注して焼却処理

 4 貴金属触媒の考察
  4.1 水素添加反応の触媒
   - 金属種の値段と触媒主の選択
   - ハイドライド還元との比較
  4.2 カップリング反応触媒
   - 金属錯体の金属種と使用量考察
   - Pd以外の金属の使用と問題点
   - リサイクルが難しい理由

 5 Flow chemistry、連続プロセスの適用
  5.1 Flow chemistry、連続プロセス のコストメリットとデメリット
  5.2 連続とバッチのハイブリッドプロセス考察
   - 一気にすべてを連続化はできない
   - プロセスのどこを連続化すべきか

 6 その他プロセス開発の留意点

 【質疑応答】

※内容は若干変更が生じる可能性がございます


プロセス,医薬品,工場,プラント,バッチ,スケールアップ,GMP,製造,研修,講習会

セミナー講師

アンリ・コンサルティング 代表 森川 安理 氏

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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受講について

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  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
    ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。
    開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますことご了承下さい。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
  • タブレットやスマートフォンでも視聴できます。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

化学反応・プロセス   経済性工学   VE/VA

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