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バイオマスプラスチック/生分解性プラスチックの開発動向と海洋分解を含めた将来展望
全国55,0002024-06-04 -
生分解性プラスチックの基礎と、
開発のための分子設計・材料設計・生分解性評価等を解説!
セミナー趣旨
20世紀に普及したプラスチック(高分子材料)は、人々の生活を豊かにした反面、多くの環境問題を引き起こしてきた。化石資源を大量消費することで、地球温暖化や石油資源の枯渇の問題、大量消費されたプラスチックの廃棄物処理問題、環境中(特に海洋)に流出したプラスチックによる環境汚染などである。これらの問題は人類共通の課題だと認識され、2015年にCOP21で採択された「パリ協定」、2015年に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)」、2018年のG7で採択された「海洋プラスチック憲章」など、既存のプラスチックが引き起こす環境問題への対応が急務である。欧州においては、化石資源からバイオマス資源への転換や環境中で分解するプラスチックの利用が義務付けられ、我が国は海洋国であるために、SDGを推進するべく「海で分解される材料」の開発が進めようとしている。以上のことから、既存の化石資源由来で非環境分解性のプラスチックから、バイオマス由来で生分解性のプラスチックへの転換に向けた研究開発が学術界だけではなく産業界でも進められている。
本セミナーでは、生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックの現状を解説すると共に、生分解性プラスチックを開発するための分子設計・材料設計・生分解性評価などのための科学的知見を解説し、生分解性プラスチックを用いた製品開発に必要な基礎的知識を提供する。
習得できる知識
- 市販されている生分解性プラスチックの特徴と現状
- 生分解性プラスチックの分解条件
- 生分解性評価方法
- 生分解性制御方法
セミナープログラム
- プラスチックによる環境問題
- 化石資源
- 廃棄物処理
- 環境流出の問題
- 環境問題への対策
- プラスチックリサイクル
- バイオベースプラスチックと生分解性プラスチック
- 生分解性プラスチック
- 生分解条件
- 生分解のメカニズム
- 生分解性評価方法
- 規格に基づく評価方法
- 生分解性の基準
- その他の生分解性評価方法
- 市販生分解性プラスチック
- 微生物産生系(PHA類)
- 多糖系(デンプン・セルロース系)
- 化学合成系(ポリエステル系)
- 市販生分解性プラスチックの問題点
- 生分解性プラスチックの研究開発
- 新規生分解性プラスチックの合成
- 脂肪族ポリエステルの生分解性
- 還元的刺激による生分解性制御
- 溶融混錬による生分解性制御
- 微生物学的手法による生分解性制御
- 食品中の微生物による分解
- 生分解性プラスチックに関する世界的情勢・法整備
<質疑応答>
セミナー講師
群馬大学 大学院理工学府分子化学部門 兼 食健康科学教育研究センター 准教授 博士(工学) 橘 熊野 先生
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
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お申込については4営業日前までのお申込みを推奨します。
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(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
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※一部のブラウザは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります。
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